踏んだり蹴ったり判決 概要
離婚するつもりで結婚する人はいません。 しかし,結婚生活を続ける中で,多かれ少なかれ,誰もが問題に突き当たることがあると思います。 そうなった時,問題を乗り越えて結婚生活を続けるのか,離婚の道を選ぶのか,最終的に決断するのは自分自身です。もっとも,離婚は,人生の重大な決断ですから,心から信頼できる相談相手がいれば心強いですし,考えるための的確な材料を与えてくれる相談相手がいれば自分の判断に自信が持てます。 弁護士は,常に,依頼者の側に立ち,守秘義務を負っています。依頼者と信頼関係を作り,依頼者のために活動します。また,弁護士は,豊富な経験と専門知識から,離婚を考えるにあたって必要となる判断材料と見通しを伝えることができます。 まずは,あなたが何に悩んでいるのかを教えてください。 ご相談例 相手から離婚したいと言われたら,離婚しなければならないの? 離婚をしたいけれど,相手が応じてくれない場合,離婚できないの? 離婚問題に親身に対応 | 名古屋の弁護士/セントラル法律事務所. 別居したら,その間の生活費はどうなるの? 専業主婦なので,離婚をしたら生活できなくなるのではないか不安… 離婚はしたいけれど,子どもと会えなくなるのは耐えられない… 慰謝料や養育費を請求したいけれど,相場も分からないし,相手が任意に支払うとも思えない…どうしたらよいの? そもそも,慰謝料ってどんな場合にもらえるの? 養育費はいつまで支払わなければならないの?離婚時に取り決めた額は変更できない?
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38%の株式を取得した。18. 38%を持つ西岡も、17. 24%を持つ西岡の資産管理会社の日本ライフクリエイトも、このTOBに応募したため、もはや西岡の影響力はない。菱和ライフは近く上場廃止になる運命にある。 さらに、コンプライアンス意識に目覚めた菱和ライフは昨年11月、西岡が4億円を私的に流用しているとして警視庁に特別背任罪で刑事告訴もしている。 ところが東京地裁の大島隆明裁判長は今年2月13日の判決の中で、 「西岡と後藤組長とのパイプがあったような形跡はまったくなく、なんらの面識もなかった可能性のほうが強い」 と指摘し、西岡に完全無罪を言い渡したのだ。西岡はその6日前の2月7日に保有株をリヴァンプ主導の投資ファンドに売却しているため、ときすでに遅しではあったのだが。 その後、東京地検は控訴の申し立て期限となる2月27日までに控訴せず、これにより西岡の無罪は確定した。 (つづく)
踏んだり蹴ったり判決 とは
有責配偶者とは、婚姻破綻を自ら招いた者、すなわち、愛人と同棲をはじめて家を飛び出した夫(もしくは妻)のような者のことを言います。このような勝手に愛人をつくり同棲を始めた夫から、特に非のない妻に対して、離婚請求が許されるかが判例上も問題となりました。 まず、民法770条1項5号は、客観的に婚姻関係が破綻している場合には離婚を認めるべきとする破綻主義法理に基づき、「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」には、離婚の訴えが提起できるとしています。 ただ、婚姻破綻を自ら招いた者(有責配偶者)からの離婚請求を認めるべきか否かについては、明文の規定はおかれておらず、判例・学説にゆだねられています。 この点、最高裁判決(最判昭和27年2月19日)は、妻以外の女性と同棲関係にある夫からの離婚請求について、「もしかかる請求が是認されるならば、妻はまったく俗にいう踏んだり蹴ったりである。法はかくのごとき不徳義勝手気侭を許すものではない」として請求を棄却し、以来、有責配偶者からの離婚請求は許されないという判例理論が確立しました。 その後、30余年を経て、最高裁大法廷昭和62年9月2日判決は、従来の判例を変更し、一定の要件のもとで有責配偶者からの離婚請求も許される場合がある旨判示しました。 すなわち、この判決は、「? 夫婦の別居が両当事者の年齢及び同居期間との対比において相当の長期間に及び、? その間に未成熟の子が存在しない場合には、? 踏んだり蹴ったり判決 とは. 相手方配偶者が離婚により精神的・社会的・経済的に極めて苛酷な状態におかれる等離婚を認容することが著しく社会正義に反すると言えるような特段の事情が認められない限り、有責配偶者からの請求であるとの一事をもって許されないとすることはできない」としました。 この判決以降、有責配偶者からの離婚請求の可否については、別居期間、未成熟子の存在、苛酷状態等の事情を総合的に考慮して、有責配偶者の離婚請求が信義則に照らし許されるか否かを判断する方法が多くとられています。
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有責配偶者からの離婚請求が否定されてきた理由は、「自分が浮気をして夫婦関係が破綻したから離婚させてくれって、それはないんじゃない?」ということだと思います。 これに対し、上記最高裁昭和62年9月2日判決は、離婚を認めることによる不正義と破綻している夫婦の戸籍上の婚姻関係を維持すべきか否かという問題を、3要件をもってバランスをとったものでしょう。 上記東京高裁平成26年6月12日判決は比較的緩やかに離婚請求を認めたものですが、今後の裁判例の展開について注意を要するところです。 (弁護士 井上元)
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裁判で離婚を求める際の大きな理由の一つに「婚姻関係の破綻」がありますが、長年にわたって別居しているなどにより破綻が認められるとしても、その破綻の原因が過去の自分の浮気にあるような場合、離婚請求は許されないのかという問題があります。有名な最高裁判例を中心に解説します。 1. 離婚原因と離婚請求 まず離婚の基本的な仕組みですが、離婚は協議離婚や調停離婚など、双方の合意に基づいて成立するものと、片方が同意しなくても裁判で成立させることのできる裁判離婚とに大きく分けられます。裁判離婚では、民法770条1項が定める5つの離婚原因の有無を判断します。 具体的には①不貞行為、②悪意の遺棄、③3年以上の生死不明、④強度の精神病、⑤その他婚姻を継続し難い重大な事由の5つであり、このいずれかがあると認定されれば、離婚が認められます。 2. 有責配偶者とは これら離婚原因のうち、①〜④は具体的な事情ですが、⑤は抽象的で、さまざまな事情から判断して客観的に婚姻関係が破綻しているといえるかどうかにより決まります。 客観的に破綻といえればよいということになると、その原因がどちらにあるかとは無関係に判断することができそうですが、果たしてそれでよいのでしょうか。 破綻の原因を作った側の配偶者のことを有責配偶者とよびますが、有責配偶者から破綻を主張して離婚を請求することは許されないのではないかという問題があるのです。 3. 【判例】踏んだり蹴ったり判決とは?不倫した場合の離婚請求 | MITSUNOSEKAI. 対立する2つの考え方 上記⑤の離婚原因が存在していること自体が、「破綻主義」とよばれる考え方を示しています。どちらが悪いということではなく、破綻していればもはや離婚を認めてよいではないかという考え方です。 この考え方を推し進めれば、有責配偶者であっても離婚請求は許されるという立場になります(積極的破綻主義)。 一方、破綻主義の下でも正義や倫理に照らして一定の制約はあるはずだとして、有責配偶者の離婚請求は許されないと考える立場もあります(消極的破綻主義)。 4. 踏んだり蹴ったり判決 かつての判例は、はっきりと消極的破綻主義の立場を取っていました。 愛人を作って出て行った夫が、別居2年で破綻等を主張して離婚を請求した事案で、最高裁は離婚を認めず、有責配偶者からの離婚請求は許されないというルールを示しました(最高裁昭和27年2月19日判決)。 判決文の中で、愛人を作られた上に離婚まで認めては妻にとって踏んだり蹴ったりだという趣旨を述べたので、俗に「踏んだり蹴ったり判決」と呼ばれています。 しかし、この判例は以下に説明する最高裁昭和62年9月2日判決により、大きく変更されることになります。 5.
判例倉庫 最判昭27. 2. 19 踏んだり蹴ったり 判例倉庫 記事の内容 前へ | 次へ 最判昭27. 19 踏んだり蹴ったり 2006/06/13 01:41 最判昭 27. 19 踏んだり蹴ったり S27. 02.