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青崎有吾 裏染天馬シリーズ - 文字を食べる
今回は皆川博子(みながわ ひろこ)さんの本当に美しくて面白いおすすめ小説を厳選です! なんなんだこの美しさはあああ!∑(゚Д゚)
というのが皆川さんの作品を初めて読んだ時の私の印象です。
美しい。そして幻想的。ミステリーも面白ければそれ以外のジャンルも面白い。
作品によっては妖艶であったりゾクッとしたり、哀しかったりの様々ですがそれぞれの作品に共通するのは、やはり幻想的な世界観と美しさなのです。
もうほんと凄いですから。ため息でちゃいますからね。この独特な世界観をぜひ味わっていただきたい!! そんなわけで今回は、 皆川博子さんの本当におすすめの美しい小説 をご紹介です! どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
1. 『開かせていただき光栄です』
舞台は18世紀のロンドン。解剖室から発見された不可解すぎる死体から物語は始まります。
次々に起こる謎、鮮やかなトリックや個性的なキャラクター。 ミステリーとしても面白いですが、18世紀のロンドンという時代背景がとても美しく、その世界観に圧倒! 倒立する塔の殺人 解説. もう小説としてめっちゃ読ませてくれます。
伏線回収、ラストまでの流れも綺麗。タイトルと表紙絵も美しすぎます( ´ ▽ `)
18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室からあるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男。戸惑うダニエルと弟子たちに治安判事は捜査協力を要請する。
2. 『アルモニカ・ディアボリカ』
『開かせていただき光栄です』の続編。
同じく18世紀英国を舞台とし、前作の登場人物も大きく関わってくるため前作は必読です。この作品を読むためにも、前作を読む価値があります。
前作『開かせていただき光栄です』も凄まじかったですが、それを超える残虐さ、そして美しさ。
単なるミステリー小説ではなくヒューマンドラマ、時代小説としてみてもかなり面白いです。うーん、この儚くて美しい世界観、たまりません(つД`)
18世紀英国。愛弟子エドらを失った解剖医ダニエルが失意の日々を送る一方、暇になった弟子のアルたちは盲目の判事の要請で犯罪防止のための新聞を作っていた。
3. 『倒立する塔の殺人』
これぞ皆川博子さんらしい美しすぎるミステリー。
戦時中の女学校が舞台。図書館にある「倒立する塔の殺人」というタイトルの美しいノートに、女学生たちが次々と物語の続きを回し書きしていく。そして起こる少女の死。このノートに秘められた悪意とは、、?
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?なんて俺得な本なんだ……すんげぇほしい。
金田一耕助ってよくない?
物語の女王が、幻想と綺想のあわいで紡ぐ短編集
定価:
924 円(税込み)
発売日: 2021年02月25日
秘めた熱情、封印された記憶、日常に忍び寄る虚無感――。福田隆義氏のイラスト、中川多理氏の人形と小説とのコラボレーションも収録。著者の物語世界の凄みと奥深さを堪能できる選り抜きの24編を収録。
ISBN コード:
9784041110645
サイズ:
文庫判
総ページ数:
320ページ
商品寸法(横/縦/束幅):
105 × 149 × 12. 0 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●皆川 博子:1930年旧朝鮮京城生まれ。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁・旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞(長編部門)を、『恋紅』で第95回直木賞を、『開かせていただき光栄です‐DILATED TO MEET YOU‐』で第12回本格ミステリ大賞に輝き、15年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている。著作に『倒立する塔の殺人』『クロコダイル路地』『U』など多数。 ●日下 三蔵:1968年神奈川県生まれ。ミステリ研究家、フリー編集者。編著に『乱歩の幻影』(ちくま文庫)、『爬虫館事件』(角川ホラー文庫)、〈怪奇探偵小説傑作選〉(ちくま文庫)、〈昭和ミステリ秘宝〉(扶桑社文庫)など多数。