痛風にコーヒーはダメ
『痛風』『高尿酸血症』水分はどのくらい?コーヒーは? 『水分を十分に摂る』ことは尿中の尿酸値を下げ、「高尿酸血症」に伴う尿管結石を予防します。 ガイドラインでは1日に2000〜2500mlの水分摂取が勧められています。コップ一杯程度の水分をこまめに飲むと良いようです。 1日に2リットルの水を飲むのが大変に感じる方もいらっしゃるかもしれません。 お茶などでも(糖分が含まれてない物)良いようです。コーヒーを飲んでいる人ほど痛風発作になりにくいという報告もあります。 お茶やコーヒーも色々な種類が有ります。日本茶(緑茶)や中国茶、紅茶、ブレンド茶… コーヒーでは、産地や種類、焙煎によって様々です。 色々と試されて、楽しんで水分補給されてはいかがでしょうか。 また、あなたがされてる水分補給の方法があれば、クリニックにお越しの際には教えて下さればと思います。 【痛風・高尿酸血症 関連記事】 痛風・高尿酸血症をすぐ治療・検査したい 痛風何科にかかればいいの? 痛風の痛みを抑えるための薬 痛風冷やすの?温めるの? 高尿酸血症の治療方針どうする? 痛風・高尿酸血症ではじめて受診した時はどのくらいお金がかかる? 薬をもらう定期的な通院には、どのくらいかかる? 痛風対策にはお茶がオススメ!健康的なお茶の飲み方|痛風の食事ナビ. 高尿酸血症を放置すると「痛風」になります 高尿酸血症を放置すると「動脈硬化」が進みます 高尿酸血症を放置すると「尿管結石」になります 高尿酸血症の薬を飲み続けるとどうなる? 痛風・高尿酸血症、なんでも気軽に相談できる医師を探そう ● ● 痛風・高尿酸血症についてはこちら↓↓↓ ● ● 痛風・高尿酸血症ブログ クリニックブログ 相模原 病院 内科 痛風 高尿酸血症 水分 コーヒー ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 大場内科クリニック 住所:神奈川県相模原市中央区 相模原1-2-6 カスミビル相模原1F TEL:042-758-6811 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
痛風対策にはお茶がオススメ!健康的なお茶の飲み方|痛風の食事ナビ
作成:2016/01/25 激痛を伴う痛風を予防したいと考える人は少なくないでしょう。米国人男性を対象にした研究では、コーヒーの摂取量が多いほど、痛風になりにくいという結果が出ています。それでは、納豆やビール、それ以外のアルコールと痛風の関係はどうなっているのでしょうか。医師監修の記事で、わかりやすく解説します。 アスクドクターズ監修医師 この記事の目安時間は3分です 納豆に含まれるプリン体は多くない 痛風と「プリン体」が関係していることは、皆さまもご存じかと思います。プリン体を多く含む食べ物として納豆が挙げられることがあります。確かに納豆100g当たりにはプリン体が113mg含まれており、肉類に比べると多いですが(牛肉・豚肉は100g当たり70mgから90mg程度)、一般に高プリン体食品と言われるものは100g当たり200mg以上の食品を指し、納豆はこれに該当しません。したがって、納豆1パック程度(約50g)の摂取でしたら、問題ないと言えます。また、どんな食品にもプリン体は含まれており、すべてを制限することは難しいのが現実です。 コーヒーには予防効果あり コーヒーの摂取量に関しては、痛風の既往のない米国人男性45, 869人を対象に12年間追跡調査した研究の文献があります。痛風の発症リスクをコーヒーの摂取量で比べてみると、コーヒーを飲まない群に比べて1杯未満の集団で0. 97倍、1杯から3杯の集団で0. 92倍、4杯から5杯の集団で0. 60倍、6杯以上の集団で0. 41倍という結果でした。この結果から、コーヒーをよく飲む人ほど痛風の発症リスクが低いと言えます。 お酒はビール以外も注意 ビールはプリン体が多く含まれている代表的な飲料であり、痛風の方でなくても知っている方が多いと思います。ビールの製造過程で使用される麦芽中の核酸と呼ばれる物質には、プリン体が豊富に含まれており、その量は他のアルコールに比べても多く、日本酒の4. 5倍、ウイスキーの45倍と言われています。ちなみに、痛風のガイドラインでは、尿酸値に与える影響が少ないアルコール量の目安として、ウイスキーで60ml、ビールで500ml、日本酒で1合とされています。 確かにビールには特にプリン体が多く含まれ、その他の発泡酒などに含まれるプリン体は、ビールに比べると少ないのですが、アルコール全般に言える尿酸値を上げやすくする要素がいくつかあります。まず、アルコールに含まれるプリン体が尿酸に変換されるとともに、アルコールの代謝の過程で尿酸が酸性され、さらに排泄されにくくなるという作用があるからです。また、アルコールのおつまみになる食品にもプリン体が多く含まれている傾向があり、ビールに限らず、すべてのアルコール飲料で飲み過ぎには気を付けるべきでしょう。 以上、痛風と、納豆、コーヒー、ビールとの関係についてご紹介しました。もしかして痛風かもしれないと不安に感じている方や、この病気に関する疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、ご活用されてください。
はじめに 痛風治療を続けるなかで患者さんが、感じる疑問や質問に当クリニック痛風外来での診療経験を元にお答えするものです。 純粋な学術研究データではありませんが、約2000例の痛風・高尿酸血症の患者さんの診察や検査データ、3000例を超 える痛風医療相談の内容などに基づくものですので、それなりに信用性や客観性に高いものであると考えます。但し、患者さ ん個々の状況により異なる場合もありますので、実際の治療に当たっては必ず担当医と良くご相談の上、担当医の判断や指示 に従って下さい。 第1回 痛風は、食事療法など生活習慣の改善だけでは治らないの? 痛風の原因である高尿酸血症は、食事や飲酒などの生活習慣による影響が、2~3割、尿中尿酸排泄低下や尿酸産生過剰などの体質 的な影響が、残り7~8割を占めています。このため、禁酒やかなり厳密な食事療法を行っても血清尿酸値の下降は、1mg/dl前後となり ます。一度でも痛風関節炎(痛風発作)を起こしている患者さんの場合、関節内に既に尿酸塩結晶が溜まっているため、この尿酸塩 結晶を溶解消失させるためには、血清尿酸値を6. 0mg/dl以下でコントロールすることが望ましいため、食事療法のみでこの治療目標を達 成することはかなり困難だと考えます。一方、痛風発作を起こしてない高尿酸血症の場合、血清尿酸値が7台であれば、食事療法にて十分ですし、8台でも食事療法のみでも痛風発作を抑制できる可能性があると思います。但し、血清尿酸値が9を超える患者さんでは、痛風発作の有無に関わらず薬物療法を検討することをお勧めしています。 結論として、痛風発作を起こしたことがある患者さんでは、薬物治療が中心となり、痛風発作を起こしていない高尿酸血症では、 食事療法が中心と言うことになります。 薬による治療をお望みでない方は、痛風発作を起こす前に早めの受診して管理栄養士さんから食事指導をお受けになることをお勧めします。 第2回 痛風は一生涯治療を続ける必要があるの? 第1回でお話したように痛風の原因である高尿酸血症は、その7~8割が体質的な影響によっています。そして、この体質は、 そう簡単に変わるものではありませんので、原則として一生涯の治療が必要な病気であると言わざるを得ません。 しかし、痛風患者さんは、30歳~60歳頃の方が圧倒的多く、70歳を超えると少なくなります。この理由は、尿酸産生量が、 20歳~40歳頃に増加し、その後減少することが上げられます。60歳を過ぎると尿酸産生量が低下して高尿酸血症の頻度が減少 することが報告されています。また、高齢になると免疫機能の低下により痛風発作自体を起こし難くなることも知られています。 結論として、痛風は生涯治療が必要な病気ですが、高齢になると高尿酸血症が改善されたり、痛風発作を起こすことが少な くなるため治療を中止することが可能となる可能性があります。しかし、30、40歳代の患者さんにとっては、数十年という先の長 い治療が必要ということになります。 第3回 尿酸降下薬はどのくらいの期間飲む必要があるの?