私と公爵殿下と契約書, 馬鹿な奴等
公爵令嬢 小説家になろう 作者検索
恋愛 異世界[恋愛] 連載 乙女ゲームの悪役令嬢であるエリヌス・ラマウィは、聖アーテル学園に通う公爵令嬢。 ある夜、自身が悪役令嬢だと聞かされる。同時に自身がメインのエンディングである、バッドエンディングを迎えさせなければ、国が亡ぶとも聞かされる。 悪役令嬢というもの >>続きをよむ 最終更新:2021-07-31 02:00:00 70992文字 会話率:43% ファンタジー ハイファンタジー 完結済 『この世界は、ゲームだ』そう聞かされた公爵令嬢エリヌス。彼女はその中の悪役令嬢。 攻略対象であり、彼女より王位継承権が上の、6人の誰かによるエンディングを迎えれば、自身は破滅する運命にあると聞かされた。 そして何より、その後のストーリーでは >>続きをよむ 最終更新:2021-05-19 17:00:00 10553文字 会話率:55% 連載 42歳のプログラマー、大場幹は目が覚めると公爵令嬢「ラティアス・フェルレース」に憑依していた。予備知識なし、突然の異世界をどうにか乗り切れ!おじさんの優雅な日常が幕を開ける!
何か間違えた、私? 「あのぅ、確かに知ってましたが、別に問題になるような事もない・・・ですから」 ラビロフと私がどれだけ仲良くなったとしても、彼がアリエルにどれほど執着しているか知っている。 周りに親しい人が増えたとしても、彼はアリエルだけを唯一の光と思っていた。 例え、皇女がいなくなったとしても、少しだけ惜しむくらいの存在だろう。 それに、私は死ぬ予定もないし。 だから、私は笑顔を浮かべることにした。 するとラビロフは瞬きもせずに、頭をゆっくりと傾ける。 「姉さん」 冷ややかで、少し混乱しているような目つき。 そんな目をしながら、彼は尋ねた。 「いったい、何が欲しいの?」 「え?」 「皇位でもないし、その上皇居でもない。陛下に聞いた限りでは、財産でもの地位でもないそうだけど。まぁ、財産は今は不足していないと思うけど」 「いや、あの財産は・・・」 「私を助けてくれると言ったのも、考えてみれば、別に姉さんの為になるものでもない。私が姉さんを殺すのだって、あくまで推測に過ぎなかったはず」 え? ラブロフは少しだけ表情を歪める。 「あの契約書もそうだし」 契約書? 契約書は、私を自由にする代わりに、皇太子の恋愛を助けるという内容だけど・・・? 「知ってる、姉さん?その契約書、私は守る必要がない契約書だったということに。自由って言葉は解釈によって意味が変わる曖昧な言葉なのだから」 「・・・」 確かに・・・。 鳥肌が立つのを隠して、ぎこちなく笑って見せた。 気づかなかったとバレてはいけない。 姉としての威厳が! 「それに、私とアリエルの関係について知っていた姉さんが、私の母と神殿の間の逸話を知らなかったはずがない」 何それ! 知らない!知らないよ! しばらく言葉を止めたラビロフが、少し穏やかな声で話を続けた。 「最初はどんな計画を企てているのだろうと思ってた。正直に言って、本当に自由を望むのならこうする必要もないのだから。でも姉さんはずっと本気だった」 本気だっだよ? 私と周りの人々の生存の為に。 「・・・言ってごらん、姉さん。私に何を望んでいるの?」 ラビロフが気怠げに聞いてくる。 私は彼に向かって、少し膨れっ面を浮かべた。 あれもこれも全部無駄だったなんて! 1ヶ月近くオタ活をすることが出来ず、我々全員の生存権を守るために苦労したのに。 ダニエルとラビロフが接触したから、後悔しているわけではない。 仕事も上手く順調だったし。 ・・・でも!でも!
?」って反応しかできなかったんだが、友人嫁曰く、 「そのお給料なら、もっと服装にも気を使うべき!」 「お財布や時計は反対に分不相応!服とのバランスが悪すぎる!」←ホントにこう言った 「身だしなみや服と持ち物は、統一感を持たせないとダメです!」 だそうだ。 まぁ、確かに友人を見れば上から下までバランス良いっぽいな。服装とか持ち物とか。 この辺で友人も「お前、失礼だろ!」って間に入るが、友人嫁は「でも……」「我慢できなくて!」とブツブツ言ってた。 俺はと言えば、↑でも書いた自分なりの考えとか金の使い方とかを伝えるも、友人嫁はあまり納得できない様子だった。 当然だが雰囲気は悪くなり解散の流れになってた。 友人からは「済まなかった……」って頭下げられるし、俺も「気にしてないよ」と流すしかなかったな。 実際どう反応したもんかわからなかったし、友人嫁の迫力におされて、気にするような余裕もなかったし。 自分の旦那の友人相手とは言え、初対面の他人に言うような事か?
【2021年版】現代ホスト界の帝王ローランド様の名言ベスト100|名著入門.Com
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馬鹿な奴等
)名誉の死を遂げたと認められ、次の勇者と聖女が神託される。 「これか」 勇者のリングは右手中指に填められていた。 これはどういう訳か魔族に取る事は出来ない、聖女のブレスレットも同様。 「臭えな」 鼻を着く異臭、完全なミイラかと思っていたが意外と最近の物だったのか。 「よっと」 2人をグルグルに巻いていた縄を切り離す、聖女が下に落ちたせいで勇者を離さないとブレスレットが回収出来ないからだ。 「後でまた1つにしてやるからな」 勇者の遺体をひっくり返し、聖女の... 「これは?」 「むぅ... 」 聖女の遺体に勇者との違いを感じる。 それは死体の状態、明らかに勇者と比べ聖女の遺体はまだ... 「新しいな、勇者が死んでから吊るされ、聖女は生きたままか。 聖女はしばらく生きておったな」 「みたいだな」 魔族の悪趣味には今更驚か無いが、知っている人となると... 複雑だ。 「食べ物も、水も無いんだから直ぐに死なないか?」 「水だけなら聖女のルーラなら作り出せるさ」 「確かに」 魔法で水を口元で生成して飲む、それなら出来るだろう。 しかし絶望しなかったのか? 俺なら発狂するな、いくら愛した奴と一緒でも、何しろ相手は死んでいる訳だし。 遺体からブレスレットを外しフリューに手渡した。 彼女は先程のリングと一緒に鞄に詰める、これで2つとも回収だ。 「ん?」 ルーラの右手に輝く物が? 【2021年版】現代ホスト界の帝王ローランド様の名言ベスト100|名著入門.com. 「これは」 腐った右手からリングを引き抜いて確認する。 間違いない、間違えようが無い。てっきり棄てたとばかり... 「おいハンター」 「何だ」 リングの意味を考えているとフリューが何かに気づき、俺を呼んだ。 「ルーラの服の下にまだ何か有るぞ」 「何だろう?」 服を捲ると手紙が出てきた。 勇者の遺体と密着していたお陰か、損傷は少ない様だ。 「クリーン」 フリューが手紙に洗浄の魔法を掛けた。 体液で滲んだ手紙が少し綺麗になる、何より臭いが取れるのはありがたい。 「お前宛だ」 「俺?」 フリューが手紙を俺に差し出す。 そこには確かに俺の名前が懐かしいルーラの文字で書かれていた。 「読むか?」 「止めとく」 読む気持ちはにはなれない、今更何だと言うのだ? 2年間にどんな心境の変化が有ったとしても、もう遅い、手遅れだ。 「フリュー頼む」 「良いのか?」 「ああ」 「[ファイヤー]」 穴に向けてフリューが呟くと枯れ木が一斉に燃え広がる。 その火の勢いで2つの遺体が瞬く間に消え失せる。 「あばよルーラ」 最後に手紙を投げ捨てた、俺が贈った婚約指輪と共に。 巻き上がる炎と煙にルーラへの最後の想いも消え失せて欲しいと願った。