おススメ図書「『分かりやすい表現』の技術」|角川亮介公式ブログ
なんか腑に落ちてなさそうな時とか。 どちらかというとこれは自分が聞き手の時の方が多い体験かもしれません。 例えば部下からの報告を受けた時、あるいは後輩の作るスライドを見た時なんか特にそう。 5W1Hや主語が欠けていたり、冗長であったりと「ん?」と頭の中に「 ?
『「分かりやすい表現」の技術』(藤沢 晃治):ブルーバックス|講談社Book倶楽部
内容紹介 分かりにくいビジネスメール→【犯人!】重みづけの欠如 右か左か迷わせる交通標識→【犯人!】複数解釈ができてしまう 庶民には理解不能な法律条文→【犯人!】親切心の欠如 初心者にはチンプンカンプンのマニュアル→【犯人!】受け手のプロフィールの未定義 何が言いたいのか分からない上司の話→【犯人!】受け手の熱意の読み違い……etc 世の中にあふれる「分かりにくい表現」の犯人をつきとめ、「表現の達人」になれる16の極意 シリーズ累計65万部の名著がリニューアル!
概要 「 分かりやすい」とは、「分かっている」状態に移行しやすいことである。「分かっている」状態とは、情報が脳内で整理(整理棚の一区画に格納)されている状態である。 分かりやすい表現にするため、16のルールがある。 ルール1. おもてなしの心を持て あらかじめある程度整理されて送られてくる情報は分かりやすい ルール2. 「受けて」のプロフィールを設定せよ 性別、年齢、職業以外にも「そそっかしい人」等と受け手を設定すると、説明の仕方も変わってくる 特殊用語、専門用語、自分が分かっていても受け手には分からないことがある ルール3. 「受けて」の熱意を見極めよ 「送り手」と「受け手」の温度差(興味を持っているか? )によって、「分かりやすい表現」は変わる ルール4. 大前提の説明を忘れるな ある事柄をよく分かっている人は、その事柄を知り過ぎているため、逆に、その事柄をよく知らない人が、「何が分からないか」を分からない 「技術的スキル」と「表現スキル」はまったく別物 ルール5. まず全体地図を与え、その後、現在位置を確認させよ 「分かりやすい表現」の秘訣は、全体地図と現在位置の情報を受け手が常に把握できるようにすること よい全体地図とは、分かりやすい目次や見出しである セミナーにおいては、講演内容の「この部分」の説明をしている事を知らせる ルール6. 複数解釈を許すな 複数解釈できるということは、「分けにくく」したがって「分かりにくい」 ルビンの壺(壺にも見えるし、向き合った二人の顔のも見える)とならない ルール7. 情報のサイズ制限を守れ 1ヶ所の大量の道路標識があっても、瞬時に理解できない 受け手側が決める一定の情報量以上は「分かりにくく」なる ルール8. 欲張るな。場合によっては詳細を捨てよ 限られたスペースに多くの情報を押し込むと、かえって「分かりにくく」なる ルール9. 具体的な情報を示せ 「抽象的」な表現より「具体的」な表現が分かりやすい 動物が好き→犬が好き→柴犬が好き(より具体的となり分かりやすい) ルール10. 情報に優先順位をつけよ 伝えたいことの重要度により優先順位をつける ルール11. 『「分かりやすい表現」の技術』(藤沢 晃治):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部. 情報を共通項でくくれ 各項目の中から共通因子をカッコの外に出す因数分解の発想で、共通項でくくり、情報を整理して伝える ルール12. 項目の相互関係を明示せよ 対比関係、親子関係(包含関係)を因数分解と同じように明示すると分かりやすい ルール13.