卒業研究・テーマ一覧
47-48(2013) 国吉,小渡:"深度センサ情報を用いた小型飛行ロボットの制御, "第22回インテリジェント・システム・シンポジウム(FAN2012),2A-2,CD-ROM(2012)
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3つ目の理由は,将来性に関することです.学部卒で就職するのと修士卒で就職するのでは社会経験に2年の差がでます.この2年をどう捉えるか.学部卒にせよ修士卒にせよ,一般企業で働くことが目的であるならば,早く就職して社会に馴染んだほうが大学にいるよりも学ぶことが多い,そっちの方が将来的にはよいと考える人もいるでしょう.しかし,統計的には大学卒と大学院卒で生涯賃金に大きな差が出ることが明らかになっています.過去に内閣府が行った調査では,大学卒と大学院卒で生涯賃金の差が4000万円程度があることが分かっています( 参考資料 ).年収についても,就職後1〜2年間は大学卒で就職した人の方が大学院卒よりも(2年分の先行経験があるため)高いものの,その後は大学院卒の年収の方が平均的に高くなっていきます.もちろん,この調査はあくまで相関分析にすぎず,大学院進学したからといって必ず生涯賃金が高くなるとは断言できません.もともと高い生涯賃金を稼げる優秀な学生が大学院に進学するといった可能性も否定できません.ですが,「卒業研究に取り組む意味」でも述べたように,研究活動に取り組むことによって,問題解決能力や問題発見能力が鍛えられます.個人的には,大学院に進学することは生涯賃金を高めるためにも,仕事のレベルや範囲を増やすためにも有用であると考えています. 以上の理由より,大学院修士課程への進学をお勧めします.学部で就職すれば,早く社会に出られるし,お金も稼ぐことができます.わざわざ2年もプラスでしんどい研究をする必要もないかもしれません.やりがいのある仕事よりも家族や趣味を大事にしたい,それもまた人生です.修士課程進学を選ぶか就職を選ぶかは,みなさんの自由です.先入観を取り払い,十分に考えた末の結論であるならば,それを尊重します.仮に学部で卒業するという意思決定をした場合、卒業研究テーマの難易度設定や指導方法が多少変わることがあります。しかし,人そのものに対する僕の評価が変わるということはありません.卒業研究の合格基準は,あくまで設定した研究課題を通じてディプロマポリシーの項目を達成できたかどうかとします. なお,大学院博士後期課程(いわゆる博士課程)への進学はお勧めしません.博士課程への進学および研究者として生きるにはそれ相応の覚悟が必要になるからです.
卒業研究・テーマ一覧
私の卒業研究のテーマは「Pygameを用いたシューティングゲームの作成」です。Pygameとは、プログラミング言語Pythonにおいてゲーム開発に用いるツールのことです。卒業研究に取り組む際に、最近AIなどで注目されており、また、何度かゼミでの話題にも上がっていたPythonを用いて何かを作りたいと考えました。Pythonには開発を手助けする様々なツールが用意されており、調べていく中でゲーム開発に特化したPygameに興味を惹かれました。Pythonに触れられることとアプリケーション開発を実践できることから、Pygameを用いたシューティングゲームを作ろうと思いました。 -制作するにあたって大変だったことは? 大変だったことは開発の手順と知識の習得です。システム開発の手順に関しては大学での講義や基本情報技術者試験の学習で知識自体は学んでいたはずでしたが、いざ実践するとなると要件定義が不明瞭、目標の期限設定に無理がある等の問題が起こり、結果として修正するのに時間を費やしてしまう場面が多々ありました。また、Python自体には触れたことがあるもののPygameに関しては知識が無かったので思い通りにいかず、考え調べながらで開発が中々進まずに苦心しました。 -ゼミの感想を一言お願いします。 私は合田和正先生のゼミに所属し、基本情報技術者試験を中心にIT系資格取得の学習を行ってきました。4年前期には何度も就職活動の相談に乗ってもらい、その度に助言をいただきました。今回の卒業研究に関しても学生各々のペースで進めながら行き詰まった時には手助けをしてくださり、自分にとって良いペースで進めることができました。 (右端が島尻さん) 2019年度のチャレキャラで「うずうず賞」を受賞! 島尻さんは、ほかの大学の友人と3名でチームを作ってチャレキャラで見事「うずうず賞」を受賞し表彰されました。チャレキャラとは、九州の学生のための育成型アプリコンテストです。毎年多くのエンジニアを志す学生が、初めての自分の作品と言えるアプリ開発にチャレンジしています。2019年度は、島尻さんのほか3名の本学の学生が参加しました。
卒業研究・テーマ一覧 [ プロフィール] [ 研究業績] [ 講義・演習] [ 卒業研究の進め方] [ ゼミ紹介][ 卒論タイトル紹介] [ 道具箱] テーマ決め 背景と問題点 何をどう解決すれば良いのか 本研究では何をするのか どういうシステムを設計したか どういう評価をやって,何を主張できるか 研究ノート 書かないと死にます!