忍者が実際に使った忍術 | 殺陣教室・東京のスクール
それは、「忍者が使う技術を総合的にまとめたもの」です。忍術は、戦術・戦略を組み立てるための兵法、戦うための技術である剣術や柔術などの武術、諜報活動に必要な潜入技術、変装術、心理学に基づく技術などによって構成されています。忍者が超人として扱われることが多いのは、これらの当時としては最先端をいく学問・技術を総合的に学んでいたことが大きいのです。 忍者の活躍した時代というものは、忍術を構成する学問や技術を誰かに師事して学ぶことが簡単には出来ない時代でした。剣術などの武術はともかく兵法ともなれば、名の通った武家でもなければ兵法書にも触れることは出来なかったのです。そんな学びにくい技術を総合的に学んでいる忍者は格好の教師になりうる存在です。しかし、忍者たちは教えを受けたときから「忍術の内容を誰にも教えてはいけない」という命を掛けた誓いを立てているのです。それは忍者の神秘性だけでなく、傭兵としての忍者の価値を高める方法でもあります。この掟に背いた忍者や忍者から教えを受けたものは、その命で償わされたのです。 では、忍術の中でも忍者独特の技術とされているものにはどのようなものがあるのでしょうか?
隠れ身の術?隠れみ(隠れ蓑)の術?どちらが正しいですか?教えて... - Yahoo!知恵袋
概要 架空の 忍術 の一つ。何らかの方法により、自分が複数名要るかのように相手に見せる術のこと。 白土三平 の 漫画 にて、 残像 を応用した分身の術の原理が使用され、これ以降の創作物では百花繚乱の分身の術が登場することとなる。 原理 人間 の 眼 には今まで映っていたものをそのまま認識する習性がある。これを利用し、まずは相手に自分がいることを認識させる。 その場から素早く動く。 そして停止点を見つけたらその場に止る。 一瞬だけ停止して、また動き始める。 3. と4. を繰り返し、元の位置に戻る。 これを繰り返すことで分身の術を行うのが一般的である。 では、これを実現するにはどのくらいの体力が必要なのだろうか。仮に2. の移動距離を2mとしよう。 1. で指摘しているのはあらゆる生物の 眼 には 「時間分解能」 と言われる能力があるからであり、連続した 静止画 を少し変えるとそれだけで動いて見える( アニメ をイメージしてくれればよい)のはこのためだ。 時間分解能はだいたい0. 1秒とされている( アニメ も毎秒8コマ~12コマ刻みが通例)ため、この間に走り出して、止って、戻ってくるという活動を行えばよい。移動と停止は同程度の時間としておくのが妥当だろう。すると、停止時間はわずか0. 03秒、移動速度は秒速67m (時速239㎞!!! ) となる。 さあ、みんなもやってみよう! まずは チーター と追いかけっこだ! (特に戦闘場面に置いて「 この速度を生かして 直接ぶん殴れば良くね? 」は禁句。撹乱にこそ意義があるのだ。) 対処法としては「視覚ではなく 音 や 気配 で相手の位置を探る」といった対抗策が示される事が一般的だが、主にゲーム作品等では MAP兵器 や全体攻撃の類で分身ごとまとめて攻撃する というある種身も蓋もない攻略法が示されたりすることも。 派生 影分身 残像ではなく質量を伴った実物を生み出す術。 NARUTO ではこう呼ばれている。 分身の術を使用するキャラクターの例 残像分身 アリマンモス ( 仮面ライダー4号) サスケ (サスケ) バルタン星人 ( ウルトラマン) フリップ星人 ( ウルトラマンレオ) スラン星人 ( ウルトラマンマックス) ウルトラマンギンガ (ウルトラマンギンガ) 亀仙人 、 孫悟空(ドラゴンボール) ※ 残像拳 F91 ( 機動戦士ガンダムF91) ゴッドガンダム ( 機動武闘伝Gガンダム) 卍丸 ( 魁!!
忍術 は過去のもの、現代において学べる点など特にない……そう思ってはいませんか? 忍術 には戦国時代だからこそ役に立ったものが多いと思われますが、中には人間の性質や心理を利用したものもあります。 現代に生きる私たちでも、そういった 忍術 の仕組みを知ることで何か新しい発見があるかもしれません。 ここでは、 『図解 忍者 』(山北篤 著) を参考にしながら、いくつかの 忍術 のからくりを、人間の性質や心理という観点を交えて紹介していきます。 忍術①先入観を利用した「観音隠れ」 まず、「 隠れ ないで 隠れ る」という、一見とても不思議に思える 忍術 から紹介しましょう。 観音隠れは、木を利用した穏形だ。 立木や壁のすぐ側で、顔を袖で隠して立っている。同時に隠形の呪を唱えると、敵から全く見えなくなるというものだ。 『図解 忍者』p. 149 これでどうして 隠れ ることができたのでしょうか。 その理由は時代背景にありました。当時、夜の町に電灯などはなく、炎を使った灯りも現在のライトほど強力な光ではなかったはずです。 夜に侵入者を発見しようとする場合、提灯や松明の灯りをかざして見る。しかし、困ったことに、これらの灯りは炎が揺らめいている。つまり、影も同時に揺らめいているのだ。そのため、人間の身体の揺らぎがあっても、炎の揺らぎに紛れてしまう。 『図解 忍者』p. 149 実際に真っ暗闇の中で蝋燭の炎を使ってみるとわかりますが、炎は上記のように揺らめきます。 室内ならまだしも、木があるような屋外は風のせいで更に炎は揺らぎ、そこに立っている人間の姿も見えにくくなるのです。 特に、木が多く暗い場所で、木にまぎれた人間を見つけるのは難しかったでしょう。 同様に、壁の側に侵入者が立っていた場合でも発見しづらく、見逃してしまいそうです。 現代の私たちは炎の灯りで暗闇を照らすようなことは中々ないため、本当に観音 隠れ が通用したのか疑問に感じるかもしれません。 しかし、この 忍術 は人間の心理をうまく利用していたため、意外と見つかりにくかったようです。 そして、何より見張りには、侵入者は隠れようと小さくなっているものという先入観がある。つまり、木の向こう側にある木と同じように立っているゆらゆら動く黒いものは、見張りにとって木の影なのだ。 『図解 忍者』p. 149 既にもっている固定的な観念が自由な発想を妨げる場合、それを先入観と呼びます。 人間は普通、何かから 隠れ る時になるべく小さくなろう、目立たないようにしよう、とするでしょうから、当時の侵入者でもそうした者が多かったのではないかと思われます。 見張り本人も、自分が 隠れ る場合はそうするだろうと考えていたからこそ、そのような先入観ができやすかったのでしょう。 観音 隠れ は、人の心理を計算に入れた 忍術 でした。だからこそ、あえて堂々と木や壁の横に立つことが有効だと考えられていたのです。 ◎関連記事 忍術 で何とかなる?