セルロース ナノ ファイバー と は
金井 :終始難しいことだらけでした。コーヒー粕に注目してからは研究対象がセルロースナノファイバーとなり、これまで学んでいたこととガラリと中身が変わりました。世の中に論文もなく、参考にできるものもありません。セルロースナノファイバーをどうすれば取り出せるのか、他の研究室のセルロース専門の先生にアドバイスをもらい、またどう分析したら論文に載せられるデータが得られるか、固体NMRを使いつつ、それ以外のいろんな分析手法も一から手探りで試していきました。研究を続けて「これでできたんじゃないか?」という物質を固体NMRにかけて、自分の予想していたデータが得られたときは本当に嬉しかったです。「自分はできたんだ!」という大きな達成感を得られました。 川村 :これまで、コーヒー粕のリサイクル方法についてはバイオマス燃料に使うとか家畜の飼料にするなどいくつかありましたが、環境付加価値の高いセルロースナノファイバーを取り出すという、リサイクルを超えたアップサイクリング(Upcycling)的な成果を見出した意味は大きく、かつこれは世界でも初めての研究成果でもあります。セルロース研究に関する専門誌Celluloseに受理され、2020年4月1日にオンライン版が公表されました。海外のニュースやブログでもかなり注目していただきました。 研究者として伸びる学生とは? ―川村先生に伺います。金井さんの研究を見守ってこられてどう思われましたか?
Cnfとは - セルロースナノファイバーの基本|Nano Cellulose Matching
HOME > CNFとは CNFとは 概要・特徴・製造方法・用途 CNFの概要と特徴 CNF(セルロースナノファイバー)とは CNF(セルロースナノファイバー) とは、植物由来の次世代素材です。 木材から化学的・機械的処理により取り出したナノサイズの繊維状物質で、軽さ、強度、耐膨張性など様々な点で、環境負荷が少なく、既に自動車、家電、住宅・建材などへ活用され、また普及を期待されています。 CNFの特徴 セルロースは全ての植物細胞壁の骨格成分で、CNFは植物繊維をナノサイズまで細かくほぐすことによって作られます。 CNF製造方法 原料は木材をはじめとした植物 CNFは木材などのバイオマスから得られる繊維を1ミクロンの数百分の一以下のナノレベルにまで高度にナノ化(微細化)した世界最先端のバイオマス素材です。 CNFの用途 CNFの特徴を生かして様々な分野での活用が研究され、実用化されています。 関連情報 CNFの関連情報については、下記サイトにてご紹介しています。
3月3日に「"やっかいもの"の竹が、未来の素材になる!?