国民にお金を配る 前回
すべての人に無条件で現金を配る制度「ベーシックインカム」。日本で実現の可能性は?導入したら社会の課題解決につながるの?未来のことで不確実なことも多いのですが、社会保障分野担当の竹田解説委員に解説してもらいました。 ベーシックインカム 国が「無条件」に「国民全員」に現金を配る制度。起源は16世紀にさかのぼるが、コロナ禍で生活を支える手段として議論が再燃。財源の確保が課題。 日本で実現の可能性は? すべての国民にお金を配る「ベーシックインカム」のメリット・デメリット マネリー | お金にまつわる情報メディア. 学生 伊藤 日本で、ベーシックインカムは導入できるのでしょうか。 これまで見てきたように、普通に考えると、 財源がネック になりますよね。 これは相当厳しい。 竹田 解説委員 だとすると現実的にできそうなのは、前回も少し触れた 「給付付き税額控除」 。 ノーベル経済学賞を受賞した米国のミルトン・フリードマン博士が 「負の所得税(negative income tax)」として提唱した仕組みがもと で、限定的なベーシックインカムと位置付けられているものです。 あわせてごらんください 簡単に言うと、ベーシックインカムは現金を配るだけですが、これは 減税と組み合わせて効率的に 行おうというものです。 所得がある人には減税をし、所得がなくて税金を納めていない人にはお金を配る。 学生 勝島 えっと、もう少し詳しく説明していただけますか? 話を聞いた竹田忠解説委員は経済、雇用、社会保障が専門。経済部記者時代には通産省(当時)や大手商社などを担当。日本だけでなく、世界10か国以上の雇用現場を取材した経験も。 では、画で説明しましょうか。10万円を給付した場合の例で考えてみましょう。 たとえば、ある程度の所得があって15万円の所得税を納めている人の場合は、 10万円が引かれて、5万円だけを納税すればいい。 納めている所得税が8万円ならば、納税しなくて済むうえ、 引ききれずに残った2万円の現金が支給 されます。 所得税が0の場合には、 10万円の現金が支給 されるわけです。こうすれば、 10万円を配るのと同じ効果を、より効率的に実現 できます。 確かに、これだと、それぞれの経済状態に応じた対応ができますね。 お金のない人ほど、ちゃんと現金を給付する。 より所得の低い人に恩恵がストレート なんだよね。 格差是正の切り札に? でも国からすれば、給付にはお金が必要ですし、入ってくる税金も、減税によってそれだけ減るわけですから、財源が足りないという点では、結局同じことなのでは・・・・。 鋭い!
国民にお金を配る コロナ
すべての人に、無条件で現金を配る制度、その名も「ベーシックインカム」。このところ、導入の是非を巡る議論をニュースや雑誌の記事で目にします。なぜ、いま注目されているの?本当に実現できるの?社会保障分野担当の竹田解説委員に聞きました。 学生 伊藤 それでは、よろしくお願いします。 学生 勝島 ベーシックインカム、聞いたことはあるんですけど… 注目されることになったきっかけはなんだったのでしょうか? 竹田忠解説委員は経済、雇用、社会保障が専門。経済部記者時代には通産省(当時)や大手商社などを担当。日本だけでなく、世界10か国以上の雇用現場を取材した経験も。 菅⾸相のブレーンとされる⽵中平蔵さんの発言がひとつありますね。最近いろんなメディアで「ベーシックインカム的な政策が必要だ」と発言しています。 竹田 解説委員 竹中さんは、⼩泉政権時に総務大臣や経済財政政策担当大臣を務め、総務大臣の当時は、菅総理大臣が副大臣という関係でした。 そんな関係の竹中さんの発言が「ひょっとしたら、日本でも、実現の可能性が出てきたのでは」みたいな騒がれ方をして、注目を集めたんです。 慶應義塾大学 竹中平蔵名誉教授 ベーシックインカムって何? 国民 に お金 を 配るには. そもそも、どういうアイデアなのかを1から教えていただきたいです。 「ベーシック=基本」 「インカム=所得」 という意味です。 一般的には、最低所得保障と訳されます。つまり、 生きていくのに必要なお金を「無条件」に「みんなに配る」 ということです。 夢みたいな話ですね。 普通、お金を配る時は「貧しい人や低所得の人だけ」 になるけども、それもない。 「子ども」も「大人」も関係なし。要するに1億2000万人みんなにお金を配りますと。 何か、すごく壮大な話ですね。 これを「働かなくてよくなる制度」だと、期待と皮肉を込めて、そう解釈をする人もいます。 だけど今、多くの国で議論されたり、実験されたりしているのは、あくまで一定のお金を配るという話で、どれだけ配るかは、本当にバラバラなんです。 なぜ、多くの国で議論されているのですか? 特に最近は、若い人たちが、ちゃんと働いても貧困から抜け出せないことが、世界的に問題となっている。 こうした人たちが「働き続ける」ことをどう支援するかという中で、ベーシックインカムの必要性が議論されてきているわけです。 歴史は16世紀に遡る ベーシックインカムの考え方は、いつ頃から出てきたんですか?
その他の回答(8件) 現在の日本の経済は、深刻なデフレ状態です。デフレって言うのはどういう状態かというと、お金を使わないほうが得だし、消耗戦みたいな状態だということです。その消耗戦の中で、10万円ポンと手渡されたら、普通の人はどうするでしょうか?
国民 に お金 を 配るには
世界的論客による必読の一冊。 著者 Guy Standing 池村 千秋
セミリタイア2. 0時代です。 時代がやっと私のブログに追いついてきましてね。 ・・・・ このようなばら撒きを続けていけばいずれ増税やインフレ税が起こる可能性があります。 セミリタイアをしつつ美味しい部分を受け取り、将来の負の部分にもしっかり備える、それがセミリタイア2. 0な生き方になると思います。 さぁ!ベーシックインカムの始まりです。
国民にお金を配る イタリア
内容(「BOOK」データベースより) 積極財政で日本経済を復活させ、円の価値を高めよ!