初めて飲食店の開業を考えています。お店を出店するのに、いくらくらいの費用がかかると考えれば良いですか? | 飲食よくあるご質問 | コロンブスのたまご
この記事を書いた人 黒田剛司 大阪市立大学商学部を卒業後、新卒で独立。学生時代に身につけた経営・流通・マーケティングなどの知識を活かし、コマースについて幅広いジャンルで執筆。また、サイト制作やWebメディア運営も請け負っており、IT系の記事作成も可能。無類の動物好き。
小さい飲食店を開きたい!開業までの準備を細かく紹介!
Q. 01 飲食店を開店する際に必要な 資格や手続きはありますか?
いくらあれば自分の飲食店を開業できる? 開業資金の計算方法と、自己資金の比率 | 業務用食材・食品の通販【株式会社ミクリード】
ここでは、飲食店を開業する際に必要な 「食品衛生責任者」 と 「防火管理者」 という資格に注目していきます。 食品衛生責任者 飲食店や食品を販売する小売店では、「食品衛生責任者」の資格取得者が1名以上在籍する必要があります。 食品衛生責任者の仕事は、店舗の衛生管理を行うこと。また、従業員の衛生管理方法を指導し、管理・徹底させる立場でもあります。 そのため、食品衛生に関する正しい知識を身につける必要があり、 各地域の保健所で講習とテストを受けなければなりません。 費用は10, 000円ほど。講習をきちんと受けていれば、テストは難しくないはずです。 防火管理者 店舗の収容人数が30人以上の場合は、「防火管理者」が必要です。 各地域の消防署の講習を受講し、取得します。 講習は1〜2日で修了し、費用は3, 000円〜5, 000円程度です。 ※詳しくはこちら 防火・防災管理講習 深夜酒類提供飲食店営業届 「深夜酒類提供飲食店営業届」は資格ではありませんが、 深夜0時から日の出までの時間帯で、お酒を提供したい場合に必要な届け出となります。 提出する書類は、店内の詳細図面や求積図など、自分ひとりでは記入が難しいものばかり。金銭的負担が少しばかり増えますが、専門家に作成を依頼したほうがいいでしょう。 調理師免許はなくても大丈夫! 飲食店をはじめるためには、調理師免許が必要なのでは?と思っていた方もいるはず。しかし、 調理師免許はなくても開業は可能です。 時間や金銭的に余裕のある場合は、取得してみてもいいでしょう。調理に関するさまざまな知識が学べるため、取っておいて損はない資格です。 ※詳しくはこちら→【飲食店を開業するなら】食品衛生責任者の資格取得方法を知ろう カフェ開業に調理師免許は必要?飲食店経営のために必要な資格 飲食店の開業費用はいったいいくら?
コンセプトの決定 店舗開業の命運を握るコンセプトは、同業種の店舗なども参考にしながら、十分な時間をかけて準備しましょう。コンセプトが明確であると、資金調達の際に必要な 事業計画書 も作成しやすくなります。 開業ステップ2. 市場調査や商圏調査の実施 開店準備としていつでも始められるのが、市場や商圏のリサーチです。同業種の店舗の経営状態やコンセプト、商品ラインナップ、評判などについての市場調査は、成功する店舗開業のヒントを掴むために有効です。 ターゲット層の生活スタイルや地域分布についてもリサーチを重ね、店舗を開業したいエリアの商圏調査を行いましょう。実際にそのエリアを訪れて人の流れを確認することはもちろん、自治体による人口の流出入データや、鉄道会社による駅の乗降客数の動向、店舗近隣の開発計画などの情報にも目を光らせましょう。 開業ステップ3. 店舗物件の選定や立地調査 エリアを絞ったら、不動産会社のウェブサイトなどで店舗物件の相場を調べましょう。気になる店舗物件の内見をする際は、もともと何の店舗だった物件であるかに加え、空き店舗の期間、前テナントの退去理由、周辺環境なども尋ねてみると、不動産会社が教えてくれる場合があります。 内見後、店舗開業時の営業日や時間帯を想定して物件の周辺環境を確認してみることで、人の流れや近隣店舗の営業状況など、新たな発見があるでしょう。 開業ステップ4. 事業計画書作成 店舗開業のために資金調達をする可能性があれば、ビジネスの内容や見通しをまとめた事業計画書を準備しましょう。出店エリアや店舗物件にかかる費用、売上予測、自身の給与額の予定など、現実的な数字や計画を提示するように心がけましょう。事業計画書の作成には、無料のテンプレートも利用できます。 開業ステップ5. 資金調達 民間の金融機関による融資を受けたい場合は、各機関に事前に問い合わせましょう。公的な補助金や助成金は、小規模事業者持続化補助金や地域創造的起業補助金などの他にも、経済産業省、環境庁、林野庁、厚生労働省など、さまざまな省庁が目的ごとに異なるサポートを用意しています。 経済産業省の専用サイト「 ミラサポplus 」では、様々な補助金や助成金の情報から条件を絞って簡単に検索ができます。 開業ステップ6. 小さい飲食店を開きたい!開業までの準備を細かく紹介!. 店舗・看板デザイン 居抜きの店舗物件であっても、自店舗のコンセプトに合わせて内装などをアレンジするなら、床や壁の素材、照明、陳列棚やテーブルなどの什器、カウンターの配置など、検討すべきことは限りなくあります。一般的には、開店後のイメージを内装専門のデザイン・施工業者と相談し、コンセプトを具現化する設計を依頼し、施工をしてもらいます。看板を作る際は看板デザイン・製作の業者に依頼します。 店舗ロゴ は、デザイナーに依頼する、またはオンラインのロゴ作成サービスの利用も可能です。店舗の内装や看板、ロゴなどはマーケティング戦略の面でも重視すべき要素であるため、店舗のコンセプトとしっかりすり合わせましょう。 開業ステップ7.