猫 避妊 手術 エリザベス カラー いつまで
ホーム 猫との暮らし・介護や看護 飼育について 2016年11月16日 2019年8月18日 猫の去勢手術後に、傷口を 舐めるのを防止するために パラボラアンテナのような エリザベスカラーを装着する 必要性があります。 ただ、病院によっては、カラーは 付けずに退院させることろもあります。 様子を見てあまり頻繁に舐める ようなら、カラーを付けましょう という感じの病院もあります。 個体差はありますが、傷口を あまり気にしない子もいます。 少し舐めたとしても傷口が開いたり 化膿したりなどの問題が出るまで 舐めるようでなければカラーを 付けずに様子を見る場合も多いです。 また、カラーを付けることにより そのストレスでご飯を食べなかった り、トイレを我慢したりする子も 多いため、必ずしもカラーは必須 ではないとする病院もあります。 エリザベスカラーは着脱が簡単 ですので、自宅では様子を見ながら 飼い主さんが付けたり外したりを する感じでいいと思われます。 猫が去勢すると長生きする理由とは? 病気やストレスの関連性!
猫の避妊手術後には術後服!エリザベスカラーとの違いは?
猫ちゃんは、元々狭いところや高いところに入り込む習性があるため、エリザベスカラーを装着した生活は非常に不向きです。 当院では、猫ちゃんの避妊・去勢時に、エリザベスカラーが不要になるように手術を実施しています。 避妊手術は卵巣子宮摘出手術を行います。 へその下あたりに2cm程度の切開を行いますが、最後の皮膚縫合時に吸収糸(溶ける糸)で、皮内縫合という皮膚に縫い込むような縫合を行う事で、エリザベスカラーの装着も後日の抜糸も必要のない手術を行います。 去勢手術は、陰嚢の中央に0. 5-1cm程度の切開を行いますが、基本的に小切開で済み自然に皮膚癒合する切開創のため皮膚縫合は行いません。 皮膚縫合をしなければ過剰に術部を舐めることはないため、エリザベスカラーの装着も不要です。 また、猫ちゃんの場合は、術後の抗生剤の投与も大変になることが多く、長期作用する注射を1回打つだけで飲み薬を処方しない形も可能です。 質問などあれば、いつでもご相談下さい。 避妊手術後の術創 抜糸が必要な通常の縫合跡
お手軽に代用できるもので 試してみても良いかもしれませんね。 術後服は手作りできる 市販の術後服はちょっと価格的に難しい方や うちの子にはサイズが合わなくて・・・ という場合には 術後服を手作りすることもおすすめ です。 ちょっとイメージできない方には こんな風に術後服の作り方の動画がありました。 猫も違和感なく着ることが出来ることと、 脱げにくくしっかりとフィットするので、 伸縮性の素材にすると、 嫌がらずに着てくれる可能性があります 。 手作りすることで、 より 猫との絆も強まり、 自分好みのおしゃれな術後着を作ってみるのも 楽しいかもしれません ね。 まとめ あまりなじみのない術後服ですが、 たくさんのメリットがあることが わかりました。 しかしこだわりの強い猫にとって、 些細なことが違和感に感じて ストレスになることも あります。 一番の目的は 避妊手術の傷跡を悪化させないよう きちんと保護することです。 お家の 猫の性格を考え、 エリザベスカラーと術後服の適した方を選び、 上手に傷口が治るまでの間、 管理ができる と良いですね。 傷口の上手な管理のために、 こちらの記事もおすすめです。 ⇒猫の避妊手術後はどんなケアが必要!?傷口の注意点とは? 季節によっては化膿してしまったり、 猫のざらついた舌で舐めすぎて、 赤くただれてしまったという ケースもあります。 せっかくの病気予防のための避妊手術で、 余計な負担を与えないよう、 お家でのケアについて しっかりと知識を持っておきましょう ね。