体が固い原因は?柔軟性のチェック方法とストレッチをご紹介|ウーマンエキサイト(1/5)
1の姿勢を保持したまま、軽く上にジャンプをして線の上に着地します。 [写真2]→[写真1] □ 左右の足で安定性に差がないか □ 立位時にしっかり膝が上がっているか、 支持脚が曲がっていないか □ 線上に着地できているか □ バランスを崩さずに着地できたか □ バランスを崩した場合、元の姿勢に戻るまでにどれくらい時間がかかったか 写真3:着地してフラフラしている、着地点がズレる →空中での姿勢が安定していない、または足首のケガや可動性不足などの機能の問題がある これらの種目は、「できない=良くない」ではありません。足りない部分が「伸びしろ」であり、今回チェックした姿勢やバランス能力、柔軟性といった要素は、年代や競技レベルに関係なく身につけておきたいものです。特に、股関節周辺の可動性やバランス能力などは、走る・跳ぶ・方向転換などのゼネラルスキル ※ の強化にも大きく関わってきます。自分の体の状態を把握して、段階的かつ安全にトレーニングに取り組みましょう。 ※ゼネラルスキル …… 競技の専門的スキルの基礎
「肩甲帯、体幹部、股関節部」3つの部分でわかる!体の弱点チェックテスト
身体がかたいと、動きにくくなるだけでなく、様々な不調に繋がる可能性も。まずは自分の柔軟性をチェックしましょう。 セルフチェック開始
巣ごもる巣ごもらないにかかわらず、現代人が圧倒的に使う機会を逃しているのが 肩関節 。ハタキ掃除など滅多にしない、洗濯物もドラム式洗濯機が乾かしてくれる、肩関節を動かし腕を持ち上げる機会といえば、電車やバスの吊り革を握るくらい。とはいえ昨今は感染リスクを負わないよう、意地でも吊り革を握るまいと決めている人も少なくない。で、肩まわりは岩のごとく硬くなる。 チェックの仕方 1 / 20 壁に背中、お尻、踵をつけて立つ。片手の親指を立てて体側に伸ばす。 手をまっすぐ上に上げ、親指を壁につける。肘が曲がったり壁から背中が離れたらNG。左右ともにできればOK。 ④ 腹|腹筋が縮みっぱなしで硬くなっていないか? 延々続くリモートワークで最も硬くなりがちなのは、意外なことにお腹。骨盤と頭蓋骨を繫ぐ脊柱の役割は体幹部を滑らかに動かすこと。ところが、いつ終わるとも知れないリモートワーク中、体幹部は不動のまま。しかも、ビシッと背すじを伸ばした姿勢ではなく、おそらくは時間を経るごとに猫背姿勢になっていく。つまり、脊柱は丸くなりお腹の筋肉は縮みっぱなし。 チェックの仕方 1 / 20 うつ伏せになり、脇を締めて左右の掌を顔の横で床につける。 骨盤を床につけたまま肘が完全に伸びるまで上体を床から引き上げる。肘が伸び切った姿勢をしばらく保てればクリア。 ⑤ お尻|お尻周辺がガチガチに固まっていないか? 大臀筋 および太腿裏の ハムストリングス が硬くなると、股関節がしっかり屈曲できなくなる。でも本来、正しい姿勢で座っていればおのずと股関節は屈曲する。よってお尻や太腿裏の筋肉は始終伸ばされているはず。なのにお尻周辺が固まってしまう理由は、骨盤を後ろに倒したグダグダ姿勢で座っているから。チェックをクリアできない人は座り姿勢に問題ありと心得るべし。 チェックの仕方 1 / 20 床に仰向けになり、左右の手で片方の膝を抱える。 そのまま膝をカラダに引き寄せ、骨盤が床から浮かずに太腿がお腹にくっつけばクリア。左右ともにできればOK。 ⑥ ふくらはぎ|下肢を使ったしゃがみ姿勢が苦手じゃないか? かつての日本人全員に身についていたのが、ふくらはぎの筋肉と足首の関節の柔軟性。理由は布団を上げ下げしたり和式トイレで用を足すときなど、そのつどしっかりしゃがみ込むという動作が必須だったから。畳のある和式生活から遠ざかることによって、これらの柔軟性は確実に衰えがちに。踵を床につけたまま腰を落としてしゃがめなければ、かなりヤバい。 チェックの仕方 1 / 20 両足を腰幅に開いて立ち、両手を肩の高さでまっすぐ前に伸ばす。 両手両足のポジションはそのまま、腰を落としてしっかりしゃがみ込む。踵が床から少しでも浮いたらNG。 取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 取材協力/坂詰真二(スポーツ&サイエンス) 初出『Tarzan』No.