鴻巣友季子 『謎とき『風と共に去りぬ』―矛盾と葛藤にみちた世界文学―』 | 新潮社
読んだ本についてぽつぽつと好きなこと書いていきたいと思います。(主に自分の記録のために。個人の主観ですから、あしからず。) 今回は誰もが知る名作「風と共に去りぬ」です。 作者はマーガレット・ミッチェル。 もともと翻訳本は登場人物のカタカナの名前や地名が混乱したり、筋書きがわかりにくかったりするのですが、今回は有名な映画のおかげで、すごくよくわかりました! 小説では、スカーレットのお父さんやお母さんのことも詳しく書かれています。 彼らの生まれ育ちや恋愛などの背景を知ると、スカーレットの性格に深みが出てきます。 当時の雰囲気を少しでも味わいたい人は、アトランタに「スワンハウス」という豪華なお屋敷があり、当時の名残を楽しめます。(上の写真) またアメリカの地理がわからなくてもゆっくりと地図をググってみたり、簡単な地図が本に付いてます(私が読んだのは新潮文庫です)ので、確認しながら読むとわかりやすいです。 映画だと字幕を追うのに忙しくって。地名なんて適当にスルーしてしまうけど。 だけど場所を確認するって大切です。これが私がロケ地めぐりの原点です。 南部の土地に対する愛!これすごいです。 とにかく無制限に楽しめるんです! もちろん大作なので、取り組むのに初めはためらってしまいますが、時間も無制限です。 いまこそ読書におすすめの1冊(いや文庫で5冊ですが・・・)です! 風と共に去りぬ 小説 感想. それではまた!
- 鴻巣友季子 『謎とき『風と共に去りぬ』―矛盾と葛藤にみちた世界文学―』 | 新潮社
- 小説「風と共に去りぬ」 | 旅のスクリーン
- 風と共に去りぬ・続編「スカーレット」のあらすじ!レットバトラーと離別? | ライ麦畑に戻りたい
鴻巣友季子 『謎とき『風と共に去りぬ』―矛盾と葛藤にみちた世界文学―』 | 新潮社
」 というスカーレットの口癖。日本語では「明日という日がある」とか「明日は明日の風が吹く」とか訳されているんだ。スカーレットは男にフラれたり、旦那が死んだり、故郷が荒らされたり、何か困難に直面するたびに「Tomorrow is another day.
小説「風と共に去りぬ」 | 旅のスクリーン
「風と共に去りぬ」ってこんなに面白かったの?
風と共に去りぬ・続編「スカーレット」のあらすじ!レットバトラーと離別? | ライ麦畑に戻りたい
慈善バザーのダンスのシーンは、「胸がすく」と言っていいくらい。それ以降もテンポよく、会話も活き活きとして、スカーレットが目の前にいるよう。 2021年02月09日 さすが名著。場景と心理描写が丁寧で想像力がかきたてられる。スカーレットの気の強さと行動力にも感心した。 この時代の女性は制約が多く主体性はほとんどなかった。けれどスカーレットは世間になにを言われてもかまわないとし、途中から大胆な行動に出るようになった。勇気がないとできない、やっぱりスカーレットはすご... 続きを読む 2020年09月21日 最初はいけすかない気の強い女性とびっくりしたが、次第にそれか彼女の強さと思わされてしまう不思議な魅力がある。情景描写や時代背景の細かさは圧倒的で、映画やミュージカルも見てみたくなった。 2016年10月09日 南北戦争が勃発したアメリカ南部が舞台 生命力に満ち溢れたスカーレット あまりにも強烈なキャラクターの彼女とは 友だちになりたくないけれど、この先どうなるのかが 気になる。 アシュリよりレット・バトラーの方が 魅力的に見える このレビューは参考になりましたか?
鴻巣 「私にはタラの土がある」! 峰 ポジティブすぎ(笑)。 柚木 希望ゼロの状況で、スカーレットのたった一つの特効薬、それが赤土! そう、私にはタラさえあればそれでいい! 土地こそがこの世で最後に行き着くところだ! 土地大好き! 鴻巣 スカーレットってこれだけ読者にツッコまれながら、最後には応援され愛されるんですよね。ほんとにミッチェルはキャラクターの描き方がうまいです。 (こうのす・ゆきこ 翻訳家・評論家) (ゆずき・あさこ 小説家) (みね・なゆか 漫画家) 波 2020年1月号より