B 型 肝炎 ワクチン 抗体 つか ない
3版より) 図3 HBV持続感染者の自然経過 日本肝臓学会により医師向けに B型肝炎治療ガイドライン 第3. 3版が作成されており、15ページ「2.
B型肝炎の予防接種を三回接種しても抗体がつかない人がいると聞きました。抗... - Yahoo!知恵袋
鼻血が続くときは? 2019年6月11日 子供達の歯並びに良くない生 活習慣 2019年6月25日 B型肝炎ワクチンは渡航前ワクチンとして推奨されていることから、接種されている方は多いと思います。予防接種により免疫が獲得できたかみる検査が抗体検査ですが、当院をはじめ多くの日系クリニックでは、健康診断でこの抗体検査が実施されています。では、B型肝炎ワクチンを接種したのに抗体陰性と言われたら、どうしましょう? 1 ワクチンが効かなかったから打ち直し! 成人の1~2割くらいにB型肝炎ワクチンが効かない不応者がいるとされています。乳幼児ではほぼすべての人に免疫ができるのに対し、加齢に伴いワクチン不応者が増えることもわかっています。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)ではワクチン不応者は再度3回の接種を行うことを推奨していますので、再接種を検討しましょう。 2 「ワクチンが効いていたけど、抗体がなくなった」は、追加接種必要なし! 過去の健康診断でB型肝炎に免疫(HBS抗体陽性)があったのに、3~5年で陰性化してしまうことがあります。ワクチンにより抗体を獲得した場合、ウイルスが体内に侵入後数週間で抗体が作られ、仮に感染が起きても肝炎の発症は防げることが証明されています。Stramer SLetal:NEngl JMed2011:364:236-247) したがって、抗体が陰性化しても追加接種の必要はないとされています。 3 「血液や体液に接する可能性の高い職種の人」も抗体が低下しても追加接種必要なし! B型肝炎の予防接種を三回接種しても抗体がつかない人がいると聞きました。抗... - Yahoo!知恵袋. しかし、個人免疫の観点からは追加接種が推奨されます。日本環境感染学会の「医療関係者のためのワクチンガイドライン 第2版」では、「ワクチン接種シリーズ後の抗体検査で免疫獲得(10mIU/mL 以上)と確認された場合は、その後の抗体検査や追加のワクチン接種は必要ない」とされています。 しかし、抗体低下後のB型急性肝炎発症の報告例もあることから、個人免疫の観点からは、「血液や体液に接する可能性の高い人」は、抗体低下(10mIU/mL未満)した場合は、追加接種を選択肢の一つとして考慮されてもよいでしょう。 医師 佐野 智彦
摂取期間が長く,特に1クール目で抗体が獲得できなければ1年以上かかるので,計画的な接種スケジュールを立てる必要があります. 基準値 HBs抗体 がCLIA法で 10 mIU/mL(ミリ国際単位 / ミリリットル) 以上ならば十分な抗体を獲得できたことになります. ワクチンの種類 ビームゲン (日本製) ヘプタバックス(アメリカ製) Engerix-B (ベルギー製.国内未承認) 一般的には日本ではビームゲンが使われているようですが,水銀が使われているため,最近はヘプタバックスを使用することが多いみたいです. 3回の接種で陰性だった場合 約1割の人は3回の接種では免疫を得ることができません.従って,もう1クール(3回の接種)を行う必要があります.家の近くでB型肝炎ウイルスの接種を行ってくれる病院を探して,接種をお願いしましょう.面倒だしお金がかかりますが,B型肝炎を防ぐことができると思えば接種すべきです. 例えば大阪検疫所のサイトに, 大阪府でB型肝炎ワクチン接種を行っている病院のリスト がありますので,便利のよい病院を選べばよいでしょう.また,厚生労働省検疫所のサイトに, 予防接種実施機関を検索できるサービス があるので,これを利用してもよいかもしれません. しかしながら,5%弱の人は6回の接種を行っても十分な抗体が得られないことが知られています.すでにB型肝炎に慢性感染しているか,nonresponder であると考えられます.Nonresponder と診断された場合は,B型肝炎ウイルスへの暴露が疑われる場合(つまり針刺し事故)にB型肝炎用免疫グロブリンを投与するなど適切な処置を行う必要があります. みーの場合 ヘプタバックス3回に加えて2回のEngerix-Bの接種でやっと10 mIU/mL を超えることができました.しかしそれまではもしかしたら nonresponder なのではないかととても心配でした. さいごに B型肝炎はワクチンの接種でほとんどの人が感染を免れることができるので,特に医療に従事する人は適切な免疫がつくまでワクチン接種をするべきです. 針刺し事故でC型肝炎やHIVに感染する可能性は残っていますが,最も針刺し事故での発症率が高いB型肝炎を予防できます. Nonresponder の人は針刺し事故に気をつけるしか予防する方法はありませんが,自分がNonresponderであることを知り,適切な行動と暴露時の対処法を勉強しておくことは重要だと言えるでしょう.