博物館 で 働く に は
職員の採用情報|国立歴史民俗博物館
学芸員の資格を取得する方法は3つあります。 大学で文部科学省が定めた科目を修得し卒業する 大学に2年以上在学し、文部科学省が定めた科目を含めて62単位以上習得、その上で3年以上学芸員補の職に就く 学芸員資格認定に合格する 資格取得者は大学で資格を得る人がほとんどを占め、学芸員認定試験で取得する人は少数派で例年100人余りです。認定試験は「試験認定」と「審査認定」の2種類があります。 試験認定は筆記試験です。2012年以降の合格率を見てみると試験のハードルは低くないことが伺えます。 2016年 53. 6% 2015年 60% 2014年 62. 4% 2013年 61. 5% 2012年 13% 審査認定は過去の学識や業績を審査するものです。同じように2012年以降の合格率を見てみましょう。 2016 49. 1% 2015 53. 8% 2014 80. 0% 2013 90. 7% 2012 84. 7% 受験者数が少ないので、年によって数字にばらつきが出ますが、試験認定より合格率が高いです。ただ、審査認定に合格するには現役学芸員と同等の知識が必要です。合格率が高いのはそれ以外の人が筆記試験の方へ回るためだと考えられます。 年間で学芸員資格を取得する人が1万人前後と言われていているので、学芸員資格認定試験による合格者は試験認定と審査認定を合わせて例年100人前後なので約1%です。 以上のことを考えると、学芸員資格を取るのであれば大学で取得するのが無難といえるでしょう。 試験に合格したあと学芸員になるには?募集や求人、倍率はどれくらい?
学芸員の主な就職先は博物館です。博物館というと歴史系博物館が代表的ですが、科学博物館や美術館、水族館、動物園なども法律上では博物館として位置づけられており、さらに専門的な博物館もあります。就職するには、各博物館で行われている採用試験に合格する必要があります。試験の内容はそれぞれ異なりますが、筆記試験と面接が行われることが多いようで、近年では実技試験も増えてきています。 美術館 学芸員のズバリ!将来性は? 学芸員になりたいという人は多くいますが、博物館の数は限られているため、学芸員の募集人数が少なく、就職はきびしいのが現状です。このような中で学芸員の職に就くために、大学院に進学して専門性を高めたり、インターン制度を利用して博物館で現場での経験を積んだり、地道な努力をしている人も多いようです。定期的に募集がある職種ではないので、大学の就職課の掲示板や各博物館のホームページなどをこまめにチェックし、いつでも応募できるようにしっかり準備をしておきましょう。 学芸員の先輩・内定者に聞いてみよう 博物館を訪れて興味や知識を増やしてみよう 別府大学 文学部 史学・文化財学科 日本史・アーカイブズコース 学芸員を目指す学生に聞いてみよう 学芸員のやりがいを聞いてみよう 学芸員として働いている人の多くは、自分の専門分野の研究を仕事として続けられることに喜びを感じているようです。また、研究だけではなく、その成果を発表する機会でもある展示は、学芸員にとって非常に難しく頭を悩ませますが、やりがいのある仕事の1つでもあります。来場者が、自分の伝えたいことを理解し楽しんでくれたと実感できたときに、学芸員として達成感が得られ自信につながる人が多いようです。 学芸員の志望動機を教えて! 狭き門をくぐり抜け、学芸員として働くためには、自分の好きな分野の研究を続けていきたいという強い思いをもち続けることが、原動力になります。さらに、教育機関でもある博物館で働くことに誇りと責任をもち、日々の研究の成果を多くの人たちに伝えるための活動を積極的に行いたいという意志があるかどうかも大切です。まずはこの2点を自分に当てはめ、なぜ学芸員を志望するのか、学芸員になって何をしたいのかを改めて考えてみましょう。 もっと詳しく調べてみよう 学芸員の持ち物を見せて! 美術館や博物館をはじめ、基本的には館内で働いているイメージが強い学芸員ですが、展示会用の作品の貸し借りなどのため、館外へと出かけていくこともあります。 そんなとき、社会人として基本となる名刺のほか、学芸員はカバンの中にはどのようなものを入れて持ち歩いているのでしょうか。気になる中身を見せてもらいました。 学芸員の1日のスケジュール 学芸員は「博物館法」という法令で定められた仕事ですので、博物館や美術館などが主な職場となりますが、ほかにも水族館や動物園にも学芸員はいます。その中から今回は、美術館で働く学芸員と、フリーランスとして活動するキュレーターという、2種類のタイムスケジュールを見ていきましょう。 学芸員の1年目はどうだった?