十五夜 は いつ です か
十五夜にお月見をしていると、「月にはうさぎがいて、餅つきをしている」なんて話をよく耳にしたことがありませんか?これは昔から語り継がれる伝承で、月の影がうさぎに見えることからこう言われるようになりました。しかし、実はこの話の由来となったある伝説が存在するんです。 仏教説話から生まれた「月のうさぎ伝説」 満月の影はうさぎに見える? 昔、あるところにうさぎとキツネとサルがいました。ある日、3匹は食べ物を乞う老人に出会います。そこで老人のために、それぞれ食べ物を探すことになりました。 ところが、うさぎだけはどれだけ一生懸命探しても、食べ物を見つけることができません。悩んだうさぎは、「私を食べてください」と言って火の中に飛び込み、老人のために自らの身を捧げました。 しかし、実はその老人は帝釈天(たいしゃくてん)という神様。これを哀れんだ帝釈天は、そのうさぎを月の中に蘇らせ、みんなの手本としました。 これは仏教説話が元になっており、この「月のうさぎ伝説」が、「月にはうさぎがいる」という話の由来となったと言われています。また、「うさぎの焼けた皮を月に映すことでうさぎを生き返らせた」という説もあり、月の影がうさぎに見える理由として語られたと言われています。 うさぎが餅をついているのはなぜ? 餅をつくうさぎ それでは、なぜ「うさぎが餅をついている」と言われるようになったのでしょうか。 これには先の伝説と関連して、「うさぎが老人のために餅をついている」「うさぎが食べ物に困らないように」などという説や、日本で満月を「望月(もちづき)」と呼ぶことから、これが転じて「餅つき」になったという説など、諸説存在します。 十五夜だけじゃない?「三月見」 お月見といえば、最も美しい満月が見られるとされる十五夜が一般的ですが、実は十五夜以外にもお月見を楽しめるとされる日があるのをご存知ですか?
お月見2019年(十五夜)はいつ?由来や過ごし方について | フリースタイル
秋といえば、お月見(十五夜)を想像する方もいるのではないでしょうか。 お月見(十五夜)は日本が発祥だと思われている方も多いようですが、実は中国の可能性があるみたいです。 今回は、お月見2019年(十五夜)はいつなのか、また由来や過ごし方についてご紹介していきます。 今年のお月見2019(十五夜)はいつ?
「お月見」って何をする行事?十五夜っていつ?意外と知らない月見の由来と風習|@Dime アットダイム
すでに解説したように、旧暦では毎月15日は「ほぼ」満月になります。しかし、必ず満月になるわけではなく、完全な満月は前後にズレる場合も多くなります。 これは旧暦(陰暦)が、1か月を29日、もしくは30日としているのに対し、月の満ち欠けの周期が約29. 5日となっているからであり、新月から満月までが14日〜16日と幅があるためです。 十五夜と対になる日本の十三夜 古来中国から伝わった風習、十五夜のお月見のほかに、日本独自の風習に「十三夜(じゅうさんや)」のお月見があります。 旧暦8月15日の十五夜に対し、旧暦9月13日の十三夜は、その時期に食べ頃を迎える大豆や栗などを供えたことから「豆名月」「栗名月」とも呼ばれ、十五夜の後であることから「後の月(のちのつき)」とも呼ばれました。 江戸時代には、十五夜と十三夜は対であるとされ、どちらか片方しか月見しないことを「片月見」「片見月」で縁起が悪いといわれたそうです。 十五夜のまとめ 古来中国の中秋節に由来する中秋の名月、十五夜は、日本の収穫祭と結びついて定着し、お月見になったといわれています。それは十五夜の月が非常に明るく、農作業にも適していたことから、神様が農作業を手伝ってくれることへの感謝のしるしだともいわれています。 2021年の十五夜、十六夜には街の灯りから離れ、当時のように月明かりを感じるのもいいのかもしれません。片月見にならないよう、十三夜のお月見もお忘れなく。
中国では、餡の中に塩卵の黄身が丸ごと入った「月餅」というお菓子や果物がお供えされます。どちらも満月に見立てたものだと言われています。 十五夜の「お団子やススキ」には、どのような意味がある? お団子の由来は、収穫を祈るために米のお団子をお供えしたのが始まりと言われています。 実はお供え物は元々、秋の収穫物の芋や豆がメインでしたが、後にお米でできたお団子が登場。満月に見立てて丸いお団子をお供えするようになったそうです。 ススキは、豊穣の象徴として代表的な稲穂の代わりに、形が似ているからと飾られるようになったそう。 十五夜は収穫の時期より早いため、稲穂の代わりにススキを飾るようになったと考えられています。 十五夜の定番となっているお団子やススキにも、お供え物とされる理由があるんですね。お月見ならではの料理やお菓子を楽しみながら、こうした話をするのも風情があっていいかもしれません。 (由来などには諸説あります) 出典: All About「暮らしの歳時記」ガイド 三浦 康子 十五夜にピッタリ! 秋の風流を味わう「お月見」レシピ♪ 十五夜ならではのご飯やお菓子を手作りされてはいかがですか? お子さんと一緒に作るのも盛り上がりますよ♪ 【秋・お月見レシピ】「お月見」を楽しむレシピまとめ お月見・十五夜も彩る美味しい「秋の和菓子」レシピまとめ 十五夜といえばお月見。きれいなお月さまはもちろん、そこに美味しい手作りのお菓子があればより素敵な夜になるのではないでしょうか。見た目も味も工夫のある「秋の和菓子」のレシピをご紹介します。 記事監修 監修: 三浦康子 /和文化研究家。古を紐解きながら、季節の行事や生活の知恵など、今の暮らしを楽しむ方法をメディアにて提案。著書 『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』 (永岡書店)、 『粋なおとなの花鳥風月』 (中経出版)、監修書 『季節でいただく まいにち薬味』 (主婦の友社)、 『おうち歳時記』 (朝日新聞出版)ほか多数 おわりに 十五夜は古来より親しまれてきた行事です。ススキやお団子にも、それぞれ意味があるんですね。当日はお月見に因んだお料理を楽しみながら、十五夜についての話に花を咲かせてみてくださいね。 ※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の責任において行ってください。 本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくは、「 サイトのご利用について 」をご覧下さい。