ブログ – 漢方の勉強部屋
Tもそうです(汗)。 そのような人はまず、良く出る漢方から勉強してみましょう。 漢方の基礎から学ぶと深くて訳が分からなくなります。 虚実、陰陽、気・血・水など正直わからなくても調剤はできます。 「よく出る葛根湯はこんな疾患に使われるんだ」 →「比較的体力のある人に適応ってことは実かな?」 みたいに逆から勉強していくのも一つの手です。 100%理解して処方している医師は少ないと思います。 漢方は飲み合わせに注意するものが少なく、副作用も西洋薬に比べると少ないです。 代表的なものは甘草の偽アルドステロン症や小柴胡湯の禁忌などでしょうか。 学んでみると面白いですよ、漢方って。 体を宇宙の一部に例えてみたり。 少しずつでもいいので西洋薬ばかり勉強するのではなく、漢方も勉強してみましょう。 漢方を苦手とする薬剤師は多いので、一つ周りより抜き出ることができますよ。 漢方の勉強法 の記事はこちらから ↓ 漢方・生薬の関連記事 【⑭ 半夏瀉心湯】漢方を口内炎に塗る? 半夏瀉心湯の口内炎適用について徹底解説 【ツムラ漢方の色と線】ツムラ漢方のラベルの色とラインの意味について徹底解説 【漢方・勉強法】漢方ってどうやって勉強すればいいの? 漢方初心者へMr. Tのおすすめ本を紹介 偽アルドステロン症に注意! 花粉症の季節|今田屋内科,千葉県,佐倉市,漢方,漢方専門治療,漢方外来,花粉症,更年期,不定愁訴,関節リウマチ,アトピー性皮膚炎. 甘草が含まれている漢方をまとめてみた 【要注意!】ツムラ漢方の一包が2. 5gではないものについてまとめてみた 参考文献:
- 妊娠中に花粉症の薬は飲めない?悩む妊婦さんに教えたい漢方とハーブ | 現役薬剤師発、ママのためのやさしい漢方
- 花粉症の季節|今田屋内科,千葉県,佐倉市,漢方,漢方専門治療,漢方外来,花粉症,更年期,不定愁訴,関節リウマチ,アトピー性皮膚炎
妊娠中に花粉症の薬は飲めない?悩む妊婦さんに教えたい漢方とハーブ | 現役薬剤師発、ママのためのやさしい漢方
5mg錠 TJ-021 ツムラ小半夏加茯苓湯エキス顆粒(医療用) クロモグリク酸Na・PF点眼液2%「日点」 ハイペン錠200mg カトレップパップ70mg ラクティオンパップ70mg フルルバンパップ40mg グリセリン浣腸「オヲタ」60 フリウェル配合錠LD「モチダ」 リポバス錠10 イミダプリル塩酸塩錠2. 5mg「ファイザー」 プレタールOD錠100mg イニシンク配合錠 スーグラ錠25mg エビスタ錠60mg カリメート経口液20% ミグシス錠5mg 調剤用パンビタン末 パキシル錠5mg アトーゼット配合錠HD ボグリボース錠0. 妊娠中に花粉症の薬は飲めない?悩む妊婦さんに教えたい漢方とハーブ | 現役薬剤師発、ママのためのやさしい漢方. 3mg「武田テバ」 サイレース錠1mg クエチアピン錠25mg「AA」 オルメテックOD錠20mg シロスタゾールOD錠100mg「トーワ」 クロモグリク酸Na点眼液2%「杏林」 リンデロン点眼・点耳・点鼻液0. 1% フルナーゼ点鼻液50μg28噴霧用 ゾビラックス錠200 TJ-116 ツムラ茯苓飲合半夏厚朴湯エキス顆粒(医療用) プラノバール配合錠 セルトラリン錠50mg「タナベ」 ポラキス錠3 ノルバスクOD錠2. 5mg メドロキシプロゲステロン酢酸エステル錠2. 5mg「トーワ」 KB-023 クラシエ当帰芍薬散料エキス細粒 ミニリンメルトOD錠25μg メサラジン腸溶錠400mg「サワイ」 フェロミア錠50mg カンデサルタン錠2mg「あすか」 セロクラール錠20mg オルメサルタンOD錠5mg「DSEP」 タリビッド錠100mg ポビドンヨードゲル10%「明治」 コンベッククリーム5% ミニリンメルトOD錠240μg
花粉症の季節|今田屋内科,千葉県,佐倉市,漢方,漢方専門治療,漢方外来,花粉症,更年期,不定愁訴,関節リウマチ,アトピー性皮膚炎
花粉症は漢方で改善しますか? 花粉症は漢方の得意な分野で、有効ですので、大いに活用すべきでしょう。殆ど漢方単独の治療で良くなります。花粉症に使用する現代薬の殆どは、眠気を伴いますが、漢方は逆に眠気がなく、眼がしっかりしてきます。 第1のポイント:漢方は眠気を伴わず花粉症を改善します。 花粉症の原因になる花粉にはどんなものが? 春は、スギ、ハンノキ、ヒノキ、シラカバなどですが、過剰なスギの植林により、スギの花粉が、最も多く広く、日本全土を覆います。 春から夏にかけては、カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ギシギシなどです。 夏から秋にかけては、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどです。 第2のポイント:花粉の種類によって花粉症の発症の時期が異なります。 花粉症とアレルギー性鼻炎の違いは? 花粉症も花粉に対するアレルギーですから、アレルギー性鼻炎に含まれます。アレルギー性鼻炎の原因は、花粉に次いでダニが重要です。ハウスダスト(室の塵)の主要なものも、ダニが原因です、ダニの種類は、千種以上ありますが、主要なものは、ヤケヒョウダニ、コナヒョウダニなどです。この他、ネコ、イヌの上皮もアレルギー性鼻炎の原因になることがあります。 第3のポイント:ダニの絶滅は不可能。体質の改善が必要。 花粉症の症状は? くしゃみ、鼻汁(水様性で、垂れるような鼻汁)、鼻閉が主要徴候で、流涙と? 痒を伴えば、アレルギー性結膜炎といわれます。喉頭アレルギーを併発すれば咳嗽を伴うこともあります。 花粉症に対する漢方治療の第1選択は? ずばり、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。花粉症の7割の人に有効です。鼻汁、くしゃみ、泡沫水様の痰などを伴う人に有効で多くは顔がすぐれず、足が冷えています。 第4のポイント:小青竜湯を使ってみる。 他の処方は? 小青竜湯では、鼻閉が取れにくいことがありますが、このような場合には、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)が有効です。顔が少し赤く足が冷えています。 手足の冷えが強い人には、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を使います。この薬は、水分を駆逐し、体を温める作用を持っています。この薬に限らず、花粉症に使う漢方薬は、体を温める作用を持っています。現代医学において、体を温めて花粉症を治すという発想はありません。 第5のポイント:鼻閉型には柴胡桂枝乾姜湯。冷えを伴えば麻黄附子細辛湯。 花粉症対策のコツは?
苓甘姜味辛夏仁湯はややこしそうな名前ですが、「苓(茯苓)甘(甘草)姜(生姜)味(五味子)辛(細辛)夏(半夏)仁(杏仁)湯」というように、 構成処方の頭文字を取った処方 です。従兄弟のような処方が中国の古典「金匱要略」に記載されています。 苓甘五味姜辛湯(りょうかんごみきょうしんとう) 苓甘姜味辛夏湯(りょうかんきょうみしんげとう) 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう) ←今回はこの処方 苓甘姜味辛夏仁黄湯(りょうかんきょうみしんげにんおうとう) ベースとなる「苓甘五味姜辛湯」に「半夏・杏仁」を加えたのが今回の苓甘姜味辛夏仁湯で、上記の4つのうち 日本では苓甘姜味辛夏仁湯だけが製造 されています。 よく似た使い方をする他の代表的な処方(桂枝湯・小青竜湯)と比較してみましょう。 桂枝 芍薬 大棗 甘草 生姜 細辛 麻黄 五味子 半夏 茯苓 杏仁 桂枝湯 ○ 解表散寒、つまり「寒さ・冷えを身体から追い出して上げよう」という意味で効果が強いのは「小青竜湯」などですね。解表散寒の代表的な生薬:麻黄・桂枝を使っていませんが、それでも 身体を温めて寒さを発散してあげようという意味 で、細辛や生姜といった生薬を使っています。 妊娠中はどうですか? 「妊娠中は服用してもいいですか?」と聞かれることもあります。 「絶対ダメ!」な処方ではありません、ただそれでも短期にしてもらって、「安静にして欲しい時期」は中止して貰うこともあります。そのあたりは体調を見ないと判断できないので(^-^;;; 薬局薬店やかかりつけのDrにご相談ください。 参考書籍:漢方方剤ハンドブック・中医臨床のための方剤学