運転資金 資金使途違反
経営・マーケティング 2021. 03.
金融機関が最も嫌う、資金使途違反とは?運転融資を受けた会社が気をつけたいこと | ロカノト!
残念ながら既に資金使途違反を犯しており、銀行からの資金調達が困難な場合は、銀行から融資を受ける以外方法で資金調達を考えましょう。 銀行だけに依存せず、あらかじめ複数の資金調達の選択肢を知っておくことが経営の安定・資金繰り安定のためには重要です。 銀行から融資を断られても資金調達できる代表的な3つの方法をご紹介します。 (1)売掛金や在庫などの資産の売却による資金調達 未回収の売掛金(売掛債権)を保有している会社であれば、ファクタリング(売掛債権の売却)による資金調達がもっとも簡単な資金調達方法です。税金を滞納中でも、担保が無くても、ファクタリングなら、最短即日で資金調達可能です。 参考: ファクタリングとは? (2)ビジネスローンからの資金調達 2つめの方法は、銀行ではなく、ノンバンクのビジネスローンからの資金調達です。 銀行とは異なる独自の審査基準で融資してもらえますので、銀行から融資を断られた事業者でも、最短即日で資金調達が可能です。 「即日資金調達可能」・「ATMでいつでもどこでも借入可」という点では、銀行からの融資よりも遥か優れた利便性を持つ資金調達方法と言えます。 参考: ビジネスローンとは? (3) 少人数私募債による資金調達 3つめの方法は、社債(少人数私募債)の発行です。 これは個人事業主には使えない方法ですが、会社(法人)であれば少人数私募債を発行して資金調達が可能です。 参考: 少人数私募債による資金調達
運転資金の借入の審査で担当者に情報を伝えますが、借入希望日を明確にしておくと可決率が上がります。 運転資金の借入が必要な理由の他にいつまでに借入をしたいとアピールすると業者側に事業に対する熱意が伝わるのです。 そのため業者側もサポートしてあげたいという感情が強くなり審査が可決されやすくなります。 借入希望額を明確にして審査でしっかり伝えるようにしてみましょう。 返済計画を立てておこう! 運転資金を借入するときは返済する必要があります。 業者側にとっては運転資金を貸した後にしっかり返済してくれるのかどうか少なからず不安を抱いているはずです。 そこで返済計画をしっかり立てて審査で担当者に伝えておくと効果的です。 計画的だと判断されて安心感が生まれるのです。 早めに完済することができる返済計画を立てておくと審査の可決率も大幅にアップするので意識してみましょう。 長期運転資金の借入は注意が必要! 毎月の資金操りが大変な場合は長期運転資金の借入をする必要が出てくることがあります。 審査で担当者に伝えると正当な理由と判断されて借入することができるケースも多いです。 しかし長期運転資金を借入するときは残高が減りにくい状態にもなるので業者側にとってはリスクもあります。 そのため逆効果となって借りにくくなることも少なくないのです。 長期運転資金を借入するときは慎重に交渉するようにしてみましょう。 【最後に】 借入金に対して「借金」のイメージが強い方は借入金の存在を肯定的に捉えづらいかもしれません。 しかし融資として受けた借入金を運転資金として活用し事業運営が好転することは珍しくありません。 運転資金が枯渇し企業生命が危機に陥る前に資金調達手段の1つとして、借入金の調達手段を検討することは事業運営に対する保険のようなものですから、1度検討しておいても決して損にはならないと考えられます。 しかし融資期間の設定を誤るとキャッシュフローを悪化させるリスクも伴いますので、融資による運転資金調達の際はしっかりとした返済計画をたて最適な融資期間で資金調達を行うべきです。