建設工事の請負契約|契約書なしで工事に着手すること、本当は問題です。
現在新築中です 個人大工に依頼をして注文住宅建築中ですが、当初の引き渡し予定日2014年10月31日までに(契約書記載)を大幅に超え、年内の引き渡しも危うい状況です(恐らく年明けに) その大工を信用した私がバカだったのですが、契約書に細かい事が書かれていない事をそのまま通してしまいました。 もちろんはっきりとした工程表なども存在しません。 ★要は引き渡しが契約書通りに実行できなかった場合の遅延損害金(家賃など)を請求(値引)できるか?です。 ・契約書には遅延の場合の事は一切触れられていません。 ・「何か問題があった場合は双方の話し合いで解決」と書かれており、9月~10月に3回ほど、11月に入ってからも2回『いつになったら引き渡しができるか?』の問い合わせをしたが、その全ての回答が『現時点でははっきり申し上げられない』です。 向こうからも引き渡しが伸びる事について私に対して何の伺いもありません。 工務店側が期限を設けた仕様の確定(建具の選定など)に遅れた事はなく、思い返してもこちらの非はありません。 逆に工務店の発注ミス、施工ミスなどでのやり直しが5か所以上あります。 建設業法の中の契約書に記載しなければならないと定められた項目で、遅延の場合など以外にも数個あります。 契約の段階で建設業法違反だと思われます。 このことを突っ込んで値引に持ち込んでも大丈夫でしょうか
建設工事の請負契約|契約書なしで工事に着手すること、本当は問題です。
不動産 2020年5月20日 「建設業」を営む建設会社において、最も重要な法律が、「建設業法」です。 「建設業法」では、建設工事を行うにあたって大前提となる「建設業許可」について定めると共に、施工品質の向上のため、下請を使う場合のルールを定めています。 しかし、建設業法を読むだけでは、「どのような下請け、請負が許されているのか。」「違法な下請けとはどのような取引なのか。」といった問題点は、法律の専門家でもなければただちに理解することは難しいのではないでしょうか。 そこで、「建設業法令遵守ガイドライン」では、建設会社が守っておくべき建設業法のルールをわかりやすく説明しています。 今回は、建設業法のガイドラインに定められた、建設会社が守るべき請負契約の11つのルールについて、企業法務を得意とする弁護士が解説します。 「不動産」についてイチオシの解説はコチラ! 1. 建設業法 未契約着工. 見積もり条件の提示 下請け会社と「請負契約」を締結する場合には、請負報酬を定めるために、まずは見積もりをお願いするのが一般的です。 「建設業法令遵守ガイドライン」では、この下請に対する見積依頼の際に、工事の内容や契約条件を具体的に示さなければならないことが定められています。 下請け会社が適正な請負報酬を算定するためには、工事の内容などの条件を知らなければ不可能であるためです。 逆にいうと、工事の内容や契約条件を隠して見積もり依頼をすることによって、不当に安い請負報酬で下請工事をさせることを禁止するためともいえます。 元請が下請に対して、示すべき見積もり条件は、例えば次のようなものです。 工事の名称 工事の場所 施工の対象 工程及びスケジュール 施工環境 これらの見積もり条件は、口頭ではなく書面で提示する必要があります。 2. 書面による契約 建設工事の「請負契約」では、契約の内容を記載した「書面」を作成する必要があります。 この契約書は、工事の着工前に作成しておかなければなりません。契約条件を書面化することを義務付けているのは、請負契約者間での事後的なトラブルを回避するためです。 「請負契約書」に記載すべき内容は、次のようなものです。 工事内容 請負報酬額・支払方法 工事着工の時期 工事完工の時期 第三者に損害を与えた場合の賠償額の負担 完成後の検査の時期 追加工事を下請け会社に発注する場合も同様に、「書面」を作成する必要があり、この契約書もまた、追加工事の「着工前」に作成しておく必要があります。 3.
建設工事の注文日付について - 相談の広場 - 総務の森
結論 建設工事を請け負う事業者は契約書(注文書&請書のセットや電子契約でも可)を作成しなければなりません。 違反すると営業停止処分を受けたり、許可を取消されたりするおそれがあります。 建設業許可を受けている業者も受けていない業者も、元請でも下請でも、すべての建設業を営む事業者が守らなければならない義務です。 「リフォーム工事を頼んだけど契約書がもらえなかった。大丈夫かしら?」 「長い付き合いの業者だから、いつも契約書なんて作ってないよ」 建設工事の請負契約の話をすると、こんな声を聞くことがあります。 しかし、建設工事の請負をするときには、契約書(又は注文書と請書や電子契約書)を作る義務があり、作らなければ違法になります。 契約書がなくても契約は成立する? 建設工事の契約に契約書が必要かどうか、インターネットで検索してみると「契約書がなくても、口約束だけで工事の契約は成立する」という指摘が見つかります。 これはその通りで、保証契約など一部の例外 1 を除けば、 契約書がなくても口頭で契約は成立します 2 。 しかし、 「契約書がなくても契約が成立するかどうか」と「契約書を作成しなければならないか」は別の問題 です。 建設工事では契約書が必要! 建設工事の注文日付について - 相談の広場 - 総務の森. 建設工事の請負契約を結ぶ当事者(発注者と請負人・元請業者と下請業者)は、工事を行う前に契約書を作成し、お互いに書面を交付する義務 を負います。 「建設業の許可を受けてないから関係ない」「事業者同士の下請契約では不要」といった例外は一切ありません。 建設業の許可業者か否か、元請契約か下請契約か、公共工事か民間工事か、あるいは工事の金額や規模を問わず、 すべての業者のあらゆる建設工事について義務 が課されます。 工事後に慌てて作ってもダメで、工事に着手する前に作成・交付することが求められています。 建設業法第19条1項 建設工事の請負契約の当事者は、前条の趣旨に従って、契約の締結に際して次に掲げる事項を書面に記載し、署名又は記名押印をして相互に交付しなければならない。 なぜ契約書が必要? 前述のように、口約束でも契約は成立しますが、なぜ建設業法では契約書の作成を義務付けているのでしょうか? それは、 契約内容をあらかじめ書面で明確にすることで、工事内容、請負代金、施工範囲等に関わるトラブルを防ぐため です。 建設工事は、工事内容が素人には分からないことも多く、複数の業者が長期に渡って施工する複雑な工事もあり、誰が何を行いどこまで責任を負うかを予め明確にしておかなければ、トラブルが発生したときに言った言わないの水掛け論になりかねません。そこで、それらの内容を書面として残しておく必要があるのです。 また、 下請業者に対して一方的に責任を負わせる契約内容にならないよう、契約当事者の対等性を担保する狙い もあります。 契約書に書くべき16の内容とは?
公開日:2018年04月20日 / 最終更新日:2018年04月21日 建設業許可を失効すると、失効前に受注した「許可が必要な工事」は施工できなくなるのか? これまでもたびたび申し上げてきたように、現に建設業許可を受けている建設業者が何らかの理由で許可要件を欠き(経営業務の管理責任者や専任技術者が不在になったなど)、あるいは欠格要件に至った(不祥事を起こした役員等の有罪判決が確定したなど)ときは、許可行政庁の取消処分を待たずにその許可は効力を失うことになります。 当然のことながら、以後は法定金額を超える工事を請け負うことができなくなるわけですが、ならば、許可を受けている期間中に受注し契約した『許可が必要な工事』はどうなるのでしょうか。次のような問題点が考えられると思います。 ・ 未着工なら工事に着手してはならないのか? ・ 施工中のときは工事を中止しなければならないのか? 施工できるとしても ・ 設計変更等による請負金額の増額は認められるか? ・ 追加工事を請け負うことはできるか? また、許可が不要な軽微な工事でも ・ 設計変更、追加工事等で法定金額を超える場合は?