国民 皆 保険 と は
無理? 国民みんなに医療や年金を保障する皆保険・皆年金の仕組みは、とても寛大で理想的にも見えますが、保険料を払えない人まで制度に含めるなど、そもそも無理がある仕組みともいえます。日本で皆保険・皆年金が実現したのは1961年のことです。日本はなぜそのような仕組みにしたのでしょうか? また、その仕組みを取り入れたことが、今日の社会保障への不信や、社会保障が機能不全になったと言われる事態を招いているのでしょうか? 歴史を振り返ってその疑問を解く前に、皆保険・皆年金を理解する際のカギともいえる「社会保険」の仕組みについて、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
国民皆保険と国民健康保険の違いはなんですか?私は賢くないので簡単に教え... - お金にまつわるお悩みなら【教えて! お金の先生】 - Yahoo!ファイナンス
更新日:2020/06/11 日本の公的医療保険には限界が見えてきているという話があります。この問題点は残念ながら現実性のある話です。私たちはその事実を悲観するのではなくどのような問題点かを知り、医療保険に変わる善後策を準備するべきでしょう。そのために日本の保険の状況をまとめました。 目次を使って気になるところから読みましょう! 医療保険の問題点 国民皆保険の崩壊の危機 問題点1. 高齢化による医療費の増大 問題点2. 経済低成長と労働人口の減少による保険料収入の減少 国の方針 医療保険の支出を減らす 医療保険の適用範囲を狭める これから考えられる動き 高齢者の医療負担が増えて行く まとめ:医療保険の問題点について 谷川 昌平 ランキング この記事に関するキーワード
「そんなの当たり前じゃないか、医療や年金は生きていく上で必要なものなんだし」と思われるかもしれません。確かに、日本に住んでいれば、国民誰もが、保険証1枚で、どの医療機関にもかかれるのは当然のことだと思われています。年金も、老後の所得保障として国から受け取るのは当たり前のように思われています。 しかし、海外に目を向けると、必ずしもそうではないことがわかります。(1)国民全員を(2)公的な社会保険システムに加入させ(3)医療や年金を国民全員に保障する――という日本の制度は、むしろ珍しいともいえるのです。 以前、アメリカに留学していた時、アメリカ人から、「日本の医療は素晴らしい」と言われて驚いたことがありました。 「日本の医療費は世界の中でもそれほど高くないのに、日本では、国民全員が公的保険でカバーされ、しかも『フリーアクセス』といって、全国どこの病院でも保険証1枚で診てもらえる。平均寿命も長い。すごいね」 アメリカは、日本のような国民皆保険の国ではありません。その国の人から指摘され、日本に住んでいると問題点ばかりが目につくけれど、日本は他国から称賛されるような制度を築き上げてきたのだなと、気付かされました。 皆年金も当たり前でない?