甲鉄城のカバネリ最終回感想 美馬は何をしたかったのか? - Blinking Shadow / 空気の研究 山本七平 要約
いや、 ある のでしょうが(この人は子を谷に蹴落とす獅子だと思います)、ハッパをかけているように見えてならないのです。 直前に白血漿を打ち込んでいるわけで。 生駒が生きてくれないと意味がないから、珍しく感情をあらわにする。 「戦ってみせろ!」は「恐怖と戦ってみせろ!」でしょうし、「(死ぬな!
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この視点で見ても、カバネリはよくまとまっていると思います。 にほんブログ村 関連記事 『鮫島、最後の十五日』感想 ー佐藤タカヒロ先生の訃報に寄せてー (2018/07/04) けものフレンズ感想 かばんちゃんの、もうひとつのしょうたい。 (2017/03/30) 甲鉄城のカバネリ最終回感想 美馬は何をしたかったのか? (2016/07/01) 劇場版ガルパン感想 (2015/12/12) 革命機ヴァルヴレイヴ最終回感想 (2013/12/27) アニメの最前線!!! (2013/04/03) ガルパン感想 (2013/03/26) スポンサーサイト category: ほかアニメ・マンガ thread: 甲鉄城のカバネリ janre: アニメ・コミック
キーワードがまさに物語のテーマ、「貫く鋼の心」の有無でしょう。 鋼の心は、大事な誰かを守りたい心。 生駒の志は、守れなかった後悔から始まります。 美馬も鋼の心を持ち得たのだろうのだけど、惜しいかな、彼には貫きたい先がない。 拒絶と恐怖で始まり、未来に絶望しているから。 (おそらく、彼は守れてしまって、守れたが故に拒絶された側なのだと思います。) その意味では、美馬は時が止まってしまった人間です。 だから共に「馬」を冠する名を持ちながら、躍動感のある「生駒」に対し、既に完成されて静止している意味の字が当てられる。 その過去からの挑戦を退け、「英雄」生駒たちは未来を掴みます。 彼らはどこへ行くのか? インクエッジさんによると金剛郭が函館らしいので、さらに北です。 実際の明治期の日本人の広がりもなぞっている感じです。 また、カバネリでは列車や日本列島が人体に見立てられていて、列車の中での生駒たちの位置や日本列島の中での鋼鉄城の位置がカバネウィルスに見立てられてもいます。金剛郭がまさに脳髄。 こうして見ていくと、地図上でも生駒の「鋼の心」が全てを貫ききった、ということで大団円になりそうですね。 恐怖に怯える心は、人同士を敵にする。そう悟ったのが美馬 です。 恐怖に怯えなかった生駒だから、美馬は彼を生かす。 そんなところなのではないでしょうか。 美馬、なんだかんだで恵まれてると思います。 彼に命を賭して従う者たちに出会い、見たかった者を見ることができただけでも凄まじいのですが、 最後に見たものが怒りや憎しみに歪んだ生駒の顔ではなく、無名の愛(とおっぱい)に包まれて逝けたというのがね、もうね。 ということで、表題の答え。 美馬は人生を賭けて「貫ける鋼の心」を見たかった。 なのだと、私は思います。 鋼の心こそ、脅えておかしなことをやらかす惨めな人間を、惨めでなくさせる強さそのものだから。 美馬は、答えに巡り合えたのか? 最終話の今回の行動と表情で示されていると思います。 ちゃんと巡り会えています。 恐怖に負けない人の心の輝きと、その輝きが起こした「恐怖に侵された者が人に戻る」奇跡に、彼は立ち会うことができました。 だから、EDのこの場面、美馬がこういう夢を見ていた、と言ってもいいんじゃないかなと私は思います。 そうです! 【無名】P甲鉄城のカバネリ パチンコの評価と感想「クソ台確定」「これ作ったチームはあの花とか七つの大罪とかのチームだろうな」【更新2】新台 - ようこそ僕らのパチンコ業界へ!. 無名のおっぱいの中で。 美馬が命をかけて挑み続けた問いは、最大限に報われたのだと思う。 10年苦しんで頑張ってきたのだから、このくらいあってもいいかなとも思います。 これ言いだすと面白いのが、カバネリ生駒がツラヌキ筒で唯一殺した人間は、美馬ではなくサハリ。 カバネリ美馬は、カバネリ生駒とカバネリ無名によって 浄化 されるような形で退治されています。 襲いくるカバネたちに対し、主人公とヒロインがどういう形で向き合い、どう倒したか?
昭和52年の発表以来、40年を経ていまだに多くの論者に引用、紹介される名著。 日本人が物事を決めるとき、もっとも重要なのは「空気」である。 2018年3月にも、NHK Eテレ「100分deメディア論」で、社会学者・大澤真幸氏が本書を紹介し、大きな反響があった。 日本には、誰でもないのに誰よりも強い「空気」というものが存在し、人々も行動を規定している……。 これは、昨今の政治スキャンダルのなかで流行語となった「忖度」そのものではないか! 山本七平は本書で「『気』とはまことに大きな絶対権を持った妖怪である。一種の『超能力』かも知れない。」「この『空気』なるものの正体を把握しておかないと、将来なにが起るやら、皆目見当がつかないことになる。」と論じている。 それから40年、著者の分析は古びるどころか、ますます現代社会の現実を鋭く言い当てている。 「空気を読め」「アイツは空気が読めない」という言葉が当たり前に使われ、誰もが「空気」という権力を怖れて右往左往している。 そんな今こそ、日本人の行動様式を鋭く抉った本書が必要とされている。 『「水=通常性」の研究』『日本的根本主義(ファンダメンタル)について』を併録。 日本ߟ
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山本七平」の解説 山本七平 やまもとしちへい [生]1921. 12. 18. 東京 [没]1991. 10.
文春文庫『「空気」の研究』山本七平 | 文庫 - 文藝春秋Books
エスカレートする日本社会の生きづらさ 「空気」という言葉から、日本社会の息苦しさを連想する人は多いのではないでしょうか。自由に意見が言えず、人と違えば叩かれ、同調圧力を常に感じる。 山本氏は 『「空気」の研究』 で、日本の組織・共同体は「個人と自由」という概念を排除する、と指摘しました。 最近ではネットやSNSでの誹謗中傷、匿名の集団による個人攻撃もエスカレートしています。学校ではいじめや自殺がなくならず、会社ではブラック企業や過労死が問題になっています。 1977年に同書が世に出て以降、日本社会の生きづらさは改善されるどころか、益々ひどくなっているように思えます。では、なぜ日本社会はこんなにも息苦しいのでしょうか?
「空気を読む」「天皇制」──日本の全問題は繋がると説いた、山本七平の叡智! レビュー カルチャー 野中幸広 「日本人は、安全と水は無料で手に入ると思いこんでいる」 「日本人では『全員一致、一人の反対者もない』ということが、当然のこととして決議の正当性を保証するものとされている」 「日本人は空気でものごとを決めてしまう」 いまでは誰もが口にする言葉ですが、これらを最初に日本人に向けて発したのが山本七平(イザヤ・ベンダサン)でした。さらには日本人は無宗教だという通念に挑む(? )かのように「日本人の宗教は日本教だ」という問題提起をしたことでも知られています。 ではこれらの問題は解消したのでしょうか。「安全」や「水」が無料だと思う人はいないと思います。それどころか「安全」の名の下に防衛費(軍事費)は増え続けています。兵器が高額化し続け、その新しい兵器を運用するための費用を考えるとこのままでは防衛費がふくれあがり続けることは明白です。また「水」についてもすでに商品として売られ、また水道の民営化の動きもあり、「水」が無料であることは昔話になりかかっています。もっとも水道の民営化に走ったパリは水道事業企業の営利化の悪影響が出て再公営化となりました。 では「空気」はどうでしょうか。この「空気」のは色濃く残っています。昨今の"忖度"も、自分の栄達等の私益だけなく、「空気」の支配によるところもあるように思います。では「空気」は悪なのでしょうか?