水素燃料電池戦略ロードマップ2020
出典:水素燃料電池戦略ロードマップ改訂版(経済産業省:2016年3月) 省エネルギー、エネルギーセキュリティ(安定供給)、環境負荷低減などを目的に水素社会の実現に向けて国も取り組みを進めています。 2014年4月、エネルギー基本計画が閣議決定されました。その後、2014年6月に「水素・燃料電池戦略ロードマップ」(経済産業省)が策定され同年12月年燃料電池自動車(FCV)が市場投入されました。 2016年3月、新たな目標や取り組みの具体化を盛り込んだ「水素燃料電池戦略ロードマップ改訂版」(経済産業省)がまとめられました。 2017年12月、世界に先駆けて水素社会を実現するための「水素基本戦略」(経済産業省)がまとめられました。 水素社会に向けた動きが加速しています。
水素燃料電池戦略ロードマップ2020
水素燃料電池戦略ロードマップ2019
大陽日酸は+30%!山王は+98%! 次世代エコカー競争は、中国やEUがEVシフトを強めたこともあり、燃料電池車(FCV)はやや苦しい状況になっています。 FCVの普及には、水素を供給する水素ステーションのインフラ整備がカギとなりますが、コストが高いことなど問題が山積みです。 そんな中、経済産業省は「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を発表し、2030年までに水素ステーションを全国に900ヶ所作る目標を掲げました。 水素社会到来のカギを握る、水素(水素ステーション)関連銘柄に注目していきましょう! 1. 水素(水素ステーション)とは? 燃料電池車(FCV)普及のカギを握る水素ステーションが大きな注目を集めています。 1-1. 第2回 水素・燃料電池戦略ロードマップ評価ワーキンググループ(METI/経済産業省). 水素ステーションとは? 次世代エコカーとしてEV(電気自動車)とともに注目されているのが、 水素と酸素の化学反応によって電力を生み出して走行する燃料電池車(FCV)です。 EVは蓄電池に電力を充電して走行しますが、 FCVは燃料電池に水素を補給して発電することによって走行します。 FCVのメリットとデメリット メリット EVに比べたFCVのメリットは、走行時に排出するのは水だけで二酸化炭素を排出せず、EVのように長時間の充電を必要としない点が挙げられます。 デメリット 一方FCV普及の大きなデメリットとなっているのが、水素を補給するための水素ステーションの圧倒的な不足です。 水素ステーションの種類は3つ 水素ステーションには、その場で水素を製造できるオンサイト型 ガソリンスタンドのように外部から水素ガスを持ってくるオフサイト型 複数の場所に移動可能な移動式タイプ 近くに水素を製造する工場があるならコスト面でオフサイト型が有利となり、工場がないならオンサイト型の方が有利になると考えられます。 ただし、いずれの方式も、水素ステーションの製造コストはまだ高く、現在のガソリンスタンドのように 水素ステーションが普及するかどうかは未知数であるというのが現状です。 1-2.