線は僕を描く あらすじ
作者の水墨画を見てみたい気持ちはもちろんだけど、作者が案内してくれる水墨画プレゼンツアーとか見たい。 2021年05月01日 よいものを見た。青山君が、湖山先生に見出だされて本当に良かった。今すぐ、待ち受け画面を水墨に替えたい。 ネタバレ 読み終わって、まず感じたのは、水墨画と向き合う瞬間の言葉の美しさと、多様さ、多彩さ。墨だけの白と黒の世界なのに、読んでてほんとうにその豊かな言葉の数々に圧倒されながら、心地よく読むことができた。作中にもあるように、水墨画は平面的に書くことや技術ではなく、森羅万象の命に触れるための行いだからなのだろう... 続きを読む 。小説として描いて、対象を美しく描写する存在として、水墨画ほど可能性がある題材はないのかもしれない。 作者も水墨画の画家と後から知る。体系的にまとまった技法が存在しない、人から人への伝承に頼るその世界をわかりやすく書かれていて素晴らしいと思った。(作者の方こそ、良い先生になるのではと思ったほど) 青山が両親の死からどう立ち直るのかを固唾をのんで見守っていたが、菊の花の課題と友にその時を迎えたシーンはほぼ泣きながら拝読…。友人ふたりの微笑ましいエピソードも時々差し込まれ、可愛らしかった。(古前くん、いい奴だなほんと!)
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『線は、僕を描く』(砥上裕將)の感想|美しい水墨画の世界を満喫しませんか? | すちろぐ|読書で教養のあるステキ女性になりませんか?
最初は、身の回りに無頓着で、何も感じず、考えず…流されるままに生活していた青山くん。 ですが、湖山先生、そして水墨画との出会いでゆっくりと回復していきます。 千瑛との関係も、青山くんに大きな変化をもたらしました。 水墨画と向き合うことは、自分の心の中を見つめること。 青山くんは多くを語るタイプではありませんが、だからこそ、静かに感動できる作品ですよ。 関連記事 大切にしているものを失った経験は、大きな挫折ですが、人生の中で避けて通れないもの。 傷ついた人間が立ち直る過程を、丁寧に描く作品は、読む人に勇気を与えてくれます。 他にも、喪失と再生がテーマの作品について感想記事を書いています。 ABOUT ME 【Kindle】スマホで読書をはじめよう 小説もビジネス書も、全部自分のスマホ1台で読めるよ! 本を読みたいけれど、かさばるから持ち運びにくい、置く場所がない…とお悩みの方には「 Kindle 」がおすすめ。 いつでもどこでも、片手で読めるから便利。 私は、防水のiPhoneをお風呂に持ち込んで、Kindleで読書しています。 日替わり・週替わり・月替わりでセールがあるほか、 Kindle Unlimited では、月額980円(30日間無料)で読み放題のタイトルもあるので、チェックしてみて下さいね。 紙の本よりもちょっと安いのもいいところ!
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すっちー 最後まで読んでいただきありがとうございました!