『よるくまクリスマスのまえのよる』感想。酒井駒子大人気絵本の続編
よるくまは、抱っこしてくれるお母さんの待つ家へ帰っていったのです。 ぼくがよるくまのぬいぐるみをもらったのは、ママに抱っこされた赤ちゃんの頃だった なあ。 この場面は、ぼくの夢や、ぼくの回想など、いろんなふうに読みとれます。 さあ、目が覚めたら、サンタさんからのプレゼントは届いているかな。 ワクワクします。 この絵本では、ママに叱られてばかりいるぼくにもサンタさんが来てくれるだろう かという不安と同時に、よるくまのようにママに抱っこしてもらいたいという、 ぼくの深層心理も織り込まれているかもしれません。 よるくまの願いは、ぼくの心の投影でもあるのかな。 でも、よるくまとぼくは友だち同士なので、不安を慰め合うこともできます。 その安心感が、乳幼児さんの心を癒してくれるでしょう。 おわりに 私も、お母さんに叱られてばかりいた2歳のミッチ―が、クリスマスプレゼントに自転 車をもらい、「来てくれた!ほんとにサンタさん、来てくれた!」と大喜びするところ を見ました。 彼も、クリスマスにサンタさんの愛に触れ、許しと喜びの両方を体験して、気持ちが安 定したみたいです。
絵本『よるくま クリスマスのまえのよる』の内容紹介(あらすじ) | 絵本屋ピクトブック
この記事に書かれていること 酒井駒子さん『よるくま クリスマスのまえのよる』絵本のあらすじと感想 鮮やかな色彩 よるくまの願い 無条件の愛 悪い子にもサンタさんはくるの? 『よるくまクリスマスのまえのよる』感想。酒井駒子大人気絵本の続編. 酒井駒子さん『よるくま クリスマスのまえのよる』絵本の感想です。「よるくま」の2作目なんですね。1作目は読んでいないのですが、読んでみたいなと思いました。 ひだまりさん。 可愛らしいお話でした。 『よるくま クリスマスのまえのよる』あらすじ 可愛くて笑顔になれる1冊。 ポチップ あらすじ ママに叱られたぼくは、わるい子にもサンタさんが来るのか心配でした。そんなときに、よるくまが遊びに来て・・・。 『よるくま クリスマスのまえのよる』感想 プレゼントを届けてくれるサンタクロース。でもサンタさんは、わるい子にもプレゼントを届けてくれるの? 子供にとっては大問題です。最後まで読むと心がポッと温まりました。 サンタさんは誰の元にもやってくる クリスマスの前の夜、主人公の男の子はあることが心配で眠れないでいました。 サンタさんは来る? ママにいっぱい叱られたボク。・・・でも心配しないで。サンタさんは誰の元にもやってくるんだよ。 黒を基調とした鮮やかな色彩 男の子とよるくまが可愛くて癒されました。 ストーリーも良いけどイラストが好きです。この絵本 大人のファンが多いんじゃないかな。色彩がとても素敵なんです。 基調としているのは「黒」。その中にパキっと鮮やかな黄色や赤、グリーン・・・とハッキリとした色合いで描かれています。 淡いふわふわとした色合いも好きだけど、こういうのも綺麗です。「黒」を基調としているから他の色が映えるのかな。 ひだまりさん。 自分では輝かないけど他の色を輝かせるブラック。素敵な色ですね。 よるくまの願い よるくまに男の子は提案をします。 ボクがよるくまのサンタさんになる。 優しい男の子。 よるくまが欲しいものはなんだと思いますか? それは・・・ ツリーに飾ってあった「おうち」と、ちいさな「イエスさま」。それから「ひこうき」も。 よるくまのある願いが込められていました。懐かしいお家とお母さんへの想いです。 とつぜん停電になり室内は暗闇に包まれました。男の子とよるくまは 小さな黄色い「ひこうき」で夜空に旅立つ。 この部分が好きです。男の子がサンタクロースになって、よるくまの願いを叶えてあげる。小さな「おうち」で待っていたのは、よるくまのお母さんでした。大好きなお母さんに抱きしめられて嬉しそう。 男の子は思い出すんです。まだとても小さかったころのお母さんに抱っこされていたときの温もり。 ひつじくん。 よるくまも男の子もお母さんが大好きなんだね。 サンタさんからのプレゼント。箱に入ってたものは・・・。 無条件の愛 最後の男の子に語りかけるお母さんの言葉に 心がほんのりと温かくなりました。 いっぱい叱られてもサンタさんはちゃんと来るんです。子どもは無条件に愛されているものだから。母親の子供に対する愛を感じました。 ポチップ クリスマスに読みたい!人気絵本&小説|プレゼントにもおすすめ!
『よるくまクリスマスのまえのよる』感想。酒井駒子大人気絵本の続編
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。 会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます もう少し読書メーターの機能を知りたい場合は、 読書メーターとは をご覧ください
MUSEUM 21/4/10㊏-7/4㊐ 絵本作家・酒井駒子の美しい絵本原画約200点を厳選し、「ひみつ」「はらっぱ」などのキーワードにわけて紹介します。 展示室を散歩しながら絵とことばに出会うような、新しい展覧会です。 — PLAY_2020 (@PLAY_2020) December 17, 2020 酒井駒子さんの初の本格的個展が、2021年4月から東京・立川にあるPLAY!