Amazon.Co.Jp: 少女革命ウテナ〈1〉蒼の双樹 (パレット文庫) : ちほ, さいとう, 一楼, 大河内, ビーパパス: Japanese Books
第34話「薔薇の刻印」で描かれた小屋に押し寄せてくる人々、紙を吐き続けているFAXの描写は印象的でした。王子様になれば、どんなに疲れていても、傷ついていても、「守って」と救いを求める女の子たちの期待に、応え続けなければなりません。 バーベキューのシーンのデュエリストたちが、ひどく傷つけられた表情を見せてるのは、「王子様になる」ということが、助けようとした女の子を助けられず、その上、名前も忘れられてしまうくらい虚しく、割に合わないことだ、と悟ってしまったせいなのかもしれません。王子様を目指すということ、デュエリストであり続けることは、早々にこのゲームから身を引いた桐生七実が言った通り「バカバカしいこと」に違いないのです。 このバカバカしさを理解した上で、それでも王子様になることを選んだ者が、お姫様に、「守ってくれなくてもいい」と拒絶されたら、一体どうすればいいのでしょうか?
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- #少女革命ウテナ #桐生冬芽 あの約束/ウテナと冬芽 - Novel by まっこ - pixiv
- TINAMI - [小説]ウテナはなぜ王子様になれなかったのか?
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本屋の店頭をはじめとする各種情報源の絶えざるチェック、情報網の整備、重要人物の動向の把握などが基本です。 百合物件探しには、天才も鈍才もありません。ただ持続する意思あるのみです。私は、まんが・アニメ関係に詳しい友人に会ったときには、必ず「なにか百合物件はありましたか?」と尋ねることにしています。 努力を重ねるうちに、直感が磨かれます。常人にとっては百合とは無縁な、なんの変哲もない絵を見ただけで、「これはもしや」と感じるようになります。逆に、女の子二人が抱き合っていても中身が百合ではないものを見ると、「パス」と感じるようになります。私はこれを「百合電波」と呼んでいます。百合電波の実在を確かめるのは困難ですが、私は個人的にその存在を確信しています。 7.百合のどこが面白いの?
Tinami - [小説]ウテナはなぜ王子様になれなかったのか?
いま時分この小説のレヴューをやっているのは管理人ぐらいなものだろうと思われますが。 小学館のパレット文庫から出ました小説版『少女革命ウテナ』 もう十年以上もまえの作品なんですね。 執筆者は、大河内一楼氏です。 現在は「コードギアス」のシリーズ構成として知られる彼ですが、この小説が小説家デヴュー作。「∀ガンダム」の脚本から、アニメのシナリオ、シリーズ構成を手がけるようになったとのこと。 つまり、この小説はまさに彼にとっては記念すべき作品というべきものでしょうか。 あとがきで著者がいうように、この小説版は幾原監督のサイケデリックアニメ、およびさいとうちほ先生の情緒たっぷり漫画版とも、ことなる弟分。とはいえ、お話の筋や設定はアニメに準拠しております。ゲーム版のようにオリキャラがでてくることもありません。 以下、ネタバレあり。 物語はおなじみウテナが生徒会メンバーと決闘をしてしまうお話。 アニメでいいますと、第一話「薔薇の花嫁」から第五話「光さす庭」あたりまでのお話。ということは、ウテナが誰と決闘するかはおわかりですよね? (タイトルに暗示されてもいる) アニメと筋書きはおなじですが、西園寺と若葉の心情をカバーしてあります。あと、アニメの梢は毒々しい少女でしたが、小説ではそんなに悪い子には思えません。 最大の違いは、著者いわく「恋愛のヴェクトル」が違うとのこと。 たとえば、アニメでは幹が好きなのは、アンシーですが、この小説では漫画版とおなじくウテナに惹かれてしまいます。そして、漫画版の樹璃は冬芽をひそかに慕っているのでウテナを毛嫌いしますが、小説版では樹璃は(すくなくとも恋愛感情としては)つゆほども彼のことを想っていません。 そして、いちばんびっくりなのが、〇〇と✕✕の関係でしょう!
封印は、なぜ、王子様の剣で開かなかったのでしょうか? 封印を開いた天上ウテナが、王子様になれなかったのは、なぜでしょうか?