枕花は 誰が 出す
知人や親族の訃報が入り、別れが突然訪れる経験をしたことはないでしょうか。そういったときに限って、なかなかすぐに駆けつけられない、といこともあると思います。遠方だとなおさらすぐに駆けつけるのは難しいですよね。そんなときに「枕花(まくらばな)」を贈ると気持ちを伝えられますよ。今回は「枕花」の意味やマナー、おすすめの花などについてご紹介します。 枕花とは?贈る意味は? 枕花(まくらばな)とは、お通夜の際に故人の枕元に飾られる花のことです。こうすることで故人への哀悼の意を表現するわけです。 枕花と供花の違いは? 枕花とは?相場や贈る意味、お供えする花は? - HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap. 枕花によく似たものに、供花(くげ、きょうか)というものがあります。どちらも故人への思いを表現しているという意味では一緒ですが、枕花はお通夜の際の枕元、供花は葬儀会場に並べられるという、「飾る場所」の違いがあります。 枕花を贈るときのマナーは?金額相場は? 枕花は葬儀が終わった後も、故人の家族が自宅に持ち帰り、忌明けまで飾るものです。そのため、マナーをある程度理解して手配するようにしましょう。 選ぶ花に決まりはありませんが、赤など葬儀にふさわしくない色はよく避けられます。ただし、親族とも日頃から交流があり、故人の花の好みを共有している場合は、好きだった花を贈ってもかまいません。 形状 形状は、盛花やカゴ花などのアレンジメントが基本です。 金額相場 5, 000~20, 000円が相場で、故人宅に届けるなら10, 000円前後で用意してもらうのがおすすめです。 贈るタイミング 贈るタイミングは、訃報を受けてからお通夜がはじまる前までです。ただ、知らせを受けてすぐに花を贈ると、かえって失礼にあたるので注意してください。 枕花にお供えする花の種類7選!それぞれの花言葉は? 花の色は、お通夜や葬儀にふさわしいものであれば、白に限定されてはいません。白だけでは寂しいと思う場合は、淡いピンクやクリーム、水色、薄紫、淡黄色などの柔らかい色を合わせるといいですよ。バラなどのトゲがある花は、避けられることが多いです。 ここでいくつか花の種類をご紹介しますので、参考にしてみてください。 1. 菊 ■ 花言葉:「高貴」「高潔」「高尚」 お葬式や墓前に供える花の定番といえば菊で、中でも白菊がよく枕花には用いられています。白いユリにポンポン菊(ピンポンマム)を添えると、優しい印象の枕花に仕上がりますよ。 2.
枕花とは?相場や贈る意味、お供えする花は? - Horti 〜ホルティ〜 By Greensnap
神道 神道は、仏教とあまり変わりません。喪主が榊(さかき)という神様に捧げる枝を供え、喪主以外は供花を供えます。 主に 白い菊を中心にシンプルに 仕上げます。百合を使う場合もありますが、菊のほうが一般的です。神饌物(しんせんぶつ)と呼ばれる塩を一緒に供える場合があります。仏教と違うのは、 胡蝶蘭をあまり使わない 点です。 3. キリスト教 蘭 や カーネーション などの洋花を中心に使います。白い花だけではなく、色のついた花も好まれます。 キリスト教は生花を使用するのがマナー です。十字架やハートのアレンジを加える場合もあります。 キリスト教では、生花を故人への花ではなく、 遺族を慰めるための花として使います 。ほかの宗教とは少し意味が違うので気をつけましょう。 4. 宗教が分からない場合 宗教を把握できなかった場合は、 故人の好きな花を送りましょう 。最近では、マナーをそこまで重要視しない葬儀も増えてきています。遺族に相談しましょう。 ただし、宗教が不明でも避けるべき花があります。例えばバラや暗い色の花は、遺族への心象があまり良くありません。また、あまりに派手な色のついた花は葬儀の雰囲気を壊します。できるだけ 棘のない花や落ち着いた色の花を選ぶ ようにしましょう。 供花の送り方|費用相場や手配方法、宗教ごとの種類 「遠くに住んでいる」「事情があり参列できない」といった、お通夜や葬儀に参列できないときにお悔やみの気持ちを伝える手段として供花があります。マナーを守った送り方が分からず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか… 供花を送るべき人と札名の書き方 基本的に供花は誰が送っても構いません。訃報の連絡をもらっていなくても、葬儀の場所と日時が分かれば送れます。送る際は、誰が送ったのかが分かるように、札名を付けます。札名の書き方を送る人に合わせて解説するので、ご確認ください。 枕花は故人と深いつながりを持っている人が送ります。 訃報の連絡を受けていない人が送るのはマナー違反にあたる ので気をつけましょう。 1. 家族・兄弟・親戚 家族・兄弟・親戚は個人でも送れますが、 喪主が取りまとめて依頼するケースが多い です。喪主の指示に従いましょう。 名札は「 喪主 」「 親戚一同 」などと記載します。氏名を書く連名の場合は、年齢が高い人から順に書きます。 連名の場合は3~4人まで が一般的です。5人以上になると見にくくなるので「一同」と書きましょう。 2.
供花を飾る 届いた供花は、祭壇や会場に飾ります。供花の配置は会場全体の印象を決める大切なものであるため、 統一感やバランスを考えながら慎重に飾りましょう 。自信がない場合は、プロである葬儀会社の人に相談することをおすすめします。 供花を数える際の単位は「基」を使用し、供花は一般的には2基一対でお供え します。 フラワーアレンジメントの籠花が主流ですが、フラワースタンドと呼ばれるタイプの供花が届く場合もあるため、 誰からどのような供花が届いているかをしっかりと確認しましょう。 2-3. お返しをする 葬儀後には、供花を送ってくれた人にお礼状とお返しをすることも、喪主の大切な仕事です。 お返し不要の意思が明確な場合を除き、必ずお返しする ようにしましょう。 お返しをする際は、以下の点に注意してください。 タイミング 香典返しと同じタイミング 四十九日後の「忌明け」法要後、2週間以内 金額相場 供花の価格の半額から3分の1程度 品物 消え物と呼ばれるお菓子やお茶、洗剤など ※タオルなどの生活用品やカタログギフトでも可 のし・水引き 一般的には目立たないよう「内のし」にする のしの表書きは「志」とする 水引きは、黒白結びきり(関西以外では黄白結びきり) 3. 供花に関する確認事項 供花は、故人の親族や親しい人が出すことが一般的ですが、誰が出しても問題ありません。喪主自らが供花を出すことが通例となっている地域もあり、家族葬などで供花が少なく祭壇が寂しい場合にも喪主が供花を出すことがあります。 ただし、供花を出す際には細かい決まりごとが多いため、注意が必要です。 ここからは、供花に関する確認事項について解説します。 3-1. 手配の仕方 供花の手配は、葬儀を担当している葬儀社または花屋に依頼 します。 葬儀社によっては供花の持ち込みを禁止しているところもある ため、まずは葬儀社に連絡しましょう。 供花の手配の仕方は、以下の通りです。 ①最初に葬儀会場に電話して担当している葬儀社を聞く ②葬儀社に対し、以下の点について確認する 葬儀形式や宗派 他店の供花は持ち込みできるか よく使われる花の種類 ③葬儀社または花屋に注文をする 供花の手配で注意すべきポイントは、以下の通りです。 「名札に記載する名義」「故人との関係性」をしっかりと伝える 通夜当日の祭壇を飾り始める時間までに手配する 3-2.