同位体とは何か、存在比の求め方をまとめてみた | 化学受験テクニック塾
モル計算や濃度計算、反応速度計算など入試頻出の計算問題を一通りマスターできるシリーズとなっています。詳細は 【公式】理論化学ドリルシリーズ にて! 著者プロフィール ・化学のグルメ運営代表 ・高校化学講師 ・薬剤師 ・デザイナー/イラストレーター 数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など) 2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営 公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆 著者紹介詳細
- 同位体を含む元素の原子量の計算
- 相対質量・原子量・分子量・式量の定義、求め方、計算問題 | 化学のグルメ
- 原子量とは?求め方や単位も見やすい図と例で即理解!分子量との違いも|高校生向け受験応援メディア「受験のミカタ」
同位体を含む元素の原子量の計算
9gを加熱し完全に酸化したところ、黒色の酸化銅(Ⅱ)19. 9gが生成した。この酸化銅(Ⅱ)に含まれる 63 Cuと 65 Cuの物質量の比を求めなさい。ただし、 63 Cuの相対質量は63. 0、 65 Cuの相対質量は65. 0とする。 『慶応大学 2008年 参考』 この問題は、次の3STEPで解いていく。 STEP1 反応したO 2 のmolを求める STEP2 STEP1で求めた値からCuのmolを求め、それを使ってCuの見かけ上のモル質量(原子量)を求める STEP3 同位体の片方の存在比をxと置き、式を立ててxを求める まずは、反応したO 2 のmolを求めていく。この反応の反応式は以下の通りである。 \[ 2Cu + O_2 → 2CuO \] 銅に酸素がくっついて酸化銅(Ⅱ)が生成しているので、生成した酸化銅(Ⅱ)の質量から銅の質量を引けば、銅にくっついた酸素の質量が求められるはずである。 19. 9(g) – 15. 9(g) = 4. 0(g) 酸素のモル質量(分子量)は32(g/mol)なので、酸素のmolは次のように求めることができる。 4. 0(g) ÷ 32(g/mol) = 0. 125(mol) 次に、STEP1で求めた酸素のmolからCuのmolを求め、それを使ってCuの見かけ上のモル質量(原子量)を求めていく。 もう一度反応式を確認する。 CuとO 2 の係数比は2:1である。 したがって、この反応に必要なCuのmolは酸素の2倍のはずなので… 0. 125(mol) × 2 = 0. 25(mol) この値を使って、銅の見かけ上のモル質量(原子量)を求めていく。 反応で使われた銅は問題文に書いてある通り15. 9gなので… 15. 9(g) ÷ 0. 25(mol) = 63. 6(g/mol) 同位体の片方の存在比をxとおき、式を立ててxを求める 最後に、同位体の片方の存在比をxとおき、式を立ててxを求めていく。 63. 同位体を含む元素の原子量の計算. 0 × x + 65. 0 × (1-x) = 63. 6 63 Cuの存在比(物質量比)を「x」とすると、 65 Cuの存在比は「1-x」と表すことができる。 同位体それぞれの相対質量に存在比をかけたものを足すと、見かけ上の原子量になる。 この式を解いて… x = 0. 7(70%) となる。 したがって、この問題の酸化銅(Ⅱ)に含まれる 63 Cuと 65 Cuの物質量比は… ^{63}Cu : ^{65}Cu = 7: 3 同位体の存在比を使って原子量を求める問題 炭素原子の2つの同位体 12 C(相対質量=12.
相対質量・原子量・分子量・式量の定義、求め方、計算問題 | 化学のグルメ
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原子量とは?求め方や単位も見やすい図と例で即理解!分子量との違いも|高校生向け受験応援メディア「受験のミカタ」
0), 13 C(相対質量=13. 0)の存在比が、 それぞれ98. 9%、1. 1%であるとき、炭素の原子量を求めよ。 同位体の相対質量に、それぞれの存在比をかけて足す。 \underbrace{12. 0 × \frac{ 98. 9}{ 100}} _{ ^{ 12}\text{ C}} + \underbrace{13. 0 × \frac{ 1. 1}{ 100}} _{ ^{ 13}\text{ C}} = 12. 011 これが炭素の原子量である。 ちなみに、このような原子量計算をするときの有名な工夫がある。 12. 9}{ 100} + 13. 1}{ 100} \\ = 12. 9}{ 100} + (12. 0+1. 00) × \frac{ 1. 9}{ 100} + 12. 1}{ 100} + 1. 00 × \frac{ 1. 1}{ 100}\\ = 12. 0 × (\frac{ 98. 9}{ 100} + \frac{ 1. 1}{ 100}) + 1. 0 × 1 + 1. 0 + 0. 相対質量・原子量・分子量・式量の定義、求め方、計算問題 | 化学のグルメ. 011\\ = 12. 011 これは定期テストなどでよく出るパターンの問題なので、しっかり解けるようにしておこう。 また、もう1つのパターンとして「原子量が分かっている状態で存在比を求める」ものがある。 そちらも一応練習しておこう。 塩素原子の原子量が35. 5のとき、塩素原子の2つの同位体 35 Cl(相対質量=35. 0), 37 Cl(相対質量=37. 0)の存在比をそれぞれ求めよ。 こちらも同じように、「同位体の相対質量に、それぞれの存在比をかけて足すと原子量が出る」ということを利用して解く。 \underbrace{35. 0 × \frac{ x}{ 100}} _{ ^{ 35}\text{ Cl}} + \underbrace{37. 0 × \frac{ 100-x}{ 100}} _{ ^{ 37}\text{ Cl}} = 35. 5 片方の存在比(%)をxとおけば、全部で100(%)だからもう片方は100-x(%)と考えられる。 この式をxについて解くと、x=0. 75となるので、 ^{35}Cl = 75(\%) \\ ^{37}Cl = 25(\%) 分子量 分子量 とは、分子を構成している原子の原子量の和である。 例えば、水(H 2 O)の分子量は、水素の原子量「1」と酸素の原子量「16」を使って、 1×2 + 16×1 = 18 というように求めることができる。 水素の原子量に2を、酸素の原子量に1をかけているのは、水分子中に水素原子は2コ、酸素原子は1コあるからである。 式量 式量 とは、組成式またはイオン式で表される物質を構成している原子の原子量の和である。 例として「NaCl」の式量を求めてみよう。 Naの原子量23.
化学分かる人教えてください 9. ある原子1個の質量を3. 82×10-23 g、12C原子1個の質量を1. 99×10-23 gとする。この原子の相対質量を計算せよ(有効数字3桁)。 10. 3446×10-24 g、12C原子1個の質量を1. 99×10-23 gとする。この原子の相対質量を計算せよ(有効数字3桁)。 11. ある原子1個の質量を2. 1593×10-23 g、12C原子1個の質量を1. 99×10-23 gとする。この原子の相対質量を計算せよ(有効数字3桁)。 12. ある原子1個の質量を5. 8067×10-23 g、12C原子1個の質量を1. 99×10-23 gとする。この原子の相対質量を計算せよ(有効数字3桁)。 13. 下記にある元素の各同位体の相対質量と存在比[%]を参考に元素の原子量を計算せよ(有効数字4桁で答えよ) 同位体1 相対質量6 存在比7. 59% 同位体2 相対質量7 存在比92. 41% 14. 下記にある元素の各同位体の相対質量と存在比[%]を参考に元素の原子量を計算せよ(有効数字4桁で答えよ) 同位体1 相対質量39 存在比93. 258% 同位体2 相対質量40 存在比0. 0117% 同位体3 相対質量41 存在比6. 7302% 15. 下記にある元素の各同位体の相対質量と存在比[%]を参考に元素の原子量を計算せよ(有効数字4桁で答えよ)。 同位体1 相対質量20 存在比90. 48% 同位体2 相対質量21 存在比0. 27% 同位体3 相対質量22 存在比9. 25% 16. 下記にある元素の各同位体の相対質量と存在比[%]を参考に計算した原子量から推定される元素の名称をこたえよ 同位体1 相対質量28 存在比92. 223% 同位体2 相対質量29 存在比4. 685% 同位体3 相対質量30 存在比3. 092%イマーシブ リーダー 化学 ・ 25 閲覧 ・ xmlns="> 50 9. ~12. 相対質量は、12Cの質量を12とするものだから、その原子の質量を 12Cの質量で割って12倍すればよい。 9. だと 3. 82×10^(-23)÷{1. 99×10^(-23)}×12 13. ~16. 原子量とは?求め方や単位も見やすい図と例で即理解!分子量との違いも|高校生向け受験応援メディア「受験のミカタ」. 原子量=各同位体の相対質量×存在比の和 を計算すればよい。 13. だと 6×7. 59/100 + 7×92.