“恋愛で人生が逆転するストーリー”は絶対に作りたくなかった 女性同士の「友情」を描いた、『サガフロ』の先見性 - ログミーBiz
企業では、適度に階層を導入して、そうした 心理を刺激 しています。昇進を動機にして残業させたり、上司からの命令によって効率的に仕事をさせたりします。私たち自身も、動物時代に慣れた関係なので、 階層があることがあたり前 のような気がしてしまいます。 こうして、ウエをとる マウント合戦におのずと引き込まれていく のです。マウンティングが起きるのは、企業をはじめとした階層的な環境のもとで、 競争が奨励 されているためです。 私たちの生得的に有している感情に隠れた上下意識がおのずと発動されるのです。順位がウエのほうが食べ物を先に得られるし、生殖相手も見つけやすい。シタに行けば、万一のときに危ないから、仕方ありません。 「みんな平等」な気持ちをオフィスに取り戻せ とはいえ、親密な仲間だけで和気あいあいと仕事をしたいとも思います。その気持ちも私たちの 生得的な感情 に隠れているのです。そのような状況が許される職場であれば、マウンティングも減ってくるに違いありません。 『生物学的に、しょうがない』発売中! ▲『 生物学的に、しょうがない! 』(著者:石川幹人・出版:サンマーク出版) こちらの記事で紹介した内容はほんの一部だけ。書籍では他にもイライラ、不安、ダラダラ、暴飲・暴食、依存、孤独…… 全部をポジティブに諦める方法が紹介されています。 「やる気が出ない」「ついつい食べ過ぎてしまう」「イライラしちゃう」「フラれてつらい」…… などの悩みがあるアナタ、ぜひチェックしてみてください! 現代人をむしばむ「愛着障害」という死に至る病 | 家庭 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース. TOP画像/(c) 進化心理学者 石川幹人 1959年、東京都生まれ。明治大学情報コミュニケーション学部教授、博士(工学)。 東京工業大学理学部応用物理学科(生物物理学)卒。パナソニックで映像情報システムの設計開発を手掛け、新世代コンピュータ技術開発機構で人工知能研究に従事。専門は認知科学、遺伝子情報処理。【生物進化論の心理学や社会学への応用】【人工知能(AI)および心の科学の基礎論研究】【科学コミュニケーションおよび科学リテラシー教育】【超心理学を例にした疑似科学研究】などの生物学や脳科学、心理学の領域を長年、研究し続けている。 「嵐のワクワク学校」などのイベント講師、『サイエンスZERO』(NHK)、『たけしのTVタックル』(テレビ朝日)ほか数多くのテレビやラジオ番組に出演。主な著書に、『職場のざんねんな人図鑑』(技術評論社)、『その悩み「9割が勘違い」』(KADOKAWA)、『なぜ疑似科学が社会を動かすのか』(PHP新書)ほか多数。
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(笑) これだけ社会と離れのんびりしていても、散歩したりしないとダメに思われるみたいな社会的価値観が内部に残っているのだ。 ** 彼のような生き方は、私はとてもいいと思うが、根本的な問題がある。 それは、大きなゲームの価値基準がどうしても拭いきれないこと。 立花隆さんは、この世界を次のように捉えた。世の中には多くのゲームがあり、各ゲームはルールや価値基準が異なる。足の速さを競うゲーム、昆虫に詳しいというゲームなど、小さいものを含めば無数にある。 ゲーム同士の中ではそのランクがあり、そのうちで、グローバル資本主義社会においては権力ゲーム、財力ゲームという二大ゲームが他を圧倒している。 大原さんのように、こうしたゲームからは距離を置いて、自由を謳歌するゲームを満喫するのもいいが、やはりどうしてもこの貨幣経済社会からは出られないので二大ゲームにおける自分の評価が気になってしまうだろう。 いずれにしても、彼のように自分の内面と向き合い、それを社会の中で調和させるように生きることが、人にとってよい生き方であり、そういう意味でよいお手本なんだと思う。
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