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回答者:坪井 正博 神奈川県立がんセンター 呼吸器外科医長 発行:2012年2月 更新:2013年12月 先日、肺がんの手術を受けたところ、非小細胞がん(腺がん)1b期との診断。腫瘍の大きさは、3.
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金原出版. 2019 渡辺俊一他監修:国立がん研究センターの肺がんの本. 小学館クリエイティブ. 2018 坪井正博監修:図解 肺がんの最新治療と予防&生活対策. 日東書院. 2016 国立がん研究センターがん情報サービス:薬物療法 もっと詳しく知りたい方へ (閲覧日:2020年6月9日) このページのTOPへ
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"肺癌診療ガイドライン ―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む― 2020年版". 金原出版, 2020.
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肺がん は、発見された時点で手術が困難で、進行あるいは転移のある割合がおよそ3分の2と、進行しているケースが多くみられます。肺がんに対する薬物治療は、どのように行われるのでしょうか。抗 がん 剤治療、分子標的薬治療、がん免疫療法の選択や治療の副作用について、国際医療福祉大学三田病院の長瀬清亮(ながせ せいすけ)先生にお話を伺いました。 肺がんの薬物治療とは? 薬物療法:抗がん剤治療・分子標的薬治療・がん免疫療法の3つ これまでは薬物療法や化学療法といえば、長期の入院が必要かつ副作用の大きい、従来の抗 がん 剤治療(細胞障害性抗がん薬によってがん細胞を破壊する治療)をイメージされることが多くありました。しかしがんに対する薬剤研究が進むにつれて、抗がん剤治療だけではなく、狙ったがん細胞だけを標的にして破壊する分子標的薬による治療、ブレーキがかかっていた免疫機能を解除し本来の免疫担当細胞の力でがん細胞を排除するがん免疫療法などが登場しました。現在、薬物治療には以下の3つの種類があります。 【薬物治療】 抗がん剤治療 分子標的薬による治療 がん免疫療法 肺がんの薬物治療はどのようにして行うのか 肺がんの要因・遺伝子変異の有無によって治療を選択する 遺伝子変異による 肺がん は、おもにその変異により生じる異常なタンパクの恒常的な増殖シグナルを特異的に阻害する分子標的薬が有効とされます。そのため多くの場合、第一に分子標的薬による治療を検討し、それらの対象でないケースでは、抗 がん 剤治療を選択します。 一方、記事1 『肺がんの原因・症状とは? ステージ分類・治療選択について』 でご説明したように、 喫煙 などの環境因子による肺がんも存在します。それら環境因子による肺がんの場合、ブレーキがかかっていた免疫機能を解除し本来の免疫担当細胞の力でがん細胞を排除するがん免疫療法が有用な場合があります。 遺伝子変異のタイプに応じた治療薬の選択 記事1 『肺がんの原因・症状とは?
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肺がんの治療 肺がんの治療法 抗がん剤(細胞障害性抗がん剤) 全身をめぐって作用する抗がん剤治療 従来からある抗がん剤(細胞障害性抗がん剤)は、がん細胞の分裂や増殖を抑えることで効果を発揮します。抗がん剤を用いた治療を化学療法と呼びます。 外科治療(手術)や放射線療法が、がんのある部位に対して治療を行う(局所療法)のに対し、抗がん剤は全身の広い範囲作用します(全身療法)。このとき、抗がん剤はがん細胞だけでなく、正常な細胞にも作用するため、副作用が起こってきます。 抗がん剤が効果を発揮し、できる限り副作用を抑えられるように、投与スケジュールが決められています。一般的には3~4週を1サイクルとして、4~6サイクル繰り返して投与を行いますが、薬剤の種類によってさまざまです。治療は、1週間ほど入院して行う場合と、外来で行う場合などがあります。 <図>抗がん剤の投与スケジュール 日本肺癌学会編:患者さんのための肺がんガイドブック 2019年版. 抗がん剤の投与スケジュール例 p93. 金原出版.
がんとは身体の中にがん細胞ができてしまう病気です。その中でも、肺にがん細胞ができることを肺がんと言いますね。がんの治療には主に抗がん剤が使われますが、馴染みのない薬は怖いものだと思います。その効果は十分なのか、副作用はどんなものなのか。今回は、肺がんの抗がん剤治療を、余命や生存率などを交えてご紹介しましょう。
肺がんの抗がん剤治療による余命・生存率は? ではまず、肺がんにおいて抗がん剤治療が行われた場合の、余命の話をしておきましょう。肺がん治療に使われる抗がん剤は、患者の余命を伸ばすのに有効です。その上で現在では、抗がん剤治療が行われる患者の5年生存率は、およそ3割程度となっています。残念な話ですが、7割の人は5年を生きることができないのが現状です。
そもそも肺がんにおいて、抗がん剤治療が主として選択されるのは、その段階のうちⅢ期、あるいはⅣ期となっています。それ以前のもう少し軽い段階であるⅠ期Ⅱ期では、がん細胞を切除する手術が主として行われるのです。つまり手術ではなく抗がん剤を治療のメインとして選択するというのは、その時点である程度肺がんが重度であるということです。
抗がん剤治療の延命効果の程は? 抗がん剤治療が行われるⅢ期、Ⅳ期は、治療をしなければ大体半年を生きられないほどの重い状態です。それを考慮すると、治療を行うことで5年生存率を3割程度まで増やすことができるというのは、抗がん剤治療の効果を物語っているでしょう。
抗がん剤を上手く用いていくことで、患者は余命を伸ばし、がんの苦痛を和らげることができます。医師と相談しながら、しっかりと治療を行っていくことが大切ですね。
肺がんの抗がん剤治療の副作用がヤバい!