コンデンサ
これは毎年必ず出題されます。
出題内容のポイントは
静電容量の計算式を覚えているかどうかです。
たとえば、
・平行板の距離を変える
・間に物体を挿入する
・ コンデンサ の直列、並列での合成静電容量
などです。これは、高校物理の範囲で難易度は低いです。
・静電容量の式を覚える
・過去問題を解き、必ずできるようにする
これができていれば コンデンサ はとれます。
2. 直流回路( オームの法則 など)
これも毎年必ず出題されます。
しかし、これも コンデンサ と同様に
高校物理の範囲で、
基本的には オームの法則 を覚えているかどうかです。
実際の問題では、少し複雑な回路で オームの法則 以外に
テクニックが必要な場合が多いですが、
理解してしまえば簡単です。
こちらも、
・ オームの法則 や電力の求め方を覚えておく
・複雑な回路でもできるように、問題演習をこなす
これをできるようにしておきましょう。
3. 合格者が直伝!独学で電験三種に合格するための勉強方法5選 – 建職バンクコラム. 交流回路( インピーダンス など)
ここも毎年出題されます。
高校でも勉強された方はいらっしゃると思います。
(私は完全に忘れていました)
ここは、抵抗、コイル、 コンデンサ を組み合わせた問題が出てきます。
上の2つと違い、出題のパターンが多いため、
理論のつまずきポイントとなる方も多いかもしれません。
絶対覚えておかなくてはいけないことは、
回路全体の 合成 インピーダンス の計算 の仕方です。
いろんなパターンの出題がありますが、
すべての始まりは合成 インピーダンス の計算になります。
ここから、
・共振
・過渡現象
・消費電力
などを覚えておきましょう。
これらを理解した上で、
問題演習をしていろんなパターンの問題を解けるようにしましょう。
4. 半導体 、増幅回路
ここは、数少ない知識を問う問題が出題されやすいです。
早い段階から勉強しても忘れてしまうこともあると思います。
優先度をお年、まずは上の1~3をしっかりマスターして、
試験の数週間前に点数を上乗せするつもりで覚えましょう! この分野は難易度は低いです。
1. 交流回路
ここは私が実際に勉強し一番苦労しました。
三相交流 、Δ結線、Y結線、など普段電気の仕事をしていないと
意味不明な分野です。
ですので、 対策は早い段階 からやりましょう。
ここでは、A問題の交流回路は理解している、
状態で勉強しましょう。
A問題の延長線なので、
そこを理解してからの方が
勉強がはかどります。
逆に言えば、A問題を理解できていれば難易度は下がるということです。
ここでは、 ベクトルが出てくる ことが多いです。
また、自分で 等価回路に書き直す ことも重要になってきます。
自分で絵を書き理解できるまで何度も問題演習しましょう。
2.
合格者が直伝!独学で電験三種に合格するための勉強方法5選 – 建職バンクコラム
直流回路( オームの法則 )
正直、交流と比較すると難易度は低く、
この分野が出題されればラッキーです。
ここでも基本的にはA問題の延長ですが、
B問題で出題されることは少ないです。
勉強の優先順位は下げましょう。
B問題はさきほどの交流回路を最優先 でやり、
試験の数週間前に問題演習をやる程度でよいでしょう。
3.増幅回路
回路は選択問題で出るので、解いても解かなくても構いません。
一度過去問を見て、自分に向いているかどうか確かめてください。
難しいと感じたら最初から捨てるのもアリです。
ただし、この分野は毎年必ず出題されています。
しかも、理解すれば意外と簡単で難易度は低いです。
B問題の選択分野は基本的にA問題の延長なので、
A問題を理解してれば対策しやすいですが、
もしこれらの難易度が高かった時の保険として、
勉強しておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしょうか。
理論は計算問題ばかりで
とっつきにくい方も多いと思いますが、
上記のように分野を絞り、
優先順位をつけて対策すれば
合格点はとれると思います。
また、法規、機械、電力の対策についてはこちらにまとめています。
合わせて読みたい
※今回記載した出題傾向は記事執筆時のものです。
今後出題傾向が大きく変わる可能性があります。
電験三種の過去23年分の出題傾向を調査してみた!|Denzap
理論の勉強法について解説しました。 もう一度復習しましょう、 直流・交流・三相交流は特に力を入れる テキストと過去問をベースにアウトプット中心の勉強を 一つの分野を一気に仕上げる 手を動かして実際に計算する 捨て分野はなるべく作らない Youtube動画も活用する これらのことに気を付けて合格目指して頑張ってください。 応援しています! ▼あわせて読みたい記事はこちら▼ 初心者が電験三種の機械を攻略した方法!気になる勉強法とは? 電験三種・電力を徹底攻略|初めて学ぶ人に知ってほしい勉強法は? もう迷わない!電験三種の法規の勉強法を解説!【攻略のコツは?】 【2021年決定版】初心者におすすめの電験三種のテキストは?独学でも大丈夫! 恐怖の電験スパイラーとは?|辞めるに辞められない資格の沼
7%の頻出分野を後回しにしてしまうんです。
この辺りも市販の参考書を使って勉強するときの注意点ですね。
確かに情報は少し取っつきにくい分野かもしれません。
良い教材をしっかりと選んで、確実にマスターしていきましょう。
変電機器のうち8割は変圧器に関する出題です。
変電機器の中でも変圧器のみに集中しても良いかもしれません。
もし余裕があれば遮断器や調相設備に関しても軽く学習してみてください。
最後にパワーエレクトロニクスです。
詳細は別の記事でも取り扱いますが、近年出題率が急上昇してる分野です。
これは、近年の設備技術の動向を反映しているものだと言えます。
2000年以降、パワーエレクトロニクスの技術の進歩もあり、機器の価格が安くなってきました。
この結果、電動機制御にインバータを使って省エネを導入する需要家が爆発的に増えてきています。
こういった動向を踏まえて、業務で扱う可能性の高い分野の出題率が上がってきていると考えられます。
法規の出題傾向
法規は4分野で構成されます。
法規の4分野
電気事業法及びその他関連法令
電気設備技術基準及びその解釈
施設管理
法令に関する計算問題
この4分野の出題率はこんな感じです。
計算問題と電気設備技術基準
計算問題と電気設備技術基準を合わせると78. 7%になります。この2分野を優先的に勉強していきましょう。
但し、先に勉強するのは計算問題からにしましょう。
計算問題は問題のパターンが少なく、得点を取りやすい分野です。
ちなみに計算問題のパターンは21種類ですが、電気設備技術基準及びその解釈では過去100種類の条文から出題されています。
21種類と100種類なら、21種類の方が簡単ですよね。
そのため少し勉強すると確実に点数を取れるようになります。
計算問題の得点をしっかりとした土台として固めてから、電気設備技術基準に進んでいきましょう。
電気設備技術基準及びその解釈は範囲を絞って勉強していきましょう。
過去に出題された条文を全て暗記することは不可能 なので、
特に出やすい条文から覚えていきましょう。
また、条文を丸暗記する必要はありません。
問題で問われる部分や出題の仕方はパターンが決まっていますので演習問題を通して暗記していくことが重要です。
ちなみに、電気設備技術基準及びその解釈の中で、どの条文が出題されやすいかは本サイトで公開していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
各科目の分野別出題傾向を紹介してきました。
重要なことは、すべての科目で半分の分野で7〜8割の出題率を占めているということです。
各科目の分野別出題率
・・・電気回路・電磁気学で68.