医療的ケア児とは 文部科学省
この法律は、医療技術の進歩により医療的ケア児が増加し、その心身の状況に応じた適切な支援を受けられるようにすることが重要な課題となっていることに鑑み、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、医療的ケア児及びその家族に対する支援、医療的ケア児支援センターの指定等について定めることにより、医療的ケア児が心身ともに健やかに成長することができる社会の実現を図り、あわせて医療的ケア児の家族の離職の防止に資し、もって安心して子どもを産み、育てることができる社会の実現に資することを目的とすること。 引用:「医療的ケア児支援法案」要綱骨子案 上記内容からもおわかりいただけると思いますが、医療的ケア児支援法の目的をわかりやすく2つのポイントにまとめると ①医療的ケア児を子育てする家族の負担を軽減すること そして、これを実現することで、結果として ②その家族の離職を防止すること このような具体的な目的のために施行されます。 障害の有無、医療的ケアの必要有無に関わらず、誰もが安心して子どもを産むことができる、そして育てることができる社会を目指した法案だと言えるでしょう。 医療的ケア児支援法で何が変わる?
医療的ケア児とは 精神
9%存在。暮らし向きが「大変・やや苦しい」と回答した人は42. 0%にのぼります。 主たる養育者 養育者の平均年齢 養育者の 平均睡眠時間 養育者の就業状況 養育者の暮らし向き 医療的ケアの実施者が 家族内で他にいない 医療的ケアを要する児童生徒の保護者のQOL (身体的・精神的・社会的) 医療的ケアを要する保護者の「身体的・精神的・社会的健康度」はいずれも国民標準値(50点)に比べて有意に低く、「社会的健康度」が特に低くなっていました。 社会的健康度の低さは、仕事や家事などの普段の活動をするときに問題を感じたり、友人や親戚等との付き合いが妨げられているように感じることを示しています。 N=675 *統計的な有意差あり(t検定でp<0. 05) ※QOL(生活の質)について 今回の調査では、保護者の健康に関連したQOLについて、身体的(活力、疲労、痛み等)・精神的(集中力、落ち込み等)・社会的健康(家庭内や仕事上の問題、人付き合い等)の3つの側面を測定する一般的な成人用調査尺度を用いました。スコアが高いほど健康度が高いことを示します。 \医療的ケアシッター ナンシーの情報満載/ 障害児保育・支援のLINE 「医療的ケアシッター ナンシー」では、保育園や療育施設に通うことが難しいお子さんに対して、看護師による自宅でのケア・療育を提供しています。 親御さんにとっても、安心してお子さんを預けることができ、休息時間をつくることにもつながっています。 お預かり中の様子やスタッフのインタビューなどをLINEにて配信しておりますので、利用を検討されている方はぜひご登録ください。
医療的ケア児親子をとりまく環境 周産期先進医療の発達により、日本は500gで産まれても命が助かる「乳児死亡率が世界最低レベルの国」です。 一方で、胃ろうやたんの吸引、人工呼吸器といった医療的ケアやデバイスと共に生きる障害児『医療的ケア児』は、国内で約18, 000人と、ここ10年で2倍に増えています。 医療的ケア児の多くは数ヶ月から1年ほどでNICUから退院し、在宅医療に移行します。 医療的ケア児を育児する親御さんのうち母親のほとんどが仕事を辞め、24時間つきっきりで子どもの介護にあたっている現状があります。 医療的ケア児と、その家族を取り巻く社会の環境には、いまだ多くの問題がありますが、そもそも、医療的ケアというものがどういったものかよく知られていないのが現状です。 医療的ケア児って、 どんな子ども?