脱酸素剤 開封後
「熟成は、微生物の介在を伴わないという考え方もあるようですが、実際は線引きが難しいところ。例えば味噌ですと、麹菌(微生物)が出す酵素のおかげで熟成が進むので、微生物が介在しないとはいえません。細かくいうと、 米などに麹菌をつけて発酵させる段階では発酵と呼びますが、さらに進んでいくと熟成という過程になります 。なので、味噌に関しては『発酵熟成させた物』と呼んでいます」 「ただ、話題になっている熟成肉に関しては、発酵食品とは呼びづらいところ。本来は微生物を介在させない物ではありますが、最近ではカビを繁殖させたシートで肉を包むことによって安全に熟成させるという手法もあるようなので、微生物が介在することもあるし、介在しないこともあるという…。しかし、時間をかけて熟成させることによって食べ物がおいしくなるという意味では、発酵と同じく、人にとって有益なことといえると思います」 ちなみに、「熟成10年」という味噌が売っていたりしますが、家庭でも10年くらいは保管できるということなのでしょうか? 「工場や味噌蔵などでは、温度や湿度の管理、不純物が入っていないかのチェックを常に行っているので、安全な形で長期熟成させることができます。しかし、購入後の味噌は、各家庭でどのような状態で保存されるかわからないので、作り手のもとを離れてしまった後に長期保存できるかどうかは保証できません。 また、空気にふれると褐変(かっぺん:酸化変色)という反応が起こり、食べられないわけではないのですが、風味が落ちてきます。変色した部分は取り除いたほうがおいしく召し上がることができると思います。なお、 市販の味噌は、開封後に表面を覆っているシートや脱酸素剤を取り除き、ラップで味噌の表面を覆って保管 してくださいね」 開封後の味噌はシートや脱酸素剤を取り除く…ということを知らなかった人も多いのでは?味噌をよりおいしく保管するコツなので、ぜひ今日から実践してみてください。 では、また次回も発酵の素朴な疑問について聞いていきますので、お楽しみに! 発酵マイスター 尾田春菜(おだはるな) マルコメ株式会社広報宣伝課所属。 発酵マイスターに加えてジュニアソイフードマイスターの資格を持ち、発酵食品関連のイベントなどにも多く登壇している。 次の記事 「発酵マイスターに聞く!知って得する発酵豆知識」の 他の記事を読む
よくあるご質問|スマイルシリーズ|ライオン株式会社
知らないと大変!お茶の正しい保存方法 [2015. 12. 28] Written By お茶は冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で保管すると良いと信じている人は意外に多いと思います。実際、お茶はどのように保管するのが良いか、私の経験をまとめてみました。 一度開封したお茶の冷蔵庫保存は要注意!
「小豆」は北海道産です。「白小豆」は群馬県・茨城県産。「手亡」・「福白金時」は北海道産を使用しています。 「羊羹」を切ると水分が出てきます。なぜですか? 羊羹を切った時に水分が出てくる事がありますが、これは羊羹に含まれる蜜です。 『おもかげ』の砂糖・黒砂糖のそれぞれの含有量はどの位ですか? 『おもかげ』の砂糖の割合は、羊羹重量のうち黒砂糖が20%位、砂糖が40%位です。 「黒砂糖』とはどのような砂糖ですか? 脱酸素剤 開封後は. 「黒砂糖」は、サトウキビを搾り石灰を加え煮詰めて出来た砂糖です。しょっぱいとのご意見が聞かれるのは、この成分に起因しています。 「季節の羊羹」は『夜の梅』などの羊羹に比べ日保ちがしませんが、なぜですか? 「季節の羊羹」は、通常の「煉羊羹」に比べて水分を多く含むためです。○○製という素材により製造日からの賞味期限が異なります。 煉製:140日 琥珀製:65日 道明寺製:60日 琥珀製は、煉製より早めに蜜が羊羹から多く出てくる為であり、道明寺製は原材料である米が硬化する為に、賞味期限が短くなります。