4年に1回は多すぎる、高齢者の骨密度測定/Jama|医師向け医療ニュースはケアネット
記事・論文をさがす CLOSE トップ No. 4905 質疑応答 臨床一般 高齢者の適正体重とは?【適正体重の維持も重要だが,適正筋肉量の維持がより大切となる】 高齢者の適正体重について。認知症などで入院が長期化した場合,粥食やミキサー食だとどうしてもカロリーが低くなり,一般的な適正体重よりかなり低くなりがちです(身長160cmでも40kg以下など)。高齢者の体重や栄養管理については,実際どの程度を目安にすればよいのでしょうか。 (千葉県 H) 【回答】 栄養状態や健康指標として,最もわかりやすくて簡単な指標は体重です。定期的に体重を量り,体重の変化を把握することは生活習慣病の診断あるいは予防のみならず,生活習慣の見直しにも活用できます。一般的に言われている適正体重は,22×身長(m) 2 で求められます 1) 〔たとえば,身長160cmの人の適正体重は,22×1. 60(m) 2 =56. 32kgです〕。 この適正体重を算出した根拠は体格指数であるbody mass index〔BMI=体重kg/身長(m) 2 〕です。たとえば,身長160cm,体重40kgの人のBMIは15. 6〔40kg/1. 60(m) 2 〕です。BMIと有病率の関連性を検討した研究結果では,男性22. 2kg/m 2 ,女性21. 9kg/m 2 で有病率が最も低くなります。有病率の観点からの適正BMIは,22kg/m 2 で,適正体重を求めるときにこの値を採用しています 1) 。 また,WHOと日本肥満学会では,BMI 18. 5kg/m 2 未満を低体重,18. 高齢 者 骨 密度 平台电. 5~25. 0kg/m 2 を普通体重,25. 0~30. 0kg/m 2 を過体重,30. 0kg/m 2 以上を肥満と判定しています。さらに,18. 5~17. 0kg/m 2 未満を痩せぎみ,17. 0~16. 0kg/m 2 未満を痩せ,16. 0 kg/m 2 未満を痩せすぎと判定しています 2) 。この判定基準によれば,ご質問の身長160cmで体重40kgは痩せすぎに該当します。 ここで注意すべきなのは,体重あるいはBMIによる判定には,筋肉量が反映されていない点です。加齢に伴う最も特徴的な変化は,筋肉量や骨密度の減少と脂肪量の増加です。若いときと比べて,たとえば体重50. 0kgと変化がみられなくても,その中身は変わります。若者体重50.
骨密度測定検査をご存じですか?|若草第一病院ブログ|社会医療法人 若弘会 若草第一病院【大阪府東大阪市】
72(同:0. 66~0. 79)と、予測能はあまり変わらなかった。 ネット再分類指数を用いた場合、2回目の骨密度測定により股関節骨折者の分類割合は3. 9%(95%CI:-2. 2~9. 9%)増大した一方で、低リスクと分類される人の割合は-2. 2%(同:-4. 5~0. 1%)の減少だった。 結果を踏まえて著者は、「骨折リスクを改善しようと4年以内に骨密度を再測定し分類することは、この年齢の未治療骨粗鬆症患者には必要ないようだ」と結論している。 (當麻あづさ:医療ジャーナリスト)
7%,女性98. 0%であった。 【結論】地域在住高齢者の骨密度,体力,QOL,食事内容を調査測定した。骨密度はYAM%では80%以上,同年齢%は100%以上であった。体力とQOLは良い状態を維持しており,調査測定に参加した住民は運動を習慣化していたと推察できた。栄養摂取状態は,たんぱく質は十分だったが,炭水化物は低く脂質が高かった。カルシウムは,推定平均必要量を満していないものがいた。ビタミンD,Kは問題なかったが,食塩摂取量は目標量より高い住民が多かった。高齢者への骨粗鬆症予防の支援には,運動指導だけでなく,栄養素や食塩摂取量に対するきめ細やかな食事指導の必要性が示唆された。