一級建築士と二級建築士の違いとは?難易度や仕事内容・取得メリットまで徹底比較 | 資格Times
こんにちは! 一級建築士のおしゃべり建築士です。 家づくりやリフォームの相談なんかをするうえで、建築士という肩書きの方とお会いすることが出てきますが、その中でも一級建築士と二級建築士という肩書きがあります。 わたしも一級建築士になる前は二級建築士でした。 では、名前は聞いたことあるという方も多いと思いますが、一級と二級の違いってなんでしょう。 今回はこんな疑問を解消すべくお話していきますね!
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また、四号中の「 且つ 」にもマーカー赤で太く引いて見落とさないようにしておいてくださいね。 これさえ抑えておけば3条は大丈夫です。 「こえる」、「以上」、「且つ」 にマーカーしておきましょう! 第3条の2(一級建築士又は二級建築士でなければできない設計又は工事管理) 前条第1項各号に揚げる建築物以外 の建築物で次の各号に揚げるものを新築する場合においては、一級建築士又は二級建築士でなければその設計又は工事管理をしてはならない。 一 前条第1項第三棒に揚げる構造の建築物又は建築物の部分で、延べ面積が30㎡を超えるもの ニ 延べ面積が100㎡(木造の建築物にあつては、300㎡)を超え、又は階数が3以上の建築物 2 前条第2項の規定は、前項の場合に準用する。 3 都道府県は、土地の状況により必要と認める場合においては、第1項の規定にかかわらず、条例で、区域又は建築物の用途を限り、同項各号に規定する延べ面積(木造の建築物に係るものを除く。)を別に定めることができる。 これらは上記の表のCにあたるところです。 この条文のポイントはズバリ出だしです。 なんと書いてありますか? 「 前条第1項各号に揚げる建築物以外 」って書いてありますよね? 言い換えると、「一級建築士じゃないとできないものを除いて」ことです。 つまり、 第3条の2には、一級じゃないとできないものを除いて、って言うのが前提条件になっているのです。 わかりましたか? 要するに、3条の2を読む前に、3条に該当していないかチェックしてきてねってことを出だしで言っているのです。 なので、これが第3条→第3条の2と順番を追ってチェックしなければいけない理由なのです。 前提条件が大事! 建築大工技能検定 大工工事作業 1級、2級、3級の違い | 失業後はじめてのハローワーク|雇用保険の利用録. 例題 この問題注意! 鉄骨造、高さ10m、軒の高さが9mの共同住宅の新築工事で、住宅の用途に供する部分の床面積が250㎡、自動車車庫の用途に供する部分の床面積が125㎡のものの設計及び工事管理は、一級建築士又は二級建築士でなければならい。(平成25年NO. 21より) 解説 一級建築士の過去問です。 条件を整理すると、 ・鉄骨造 ・高さ10m、軒高9m ・共同住宅 ・住宅250㎡+車庫125㎡=計375㎡ では見ていきましょう。 問題文に、 一級建築士又は二級建築士でなければならないと書いてあるからといって いきなり士法第3条の2第一号を見ないでください。 いきなり見てしまうと 3条の2第一号の「延べ面積が30㎡を超えるもの」に該当すると判断してしまいます。 先ほどから言っているように、3条の2は、 一級建築士ができないものっていうのが前提 になっていましたよね?
資格取得の難易度、扱える建物の幅広さなどから考えると、二級建築士よりも一級建築士のほうが優れているといえるかもしれませんが、住宅の設計を専門に行いたい人にとっては、一級資格はそもそも不要です。 あくまで手掛けたい建築の方向性によって資格が異なると解釈すべきでしょう。 ただし給料などの待遇面には明確な差がありますので、高収入を得たい人は、一級資格を目指したほうがチャンスが大きいのは間違いありません。 また、昨今は戸建住宅の需要が落ち込み、それに代わってマンションが非常に人気を集めている影響もあって、二級建築士が手掛けられる案件は減少しつつあります。 リフォーム案件などもあって、二級建築士が活躍できるマーケットは十分に残されていますが、安定的に働きたいなら努力して一級建築士を目指したほうがよいかもしれません。