高齢者におすすめの脳トレ方法はありますか?【介護のほんね】
●親指と小指のダンス 両手をかるく握って、右手は小指を立て、左手は親指を立てた状態からスタート。「1」で小指と親指を引っ込めます。「2」で右手の親指と左手の小指を立てます。「3」でまた小指と親指を引っ込めます。「4」で最初の状態(右手は小指を立て、左手は親指を立てた状態)に戻ります。これの繰り返しです。「もしもしかめよ♪」など、好きな歌に合わせて、リズミカルにやってみましょう。思った以上に難しいですよ! 脳トレレク4:ボードゲーム2選 ●ピクテル 使うのは、透明なカードに記号的なピクトグラムが描かれているカード。これを組み合わせてお題にあう絵を完成させ、回答者に答えてもらうゲームです。カードを使った連想ゲームのようなイメージです。カードを使うので絵が苦手な人でもだいじょうぶ。脳の普段使わない部分を使って、みんなでワイワイと楽しめます。 ピクテル ●ブロックス 4色のブロックを使って陣地を取り合うボードゲーム。シンプルですが戦略も要求され、どこか囲碁っぽさも感じます。2人~4人で遊べますが、4人でやるのが一番盛り上がります。もちろん、「他のメンバーの戦略を妨害して自分が勝つ」という楽しみ方もありますが、「みんなで協力してすべてのピースを置ききる」という遊び方も、和気あいあいと楽しめるのでおすすめです。 ブロックス 脳トレ・レクリエーションは男性人気も高め! 老人ホームなどでよく行われる装飾づくりや童謡といったレクには、幼稚なイメージがあるためか、とくに男性利用者様には敬遠される方がいらっしゃいます。そんな方にも興味を持っていただきやすいのが、雑学や漢字、数字などを使う知的なゲーム。 現役時代の仕事で数字や文章を扱っていた方なら、計算に強かったり漢字をよく知っていたりすることも多いものです。自分の得意分野を生かせると、普段消極的な方も、がぜんやる気になっていただけることも。また、ゲームのなかで周囲に褒められたり尊敬を集めたりすると、次のレクへの意欲につながるといった効果も期待できます。 脳トレは、ふだん物静かな方など、意外な人にスポットが当たりやすいレクリエーション。体の状態を問わずに参加していただけるのもメリットです。さまざまな個性を持った方がレクを楽しめるよう、バランスよく織り交ぜていってくださいね。 参考文献:「100歳までボケない手指体操」 監修:白澤卓二
高齢者レクリエーション 【My介護の広場】
判じ絵の脳トレ・クイズ/初級 描かれた絵がある言葉を表しており、それを考え当てるクイズです。慣れるまで難しいと感じるかもしれませんが、難易度や問題数も豊富なのでぜひたくさんチャレンジしてみてください! リンク その他の「判じ絵の脳トレ・クイズ」の高齢者向け介護レク素材を見る 2. 欠けたピースを探すパズル/中級 黒い部分に果てはまるピースを6個のイラストから選んでください。このパズルは黒い部分の形を一時的に記憶し当てはまる形を探すので、記憶力、集中力、注意力の向上に役立ちます。 また、この問題のように図形を使ったパズルのクイズは頭のなかで図形の方向や組み合わせを変えたりするので、空間を把握する力のトレーニングにもなります。 リンク その他の「欠けたピースを探すパズル」の高齢者向け介護レク素材を見る 3. ペンキで隠れた絵を見つける脳トレ・クイズ/中級 ペンキで隠れてしまっている絵を当てるクイズです。見えている一部分をヒントに答えを導きだすので想像力や推測力を鍛えるトレーニングにもなります。 リンク その他の「ペンキで隠れた絵を見つける脳トレ・クイズ」の高齢者向け介護レク素材を見る 4. ひらがなを並び替える脳トレ・クイズ/中級 書かれたひらながを並べ替えて正しい言葉を当ててください。頭のなかで言葉を入れ替えて、正解か不正解を判断していく作業になります。難易度が高ければ高いほど、よりこの作業が行われるのでさらに良い脳トレになります。 リンク その他の「ひらがなを並び替える脳トレ・クイズ」の高齢者向け介護レク素材を見る 5. 隠れた文字を読む脳トレ・クイズ/上級 イチョウの葉や雨で隠れてしまっている文字が何と書かれているか当ててください。隠れている箇所も多く、文字も漢字なので難易度は上級です。 知っている言葉や漢字を総動員して正解を導き出します。分かる箇所から推測していくのがコツです! リンク その他の「隠れた文字を読む脳トレ・クイズ」の高齢者向け介護レク素材を見る 6. 暗号を解く脳トレ・クイズ/上級 2枚の紙に書かれた暗号を解くとある一文が出てきます。どんな一文なのかを当ててください。解き方を考えるだけでなく、ヒントにもあるあいうえお表を思い浮かべるのは、記憶を呼び起こす記憶力のトレーニングにもなります。 リンク その他の「暗号を解く脳トレ・クイズ」の高齢者向け介護レク素材を見る 思考力の向上を目指す脳トレ 介護アンテナでは思い出などを書く、作文などのレク素材もあります。過去の出来事を思い出しながらそれを文章にすることでワーキングメモリと思考力を鍛えることができます。 作文などはほかの問題と違って答えがないレク素材なので、問題を解くのが苦手な方でも取り組みやすいでしょう。また、日記や名作文学を音読するというレク素材もありますが、当時のことを思い出すきっかけにつながったり、口を動かすことで口腔機能のトレーニングにもつながります。 1.
介護施設で行われる高齢者レクリエーションのなかでも、常に安定した人気を誇る「脳トレ」。普段使わない脳を刺激することで、認知症予防に役立つところが人気の理由です。スタッフ側としては、準備する物が少なくて済むところもうれしいポイントですね。 今回は脳トレ・レクリエーションを4つのカテゴリーに分け、合計10選のアイデアをご紹介していきます。解けそうで解けない、できそうでできない・・・そんなジレンマからの「解けた!」「できた!」は、脳のトレーニングになるだけでなく、介護現場にイキイキとした笑顔が増える効果も。毎日のレクに、ぜひ取り入れてみてくださいね。 脳トレレク1:ホワイトボードで漢字・計算クイズ4選 漢字や数字は高齢者の方々にもなじみが深く、取り組みやすい脳トレです。ホワイトボードや筆記用具があればできるので、準備物が少なくて済むのもうれしいですね。 ●チームで漢字探し (1)参加者にチームに分かれてもらい、「口」という字に二画足してできる漢字を探してもらいます。「石」「占」「号」など、いろいろありますね。たくさん見つけたチームの勝ち! (2)四文字熟語のうち、漢字二つを隠し、それを当ててもらいます。「危□―□」(答え:危機一髪)や「一□二□」(答え:一石二鳥)など。たくさん当てたチームの勝ち! (3)いとへんの漢字、さかなへんの漢字など、へんを指定して、チームで漢字を探してもらいましょう。たくさん見つけたチームの勝ちです! ●きそく発見!