ラバーの貼り方|卓球初心者ガイド|知る・学ぶ|バタフライ卓球用品
Tadeusz Lakota またやってもーたー。 新しいラバーを貼るたびにガタガタでおブスな断面に切ってしまう! あるあるですよね。 みなさんはどうやって卓球のラバーを貼っていますか? 卓球ショップのサービス? それとも自分で? 少なくともこの記事に興味を持っていただいたあなたは、自分で卓球のラバーを貼ろうと思っている方だと思います。 でも、自分で貼るとガタガタになってしまうんですよね。 実は僕もそうだったんです。 自分のラバーなら自己責任なので気にならないのですが、人のラバーを貼るとなると話は別ですからね。 そこで、卓球ラバーを貼るプロ販売員に相談したところ、すげー技を教えていただきました! これは間違いなく保存版です。 今回は【絶対に失敗しない】卓球ラバーの貼り方をお教えします! ついでに、おすすめの接着剤もランキング形式でご紹介しますね。 切り方さえマスターすれば失敗しない! ラバーを貼る際に一番気になることは、切り口がガタガタになることだと思います。 見た目がまず悪いですよね。 しかも、スポンジ部分の修正ってホント難しいんです。 失敗したら修正は非常に困難ですから、冗談抜きでワンチャンスしかありません。 まずは、失敗の事例から御覧ください。 ラバー貼り失敗例 2選! 卓球ラバーの貼り方のコツ. ながいハサミつかえばいいんでしょ!? カッターナイフが一番でしょ!? んー? どちらも正解でどちらも不正解です。 慣れた人ならハサミでもカッターでも超クオリティで切る方がおられます。 慣れた人なら。です。 今回ご提案するのは、"初めて"でも絶対に失敗しない。最高クオリティに仕上げる方法です。 こんな失敗をしないようによーく読んでくださいね☆ 失敗例その1 ハサミでガタガタに! 良く使われる手法としては、長い裁ちばさみを使って切る方法。 熟練の方ならほんとにめちゃくちゃキレイに切ります。 でも、いざ長い裁ちばさみを購入して自分でやってみると、、、、 "こんな感じでキレイにきればいいんでしょ!? " "チョキチョキ! " "チョキチョキ・・・・やべぇ" ''うわぁああああああああ" やってしまいましたね。 まさかの失敗。 丁寧にしたつもりなんですけどね。 意外と難しいんですこれが。 ハサミの角度が変わってしまうと、斜めに切れてしまったりで、やばめです! 失敗例その2 カッターでボロボロに! 次に良く見るのがカッターナイフを使用した切り方。 これは、何度も切らないという点でとても理にかなっていてワンストロークで切ることができるので、丁寧に切ればなかなかいい感じにカットすることが可能です。 ではやってみましょう。 "こうやってやればいいんでしょ? "
カット用ラケットや初心者用ラケット、表面材の弱いラケットにはラケットコートをお勧めしております。メーカーとしてはワザと柔らかい木材を使用している場合がりますが、ラバーを1回貼っただけで使えなくなっては意味がありません。ラケットコートを塗ると打感は少し変わりますがラケット自体が長持ちします。 接着剤はどれがいい? 良い接着剤の定義は、貼りつき具合がよく、ラバーを剥がした後も木材に粘着成分が残りにくいものをお勧めします。 ファインジップがよい? 貼りつき具合やラバーを剥がした後の粘着成分がなく、よい接着剤だが塗りにくく、接着剤が分厚くなるため重量が重くなるという欠点もある。私個人的には重いラケットを嫌うため、ファインジップは使っておりません。 ラバーが剥がれてくるんだけど? ラケットに強めのコーティングがされている場合はファインジップをお使いください。またラバーも反り返りが強いラバーにはファインジップを使用ください。 接着剤は大きいものがお得? できる限り小さいものをご購入ください。接着剤は一度開封してしまうとそこから劣化が始まりやすくなります。開封してから半年以内に確実に使い切るようにしてください。劣化した接着剤は、貼りつきが悪くなったり、逆に貼りつきが強くなりすぎたり、剥がした後に木材に粘着成分が残ったりすることがございます。 接着剤は難しいので接着シートでもいい? 接着シートは使わないでください。ラバーとの相性、ラケットとの相性がすごくございます。またシートを剥がした際に木材を剥がすことが多々ございます。最悪ラケットを使用できなくなります。 ラバー貼り換えの際の注意点は? ラケット表面に前の接着剤の残りがある場合は接着剤の残りかすを 完全 に取り除いてください。残りかすがあると空気が入ったり、デコボコの原因になります。また粘着成分もすべて取り除いてください。 接着剤を乾かす時間は? 1時間でも2時間でも構いません。生乾きが一番だめです。乾かしすぎのほうが逆に適しております。 接着剤の色が変だ 劣化してます。使用をやめて新しいものを購入ください。 ラバーに空気が入ってしまったら? 基本的にそのまま放置しても抜けることはございません。あまりよくないですが一度剥がして接着層を剥がし、貼りなおしてください。ただし、柔らかいラバー(スポンジ)の場合は、接着層をとるとスポンジが取れることがあるので、接着層の上から再度接着剤を塗るほうが良い場合もあります。 サイドテープって意味あるの?
"おお! いい感じっぽい! " "これは簡単だ!! " "!?!!!?!?!?!??!?!??? " "まさかの・・・・。" 特に最近のテンション系裏ソフトラバーの場合は、トップシートが非常に繊細なんです。 一見、キレイに切れているように見えるんですが、、、 実は、押さえて切る時にスポンジやゴムの部分がカッターの刃による摩擦で引きつれてしまってボロボロに、、、、。 コレはショックです。 テナジーをはじめとする高価なラバーでこの状況は悲しいです。 修正を失敗してズタボロに。。。 変になった部分は切って修正しようと思いますよね。 まぁ、それ以外に選択肢も無いですし。。。 はい。お疲れ様です。 こうなってはもうダメですね。 もう諦めましょう。 おブスな断面でプレーするしかありません。 交換の必要は無いし、捨てなくてもいいですよ。 実用にはほぼ影響はないですし、もったいないですからね! "こうなる前にはやく教えろ! " って声が聞こえてきそうなので、そろそろ本題へまいりましょう! 初心者でも失敗しないラバーの貼り方 では、本題に入ります。 今回お教えする切り方は、実はハサミもカッターナイフもどちらも必要なんです。 実は我々のような見習いラバー貼り職人にはハイブリット方式が一番らしいのです。 用意するものはこちら! よく切れるカッターナイフ 刃渡りの長いハサミ(裁ちばさみがベスト) カッターマット ラバー保護シート 卓球ラバー用水溶性接着剤 ラケットとラバーも忘れずに用意しましょうね。 今回使用した水溶性接着剤はandroのターボフィックスです。 保護シートは同じくandroの粘着保護シートです。 極卓屋で使用しているのは、 オルファのスピードブレードです。 何本もカッターナイフを使用してたどり着きました。 まさにカッター界のテナジーといったところ。笑 性能が段違いです。 18mmの大きいサイズの刃がおすすめです。 このカッターナイフのすごいところは、刃にフッ素コーティングがされているところです。 フッ素コーティングによって摩擦係数を減らし、明らかに軽い触感でカットできます。 刃先のコーティングが剥がれやすいので、ラケット1本分で1つツメを折ってもいいかもしれません。 そのままでも十分な切れ味は保たれます。 一般的に白刃と黒刃の違いは切断面が"より"鋭利なのが黒刃。 つまり、よく切れる刃なので、失敗したくない方は黒刃のカッターを選択しましょう!