上腕・肘関節骨折へのダメージ・コントロールとしての創外固定 (臨床整形外科 56巻2号) | 医書.Jp
以上!!今回はここまで!! 今回記載したような症状がある方で、まだ治療されていない方は必ず医療機関で適切な治療を行って下さい! !
上腕骨外顆骨折とは
厳密には、上腕骨遠位部骨折/通顆骨折というやつです。 術前のX線写真はあまり転位していないように見えますが、かなり不安定性が強く、少し腕を動かすたびにゴキゴキと音がする状態でした。この状態でギプスを巻いても、ギプス内転位が生じるだけで骨癒合はまずしませんので、強固に内固定する方針となりました。 手術は後方から、外側にはプレートを当て、内側は真横に尺骨神経がありますのでスクリューでの固定になっています。定性は良好で、外固定は三週間程度の予定です。
上腕骨外顆骨折 神経
ステロイド注射の群は痛みの再発が示されたのは意外かもしれないが、 二つの理由が考えられる. 1つ目はステロイド注射が腱に有害である可能性、 2つ目はステロイド注射後で痛みが軽減するため腕を過剰に 使いすぎてしまい負担がかかった可能性が考えられる. 高確率で改善するのは理学療法だが、経過観察と比較するとその差はわずかであり、 理学療法を治療手段に加えるべきかは議論の余地がある. 解説 上腕骨外側上顆炎に対してステロイド注射と理学療法と何もしない群で比較した研究です. 即時的効果が高いのはステロイド注射ですが、 副作用もあり再発のリスクもあるため、選択には注意が必要だと思います. 上腕骨外顆骨折とは. 一番、改善度が高いのは理学療法ですが、経過観察する群とは有意差がないため、 この研究では理学療法も有効だけど、経過観察しても効果は一緒ではないかという 結果になっています. 詳細に関してはリンクを貼っているので論文を参照してください.
2020年8月19日 2020年8月20日 久しぶりに上腕骨顆上骨折の手術症例 今回は、 小児骨折でよくあるけど、あまり診たくないw そんな骨折の代表、 "上腕骨顆上骨折" について。 久々な手術症例をだったのですが、 今回はこの骨折に伴なう"神経麻痺"が気になったので、 論文何かないかなーと調べてみました。 以前にも上腕骨顆上骨折については記事をあげてますので、 よかったらそちらも参考にしてください。 神経麻痺はどれくらいなんだ? では、今回は神経麻痺について調べてみたのですが そもそも頻度はどの程度なのでしょうか。 📝参考文献 日本肘関節学会雑誌 26 ( 2) 2019 川本ら この論文は、 顆上骨折のGartland typeⅢ、14例に併発した神経麻痺の報告です。 ★Gartland分類 転位を伴なう骨折(typeⅡ・Ⅲ)の98例のうち、 14例発症、 全体の14.