むかし むかし ある ところ に したい が ありま した 文庫
どれくらい前の海水なの? その 地層 ちそう ができた時代の海水だから場所によってさまざまだけど、 何百万年も前の海水 だったりするよ。 そんなに前?! 東京の 地層 ちそう には化石海水がたくさんあって、それを 掘 ほ り出している 温泉 おんせん が多いんだ。 知らずに入っていたかも! 火山と関係ない 温泉 おんせん は 「 非火山性温泉 ひかざんせいおんせん 」 というよ。 断層 だんそう などから自然にわいている 温泉 おんせん もあって、新潟県の 松之山温泉 まつのやまおんせん や兵庫県の 有馬温泉 ありまおんせん のように、とても深いところから 断層 だんそう をつたってきた熱い水がわき出している例もあるよ。 非火山性温泉 ひかざんせいおんせん のしくみ 地中にしみこんだ雨水や化石海水などが、地熱で温められて 温泉 おんせん となる。 有馬温泉 ありまおんせん のようにプレートのしずみこみによってできた 温泉 おんせん ではないかとされる例も。 温泉 おんせん はなぜ体にいい? むかし むかし ある ところ に したい が ありま した 感想. 温泉 おんせん ってもともとは雨水なのに、どうして体にいいの? マグマから出る水やガスの成分 がまざったり、地中を流れているときにまわりにあった 岩石の成分 がとけたりするんだ。 どんな成分がとけているの? 食塩や 石膏 せっこう 、 重曹 じゅうそう 、鉄、 硫黄 いおう などいろいろあるよ。 温泉 おんせん は、 温度やとけている主な成分 によって、いろいろな 「 泉質 せんしつ 」 に分類されるんだ。 温泉 おんせん には いろいろな「 泉質 せんしつ 」がある 泉質 せんしつ の例 特ちょう 単純温泉 たんじゅんおんせん 温度が25度以上。成分の量はあまり多くない。 ナトリウムー 塩化物泉 えんかぶつせん 食塩がたくさん入っている。「食塩 泉 せん 」ともいう。 カルシウムー 硫酸塩泉 りゅうさんえんせん 石膏 せっこう がたくさん入っている。「 石膏泉 せっこうせん 」ともいう。 ナトリウムー 炭酸水素 たんさんすいそ 塩泉 えんせん 重曹 じゅうそう がたくさん入っている。「 重曹泉 じゅうそうせん 」ともいう。 この中でも、日本には「 単純温泉 たんじゅんおんせん 」や「ナトリウムー 塩化物泉 えんかぶつせん 」が多いよ。 「 単純温泉 たんじゅんおんせん 」ってあまり 効 き き目がないの?
むかし むかし ある ところ に したい が ありま した 感想
神奈川県の箱根にある 大涌谷 おおわくだに がそうだよ。ここも昔は 「 地獄谷 じごくだに 」 とよばれていたんだ。 大涌谷 おおわくだに の 水蒸気 すいじょうき 地面から湯気が出てる! この熱い 水蒸気 すいじょうき に地下水をかけてお湯にして、箱根のいろんな 温泉 おんせん 場に運んで入浴できるようにもしているんだ。箱根の中でも山の下のほうには、ちょうどいい温度で自然にわいた 温泉 おんせん もあるよ。 箱根は 温泉 おんせん で有名な町だよね。 箱根も別府も、 火山があって地面の下がとても熱い から 温泉 おんせん がたくさんあるんだ。火山に関係した 温泉 おんせん は 「 火山性温泉 かざんせいおんせん 」 というよ。 火山性温泉 かざんせいおんせん のしくみ 地中にしみこんだ雨水が、マグマから出る高温の水・ 水蒸気 すいじょうき ・ガスとまざり、熱や成分を 得 え て 温泉 おんせん となる。「たまり」を 掘 ほ った 温泉 おんせん や自然にわいた 温泉 おんせん などがある。 ※「たまり」とは 熱水 ねっすい や 温泉 おんせん のたまっている場所。 火山がない場所で わいている 温泉 おんせん のナゾ 東京のど真ん中にも 温泉 おんせん があるよね。まわりに火山なんてないのに、どうして? 地球は中心に近づくほど熱くなるから、実は火山がない場所でも、 すごく深く 掘 ほ れば熱い水を取り出せる んだ。 どれくらい熱くなっているの? 火山がないところでも、100m深くなるごとに、地温がおよそ3度上がるよ。 へー! じゃあ、地下1, 000mになると…… 単純 たんじゅん に計算すると、 地表の温度が15度だとすると、地下1, 000mの地温は45度くらい 、地下1, 500mだと60度くらいになるよ。そこに水があれば…… くみ上げているうちに、いい湯かげんになりそうだね! 深く 掘 ほ りさえすれば 温泉 おんせん がとれるんだったら、どこでも 温泉 おんせん をオープンできちゃう? 温泉 おんせん 自体はたぶんどこでもとれるけど、 チョロチョロとしか出ないこともある から 掘 ほ ってみないとわからないんだ。 地下にどれくらい水が流れているかも大事なんだね。地下水のもとはやっぱり雨水? 地中にしみこんだ雨水 だったり、 「化石海水」 といって 地層 ちそう に 閉 と じこめられた大昔の海水のこともあるよ。そこに 現在 げんざい の海水や地下水がまざっていることもある。おおもとはみんな雨水だね。 化石海水っておもしろいね!
衝撃でした。この本で私が好きな話は、「花咲か爺さん」と「鬼ヶ島」です。 ちなみに本の装丁は五月女ケイ子さん!レッツ古事記でファンになりました。 レッツ古事記もおすすめですよ~。古事記って難しそうと思う方には是非!古事記知っている方も面白く読めるので楽しいと思います。 読み終えたら、本のカバーを外してみてください。ちょっとした驚きが待っています。(笑) そこにまで! ?っと突っ込み入れたくなりました。 今までとは、一味違う推理小説的な日本昔話を読んでみてはいかがでしょうか。 おすすめ関連書籍 昔話関連で以下の本をおすすめします。 【読書日記】おとぎカンパニー/田丸雅智 【読書日記】はなとゆめ/冲方丁 【読書日記】千夜と一夜の物語/仁木英之 にほんブログ村