音節文字と音素文字の違いとは?世界の表音文字の分類 | Tantanの雑学と哲学の小部屋
次回は、 こうした言語を表現する 効率性 という観点から見た 文字の機能的な優秀性 について、 平仮名や片仮名 と ローマ字 のどちらがどのような意味で より 優れた機能的な文字 であると言えるのか? という 音節文字と音素文字の優劣の比較 について 詳しく考えてみたいと思います。 このシリーズの前回記事: 表意文字と表語文字の違いとは?絵文字(ピクトグラム)と象形文字(ヒエログリフ)の差異 このシリーズの次回記事: 平仮名(音節文字)とローマ字(音素文字)の効率性から見た優劣の比較 「 言語学 」のカテゴリーへ
表意文字 表音文字 Dicom
前回 書いたように、 概念と意味の観点 から見た 言葉の最小単位 は、 文節から単語、そして最終的には 形態素 ( morpheme 、 モルフィム )の概念へと行き着くことになりますが、 このシリーズの初回 でも考えたように、 すべての文字には、 概念 ( idea 、 イデア )と 音声 ( phony 、 フォニー ) の 二つの側面 があると考えられます。 そうすると、文字のもう一方の性質である 音声の観点 から見るとき、 文字はどのような 基本単位 から構成されることになるのでしょうか?
表意文字 表音文字
表音文字の中に表音素文字・表語文字がある 2. 「正しい読み」を認めるのは表語文字としての立場 3. 表音的用法・表意的用法という考え方も有効 ☆このトピックにオススメの本 町田和彦(編集): 世界の文字を楽しむ小事典. 2011/11/1, 大修館書店 世界の文字に興味のある方には非常にオススメ。 前半は文字に関する様々なトピックの読み物、後半は世界の文字を1ページにまとめたミニ図鑑のようになっており、眺めても読んでも楽しめる構成です。 子安宣邦(著): 漢字論. 岩波書店, 2003/5/22 「漢字」という〈外部者〉がいかにして日本語に〈帰化〉したかを論じる一冊。 文化史・文学史を語りながら文化論まで展開していく重厚な内容で、漢字を支点にしながら「日本語の読み方/書き方」への理解が深まります。 参考文献 書籍 子安宣邦(著): 漢字論. 岩波書店, 2003/5/22 笹原宏之(著): 日本の漢字. 岩波新書, 2006/1/20 今野真二(著): 正書法のない日本語. 岩波書店, 2013/4/25 町田和彦(編集): 世界の文字を楽しむ小事典. 2011/11/1, 大修館書店 Web(2019/4/15アクセス) Wikipedia(en) (linguistics) この記事を書いた人 The following two tabs change content below. 表意文字 表音文字 dicom. この記事を書いた人 最新の記事 「全学問の素人」を標榜しています。 質問や意見は随時大歓迎なので、下のフォームからいつでもコメント下さい。
「表音文字」と「表意文字」って、どこが、どう違い、どこがおなじなのですか? 例えば、アルファベッドは、記号で、前者。 漢字は、1文字1文字に、意味が、入っているので、後者と言うことですか? そうだとすれば、ローマ字表記で、スペースで読みやすくしている英語ってわかりにくいですね。 また、その場合、日本語の「ひらがな」ってどうなるのでしょうか? 調べると、日本と中国のみが世界広しと言えども、「表意文字」を使っていて、世界広しといえども、日本のみが、表意文字である漢字と、表音文字である、かな文字を使っていて、能率が良いらしいですが。 あっていますか? と言うことは、日本語は、優れていると言うことですか? デメリットって無いのでしょうか? また、日本語だと、カタカナも使えますよね?