皮膚線維腫 - ひまわり皮フ科
【皮膚線維腫】 という腫瘍をご存知でしょうか?
皮膚外科手術|飯田橋駅近くの皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・形成外科・アレルギー科 - 飯田橋駅前さくら坂クリニック
「茶色い小さな腫瘍ができて困っている」 「痛みやかゆみがあるわけではないが、できるなら取り除きたい」 など、悩みを抱えてはいませんか?
軟性線維腫/アクロコルドン 半球状から有茎の、軟らかい腫瘍です。色は皮膚色から淡い褐色です。首や脇の下、足の付け根などによくできます。腫瘍のできる部位や大きさによって、軟性線維腫、アクロコルドンなど、呼び名を区別します。 治療について 必要に応じて茎部分を切除、もしくは凍結療法を行います。 皮膚線維腫 直径数mm~2cmほどの隆起した褐色の結節で、大人の四肢によく生じます。徐々に発育し、通常はある大きさに達すると変化しません。横からつまむと病変部が軽く凹み、痛みが強くなることがあります。全身性エリテマトーデスなどが原因で多発することもあります。 治療について 外科的な切除を行います。悪性腫瘍ではないことが明らかなら放置してもよいです。 肥厚性瘢痕およびケロイド 外傷や手術などを機に発症します。耳や首、肩、上肢によく生じます。色は鮮紅色から褐色で境界は明瞭です。肥厚性瘢痕は側圧痛もなく、傷の表面を越えての成長はありませんが、ケロイドは側圧痛があり、進行すると拡大して引き伸ばしたような形状になります。 治療について 初期病変に対しては、ステロイド外用薬 ODT、持続的圧迫、ステロイド局注、トラニラスト内服を行いますが、難治です。病変が高度な場合などは、切除後に上記の治療や放射線照射を試みます。 線維腫と脂漏性角化症 肥厚性瘢痕およびケロイド