看護 師 必要 な 資格
看護師さんは私たちにとって身近な職業のひとつですが、「看護師になるにはどうすればよいのか」「看護師が実際にどんな仕事をしているのか」「どのようにキャリアアップできるのか」など、具体的なことについては、意外と知らない方も多いのではないでしょうか? このページでは、看護師の定義、看護師になるための過程、看護師の仕事内容、看護師になった後のキャリアアップについてご紹介いたします。 看護師とは?
看護師 必要な資格
看護師のリアル、聞かせて先輩! 仕事内容Q&A Q. 勤務先によって仕事内容は変わりますか? A. もちろん変わります。基本的に看護師の仕事は、医師のサポートと患者さんの看護になりますが、まず勤め先が大きな病院なのか、入院設備のない小さな病院なのか、診療所なのか、それ以外の施設なのかで異なります。 大病院では外来看護師、病棟看護師、オペ室看護師、ICU看護師とで仕事内容が分かれています。私は中規模の病院の外科病棟勤務なので、担当する患者さんのバイタルチェック、入浴や排せつの手伝い、点滴や内服薬の管理が主な仕事で、術前の準備や術後の管理も行います。人間の生死にかかわる現場は精神的なタフさも求められますので、自信のない人は、耳鼻咽喉科や皮膚科など、比較的お亡くなりになる患者さんが少ない科を選ぶといいかもしれません。 (25歳・女性・看護師歴3年目) 病気やケガを抱えている人々のいちばん近くでサポートを行うということは、人の命に関わるということ。リアルな声から、その責任の重さを感じます。 看護師の働き方って、どんな感じ? 看護師 必要な資格. 患者に対応するため、24時間体制をとる職場もある 看護師の多くは、総合病院や個人医院、診療所で働いています。その労働条件は厳しく、特に病棟担当の看護師は、24時間体制で入院患者に対応しなければなりません。そのため、夜勤や休日出勤を含む、交代制の勤務形態が採られている場合が多いようです。従来は女性の多い職場だったが、近年は男性も増加しています。 看護師のシフト制には2交代制と3交代制があります。 2交代制のシフトは日勤と夜勤の2種類。日勤は朝から夕方まで、夜勤は夕方から朝まで働きます。3交代制に比べて勤務時間が長い分、休みを取りやすいのが特徴です。 3交代制は日勤、準夜勤、夜勤のシフトがあり、2交代制より勤務時間は短くなります。ただし、日勤が終わってすぐに夜勤に入るなど、働き方も休み方も変則的になりやすい様子。どちらの場合も多忙になりがちなため、自分自身で働き方のリズムをコントロールして、体調を管理していくことが大切です。 続いて、リアルな声を聞いてみましょう! 看護師のリアル、聞かせて先輩! 勤務スケジュールQ&A Q. 勤務のスケジュールを教えてください。 A. 入院設備のない診療所などは、朝8時~17時といったスケジュールだと思いますが、私の勤務先は「日勤」、「準夜勤」、「夜勤」の3交替制。私個人は月曜が「日勤」、火曜の深夜から水曜の朝にかけて「夜勤」、木曜に「日勤」のようなスケジュールのときが肉体的に一番きつく感じます。違う病院の友達は、3連続「夜勤」を経験したこともあるそうです。 (29歳・女性・看護師歴8年目) やはりハードな仕事ぶりが伺えますね。よりよいケアを提供するためには、自分自身の体調管理をすることも大切です。働き方も上手にコントロールしていくことが大切ですね。 看護師の給料って、どれくらい?
給料 ・平均給与 33万1900円/月 ・年収 約480万円 ※年収の計算方法:きまって支給する現金給与額(33万1900円)×12カ月+年間賞与その他特別給与額(81万6500円) ※厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」より ※10人以上の規模の事業所で働く看護師の給与月額男女計(平均年齢:39. 3歳、勤続年数:8. 2年、所定内実労働時間数:158時間、超過実労働時間数:7時間) 男女計の平均年収は約480万円です。多くの看護師の給与形態は「基本給+時間外(残業)手当+各種手当」となっており、特に各種手当が手厚いことが多いようです。例えば独特の手当として、「オンコール手当」が挙げられます。緊急時の招集にすぐに応えられるよう、自宅で待機しておくのが「オンコール体制」で、その負担に対する手当です。そのほか、手術室看護師など、病院内の特定の科の看護師については危険手当が支給されることもあります。 看護師の将来性は? 看護師 必要な資格は. 高齢化の進行で、ますますニーズが高まっている 少子高齢化の進行、医療技術の進歩などに伴って、看護師のニーズは高まっています。加えて、地域の訪問看護や福祉施設など、活躍の場は広がりつつあります。 また、中小病院や地方の病院では看護師が不足気味のところが多く、地域格差の是正や看護の質の向上が急務となっています。今後は高齢者看護においてもさらなる活躍が期待されています。 看護を取り巻く環境の変化に合わせて、看護師の働き方にも変化が生じています。人手不足に加え、医療に関わるプレッシャーや夜勤の負担もあって、看護師のハードな働き方は長年問題視されてきました。今後は夜勤の人員確保や時間外労働の削減など、看護師がよりよく働いていける環境の整備が進められていく見込みです。既に、出産などで離職した看護師の復帰を助けたり、現役の看護師の相談に乗ったりと、看護師をサポートするための施設「ナースセンター」が各都道府県に設置されつつあります。 看護師に向いているのはどんなタイプ?適性は? 適切に対処できる冷静さと、患者の心のよりどころとなる誠実さが必要 看護師には、まず患者の症状を正確に観察し、緊急時には、適切に対処する医学的知識・技術、冷静さや機敏さが求められます。もちろん、患者へのいたわりや思いやりの気持ちも欠かせません。 入院患者の多くは、将来への不安で精神的に落ち込みやすい状態にあります。そうした患者を理解し励ますためには、誠実な態度で、患者から信頼されることが何より大切です。そのためには、コミュニケーション能力も必要です。近年では「チーム医療」という考え方が重視されるようになっており、ただ医師の指示を聞くだけでなく、積極的に報告や相談を行い、医師をはじめとしたほかの医療従事者と協力しながらケアを行うことが求められています。コミュニケーション能力に加えて、チームへの貢献意識は不可欠であるといえるでしょう。 また、看護師の仕事は交代制であり、日勤と夜勤を繰り返すこともあるハードなものです。命を扱うという仕事柄もあり、精神的にも肉体的にも、タフであることが求められます。 では、それを支えるやりがいはどんなところにあるのでしょうか?先輩のリアルな声を聞いてみましょう!