いじめ 相手 の 親 に 言う
【いじめを受けた子どもに、親と教師が言ってはいけない「3つのNGワード」】より いじめ、不登校、保護者との軋轢、長時間労働、新型コロナの影響……。教育現場で起きているさまざまな問題に処方箋を与えてくれるのは、著書『いい教師の条件』を上梓した諸富祥彦氏だ。なかでも親や教師が全力で取り組むべきなのは、いじめの問題だろう。いじめられた子をケアする際に注意すべきことは何か? われわれが心得ておくべき、「いじめを受けた子どもに言ってはいけないNGワード」を3つ、挙げてもらった。 ---------- まずは学校を休ませよう どのようにしていじめられた子を守っていけばよいのでしょうか?
プロが作るいじめの要望書 9割の親が知らないその書き方と作る理由
賀屋:少人数の学校だったので、嫌でもその子たちの顔を見ないといけないし、やっぱりすごいしんどかったですね。でもその女子たちがかわいかったんですよ…。 --え…!? 賀屋:いじめてきた女子たち、顔がかわいいかったんですよ。だから僕、このいじめの話をするって決まったとき、言葉で伝えるのが難しいなって思っていたんです。もちろんいじめはつらかったのでそれをしっかりと伝えたいんですけど、いろんな感情があったということは嘘をつけない。異性に興味ある時期だったし、彼女が欲しい年頃でもあった。なんていうか、いじめられているとはいえ、その女子たちのことがちょっと気になっていた部分もあったというか…。 --その中に好きな子がいたとか? プロが作るいじめの要望書 9割の親が知らないその書き方と作る理由. 賀屋:当時、ニンテンドーDSの脳トレが流行っていて。片方の画面に3文字の単語がいっぱい並べられてるんですけど、それを30秒で覚えてもう一方の画面に書くんですよ。そこに好きだった女の子の名前をずっと書くくらい好きな子がいたんです。けど、その子にも「あいつキモいよね」って言われて…。好きな子にまで拒絶されてしまって、かなりしんどかったですね。 地獄から救ってくれた漫画や映画 --心の支えはあったんですか? 賀屋:学校でいじめられて家に帰ってきて、何か嫌なことを思い出したときに、漫画や映画、ドラマ、小説とかをずっと見てましたね。好きなものに触れることで、嫌なことが忘れられるんです。今も緊張する仕事があるときとか、ネタの締め切りとかが近づいてきたときには、映画を見まくってます。芸人になった今もこうして、嫌なこと、しんどい、めんどくさいことから逃げる方法があるのは、いじめにあった経験があったから。そこに助けられることもいっぱいあるし、ストレスで心が弱るくらいなら、つらいことから逃げてもいいと思うんですよ。 --いじめられていた当時、どんな作品に逃避していたんですか? 賀屋:『ワンピース』とか『ナルト』とかジャンプ漫画もよく見ていましたが、とくに好きなのは、松本大洋先生の『ピンポン』や『鉄コン筋クリート』。メジャーどころじゃない、同世代のほかの人たちと違う漫画を好きでいるという優越感が、なんとか自分を保たせてくれたんですよね。自分のアイデンディティとなるものに出会えたから、いじめにあっていた2〜3年間をなんとかやっていけた。これがなかったら多分、結構やばかったと思います。 いじめがトラウマで自己表現が苦手 --お笑い芸人を意識しだしたのは?
いじめ加害者側の親のリアルな意見
賀屋:そうですね。でも周りの人は、さほど自分のことを気にしていないんですよね。自分が恥ずかしいと思った出来事だって、周りは大体覚えてない。要は自分が固執してるだけなんですよね。最近思うのは、心をちゃんと開いている人、開こうと自ら努力している人って、本当に気持ちがいいなぁって。僕自身は暗くて元気がない性格かもしれませんが、明るい人がすごく好きなんですよ。フワちゃんとかEXITの兼近さんとかもそう。ああいう人が近くにいてくれると、すごい楽しいじゃないですか。だから僕もあんな風になりたいし、憧れますね。 いじめた側にも記憶は残っている --芸人になった今、いじめをどう捉えてますか? 賀屋:高校・大学時代になると、いじめてきた人たちは何もなかったかのように接してきたし、いじめた側はあまり覚えてないものだと思ってました。だけど僕、小学生のとき、人に対して「気持ち悪い」って言ったことがあるんですけど、その記憶が今でも鮮明に残っているんですよね。誰かの悪口を言いかけるときに、その子の顔が浮かぶんです。だからいじめていた側も、多分うっすらと覚えているはずなんです。自分たちがいじめていたという事実を認めたくないから、うまいこと隠しているだけなんじゃないかって思います。記憶の中には確実に存在しているんですよ。 --そして当然、いじめられた側は忘れませんよね。 賀屋:はい。僕もそうですが、絶対に忘れません。それにいじめられた側は、どんなことをしたら人が傷つくかを理解しているから、他人に対して優しくなっていくんですよね。僕もできるだけ悪口は言いたくないし、人に対してやさしくありたいと思ってます。でも芸人としては、誰かをいじることでおもしろくなったりするので、そこが難しいところ。だからそこがプロの見せ場。「ブス」「キモい」っていう言葉ですぐ逃げないようにしたいですね。 --芸人として人をいじるとき、気をつけていることはありますか? 屋:正直言うと、人をいじるのは苦手ですね。人をいじるような立場じゃないですけど、そんな場面が来たら、申し訳ないという気持ちになっちゃうので、あんまりおいしくできない。だから僕もいじられる側に行きますね。 --最近、バラエティ番組には、見た目いじりに対する批判の声もあります。ブスいじりされる側の芸人としては、時にそれで救われる人もいるのかなと思っていて。だからその表現を捨ててもいいのかどうか、悩みます。 賀屋:僕も一概に、お笑いで使うブスという言葉を否定したくないですね。けど、使うならちゃんと考えて使わないといけないと思います。大切なのは、相手への愛情を持っているかどうか。中途半端な気持ちでブスと言ってるのが、一番残酷なんじゃないかと思います。なんとなくみんなが言ってるから自分も言うというのは、いじめだと思います。 --と言いますと?
子供がいじめをする側(加害者)になっってしまった親御さんは、 被害者に対してどのような対応をしたのでしょうか?