逃げるが恥だが役に立つ 授業
――モンゴルでは、医者と弁護士と教師の7割が女性だと聞きました。なぜ女性の専門職や知的労働者の割合が他国と比べても高いのでしょうか? 「モンゴルは、ソ連に次いで世界で2番目の社会主義国でした。現在は社会主義を放棄していますが、20世紀前半に女性の参政権や男女平等の雇用制度が整備されました。日本で女性の参政権が認められるのは第二次大戦後のことで、男女雇用機会均等法は1986年です。実はモンゴルでは、日本より早くに女性の社会参加が法的に整備されていたのです。そのため、女性の管理職や経営者の割合も多くなっていると言えます」 ――モンゴルは男女平等において世界的に先進国だったのですね! 逃げるが恥だが役に立つ 画像. 「おもしろいのは、社会主義の先生であったロシア(旧ソ連)より、モンゴルは国際的なジェンダーギャップ指数で上位に位置していることです。おそらくモンゴルの女性の社会的地位が高いことが要因でしょう。その理由は、伝統的に遊牧社会における女性の社会的地位が高かったことと関係していると思います」 モンゴルに「いじめ」が存在しなかったのはなぜ? ――モンゴルでは「いじめ」がないと聞きましたが、日本では「いじめ」は学校や会社、親戚間などでも頻繁に発生しているのが現状です。 「いじめの背景には、農耕的な『村八分』があるように思えてなりません。米を作る灌漑農業(かんがいのうぎょう)では、水の配分や農作業などにおいて村の仲間との協力が重要です。もちろん協調性の高い社会が築かれるという、いい側面がある一方で、村のルールに背くと仲間外れにしてしまうということもあります」 ――農耕民族の文化が関係していると…。では、遊牧を生業にしてきたモンゴル人の人間関係はどのようなものなのでしょうか?
逃げるは恥だが役に立つ
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で みくりと津崎が選択した "事実婚"。 事実婚のメリットや 法律婚との違いについて、 解説していきます。 事実婚とは 婚姻届は提出していないが、 事実上、婚姻状態にある男女のことをいいます。 内縁と同じ意味で使われることもあります。 法律婚は婚姻届を提出して、 法的に結婚を認めさせることです。 一般的に事実婚と認められるには 2つの条件があります。 1. お互いに婚姻の意思があること 2. 共同生活をしていること 本人同士がお互いに対して 婚姻の意思を認めており、 第3者がみても 「2人は夫婦だね」と 判断できれば、事実婚が認められます。 同棲との違いは?
逃げるが恥だが役に立つ 画像
ドラマが好調だが、原作をご存じか? 愛がなければ結婚してはいけないのか 夫を「雇用主」として、契約結婚をする――そんな奇妙な生活を描いたマンガ 『逃げるは恥だが役に立つ』 。新垣結衣主演でドラマ化され、話題になっている。一体、どんな漫画なのかご存じだろうか?
逃げるが恥だが役に立つ 無料
牧島 輝出演の恋を読むinクリエ 『逃げるは恥だが役に立つ』にて、LIVE映像の配信が決定いたしました! 劇場でご観劇いただけないお客様も、この機会にぜひご自宅でお楽しみください!
逃げるが恥だが役に立つ Dvdラベル
5%だ。 「契約結婚自体はマンガやドラマでは昔からあるモチーフですが、ほとんどがお金持ちと愛のない結婚から愛が生まれる玉の輿物です。 それとはちょっと違う切り口でビジネス物のようなテイストを入れてみたところ、女性からは『こういう仕事だけの結婚をしたいけれど相手がいない』、男性からは『こんなの男に都合がよすぎないか、そんな女性が現実にいるのか』といった感想をたくさんいただきました。予想外に希望がマッチングしていたんです」 (同氏) 主人公みくりの考え方も面白い。仮面夫婦を続けるうち、次第に恋愛感情がわいてきた2人。事実婚ではなく入籍したいと言い出した津崎は将来のために小遣い制を提案する。しかし、みくりはその条件にどうしても納得できず、入籍を先延ばしにしてしまう。 同じだけ家事をやっても結婚前と同じだけ給料をもらえなくなる。それを「当然」と思うか「理不尽」と思うか。数値化しにくい、専業主婦の労働へ問題を提起する。 「みくりは保守的な人には『がめつい』『小賢しい』と思われそうなキャラクターですが、『小賢しくってすみません、えへ』と言える素直さと愛嬌を持っています。今は彼女のような考えを持つことを許容してくれる時代だと思うんです」 (同氏)
「モンゴルの人々はかつて遊牧民でした。遊牧という生業は『土地を所有する』という発想がありません。戦争は土地の取り合いではなく、"人や家畜の取り合い"です。土地を守る必要がない以上、不利なときは広大無辺な草原をどこまでも逃げるのです。逆に有利と見ればどんどん攻め寄せるというのがモンゴル人の習性です」 ――古来より田畑を耕してきた日本人とは、もうそこから違うんですね。 「あのチンギス・ハーンも、ホラズム帝国(注1)の皇太子ジャラール・ウッ・ディーンが中央アジアから逃げに逃げてインダス川を単騎で渡りながら逃走するのを見た時、『男子たるものこうでなければならない』と息子たちに諭したと言われています」 ――日本の武士なら「逃げるなんて武士の恥だ」なんて言いそうな場面ですね…。 「チンギスは『明日勝つために今日逃げるのは、恥ではなくむしろかっこいいことなのだ』と言いたかったのかもしれませんね」 注1:ホラズム帝国とは、モンゴルの西に存在したイスラム王朝。1221年モンゴル軍に征服されるまでは、中央アジアからイラン高原まで幅広い領土を支配していた。 キャリアを育てる秘訣は「移動すること」 ――モンゴルには「聞くより見るほうがいい。座るより行くほうがいい」など、移動に関することわざが多くあると聞きます。モンゴル人にとって「移動」とはどのような意味を持つのでしょうか? 「そもそも遊牧民とは、家畜を連れて季節ごとに移動を繰り返します。1カ所に留まっていると家畜が草を食い尽くしてしまうからです。草原が荒れてしまう前に移動することで、植生も守れるし、家畜も新しい場所で新しい草を食べて太ることができる。つまり、『いい牧草地を探して移動することで人生がうまくいく』という発想を彼らは持っているように思います。彼らにとって『移動』は成功の秘訣なのです」 ――日本には「石の上にも三年」ということわざがあるように、「同じところにずっと居続けることが素晴らしい」という風潮があります。「移動」に重きを置くモンゴル人にとって、このような価値観はあるのでしょうか? 「『石の上にも三年』に相当することわざはモンゴルにはありません。移動が成功の秘訣である以上、とりあえず1カ所で動かずに我慢するという発想がないわけです。現代でも、合理的な理由があれば彼らは簡単に転職をします」 ――終身雇用など、1カ所に一生いることが美徳とされてきた日本とは正反対ですね。 「よくよく考えてみると、理由もなく『とりあえず我慢する』というほうが非合理的ではないでしょうか。『石の上にも三年』ということわざは、土地にしがみついてがんばることで生きていけるという農耕民族的な発想の名残りかもしれませんね」 女性が活躍する現代のモンゴル社会とは?
「モンゴルの人々はかつて遊牧民でした。遊牧という生業は『土地を所有する』という発想がありません。戦争は土地の取り合いではなく、"人や家畜の取り合い"です。土地を守る必要がない以上、不利なときは広大無辺な草原をどこまでも逃げるのです。逆に有利と見ればどんどん攻め寄せるというのがモンゴル人の習性です」 ――古来より田畑を耕してきた日本人とは、もうそこから違うんですね。 「あのチンギス・ハーンも、ホラズム帝国(注1)の皇太子ジャラール・ウッ・ディーンが中央アジアから逃げに逃げてインダス川を単騎で渡りながら逃走するのを見た時、『男子たるものこうでなければならない』と息子たちに諭したと言われています」 ――日本の武士なら「逃げるなんて武士の恥だ」なんて言いそうな場面ですね…。 「チンギスは『明日勝つために今日逃げるのは、恥ではなくむしろかっこいいことなのだ』と言いたかったのかもしれませんね」 注1:ホラズム帝国とは、モンゴルの西に存在したイスラム王朝。1221年モンゴル軍に征服されるまでは、中央アジアからイラン高原まで幅広い領土を支配していた。 キャリアを育てる秘訣は「移動すること」 ――モンゴルには「聞くより見るほうがいい。座るより行くほうがいい」など、移動に関することわざが多くあると聞きます。モンゴル人にとって「移動」とはどのような意味を持つのでしょうか? 「そもそも遊牧民とは、家畜を連れて季節ごとに移動を繰り返します。1カ所に留まっていると家畜が草を食い尽くしてしまうからです。草原が荒れてしまう前に移動することで、植生も守れるし、家畜も新しい場所で新しい草を食べて太ることができる。つまり、『いい牧草地を探して移動することで人生がうまくいく』という発想を彼らは持っているように思います。彼らにとって『移動』は成功の秘訣なのです」 ――日本には「石の上にも三年」ということわざがあるように、「同じところにずっと居続けることが素晴らしい」という風潮があります。「移動」に重きを置くモンゴル人にとって、このような価値観はあるのでしょうか? 「『石の上にも三年』に相当することわざはモンゴルにはありません。移動が成功の秘訣である以上、とりあえず1カ所で動かずに我慢するという発想がないわけです。現代でも、合理的な理由があれば彼らは簡単に転職をします」 ――終身雇用など、1カ所に一生いることが美徳とされてきた日本とは正反対ですね。 「よくよく考えてみると、理由もなく『とりあえず我慢する』というほうが非合理的ではないでしょうか。『石の上にも三年』ということわざは、土地にしがみついてがんばることで生きていけるという農耕民族的な発想の名残りかもしれませんね」 女性が活躍する現代のモンゴル社会とは?