【不登校】小学生・中学生・高校生の家での過ごし方は?経験者50人に聞きました|ホムスタ!小学生
え?不登校力?不登校って、諦めてやる気がない状態ですよね? そんなものに力なんて必要ですか? みんなが当たり前に登校しているのに、ひとりだけ不登校だと、やる気がないようにも見えますね。 しかし、ここには別の考え方もあるのです。 みんなが同じ行動をとっている状況で、ひとりだけ違う行動をする。 これには勇気が必要だとは思いませんか? 私は不登校の中学生を持つ親御さんたちと集まって話をしたことがありますが やはり、ほとんどの子どもは 「中学生は、学校に行くものだ。」 「中学生は、学校に行かなけばいけない。」 とは 「行けるものならば、行きたい。」 とは 感じているようでした。 その中で 不登校 という選択をしようとしている状況なのです。 親にその気持ちを打ち明ける勇気や、学校に行きたくない気持ちを行動に起こす力を持っていると捉えてみてください。 あなたのお子さんは、自分の意見を表現して行動に移せる 【不登校力】 を持っているのかもしれません。 不登校の中学生に対しての接し方とは それって子どもが休みたいって言ったら、子どもの言いなりになるのがいいと言ってるんですか? 中学生に教育を受けさせる義務を放棄しろと言っているんですか? わ! そう思わせてしまいましたか!! そういうわけではないのです!! 不登校の家での過ごし方のポイントと気をつけること。 | 不登校の過ごし方ガイド!. 法律で定められているとおり、保護者には「子女に普通教育を受けさせる義務」があります。 とはいえ 1日休ませたくらいでは、その義務を放棄したことにはなりません。 そして、1日休めば子どもが学校に行こうと思える状況になることも多々あります。 まずは1日の欠席をきっかけに、不登校になることを不安に思わず 「今日休んだら、明日は行けそう?」 と聞いてみましょう。 その質問があると、子どもが気持ちを切り替えるための1日にしようとするかもしれませんね。 もしも子どもが 「行けないと思う。」 「わからない。」 などと答えた場合、そのまま 「そっか。行けない気がするんだね。」 「そうだね。わからないよね。」 と、子どもの言葉を繰り返して、その気持ちを受け止めましょう。 だけど、不安にもなるかもしれませんね。 だって、不登校の期間がそのまま続いたら、、、 1か月になったら?3か月になったら?1年になったら? ・・・と想像してしまって「子女に普通教育を受けさせる義務」を果たせなくなる日が来るかもしれない。と。 文科省は2016年に不登校の子どもたちの支援を進めることを目的にした 「教育機会確保法」 という法律を施行しました。 これは、 「学校を休んでもよい」 ということや 教育支援センターやフリースクール等の施設を利用などを含めた 「学校以外の場の重要性」 を認めた法律です。 Q.「休んでもよい」というのはどういうことですか?
不登校の家での過ごし方のポイントと気をつけること。 | 不登校の過ごし方ガイド!
気を付けたい親の接し方 不登校予備軍の夏休みや長期休暇なども含めて不登校で子供が家で過ごす際に気を付けてほしいのが親の接し方です。 まだ不登校とまで言えないけれど、怪しいまま夏休みや連休を迎えてしまった場合にも是非実践していただきたいと思います。 不登校の全期間において親の接し方として徹底して頂きたいのが、 不登校であるという状態を認めてあげる こと。 不登校とまではいかない場合でもその子供のありのままを認め受け入れてください。 例えば母親が認めても父親が不登校を認めない、一緒に住んでいる祖父が不登校は認めない、けしからんなどという態度でいると、不登校を改善しない、もしくは改善まで時間がかかってしまいます。 また兄弟に関しても同じことが言えます。 親は不登校を受け入れている接し方をしていても、兄弟が「あいつはずるい」「サボっている」などとマイナスな発言したり、接してしまうことがあります。 すると不登校の当人は、自分が否定されている気持ちになり、ただでさえ不登校に罪悪感がある上に、拍車がかかり、自己否定してしまいます。 不登校の子供に共通しているのは敏感で繊細であり、自己肯定感が低いということ。 本人に接するときには不登校であり家にいることを認めるような発言や接し方をしていても、こんなことありませんか? 子供が自分の部屋にいるからと気を抜いて親戚との電話で「学校に行けなくて困っちゃうのよ」などと言ってしまうと、お母さんはやはり不登校である自分を認めていないんだと思ってしまいます。 聞こえてないと思っていてもそこは敏感な子供たちですので、徹底して不登校を認めるという接し方をすることが大切なのです。 まずこれが一番大切です。 カウンセラーによっては、規則正しい生活をさせましょうという方もいて、クライエントのみなさんは、『朝は起きないのですが、起こしたほうがいいですか?』という相談をよくうけます。 私の息子の経験からも、 起こさないと起きないようでは自発的に登校するようにならない と思います。 最終的に自分の意思で学校に行く、そして自立するためにも無理に起こす必要はないと私は思っています。 本人が再登校する意思を持ち、登校する必要性を感じたら、目覚ましをかけたり、親に起こしてくれるように頼むはずです。 そうでない場合には、無理に起こしたり、早く寝るように言っても意味はなく、親が自分はやっているという安心感を持つためだけのような気がします。 親としてはできることをやっていると安堵するだけでは無意味ではないでしょうか?
⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法はコチラ