鼻うがいの効果と方法について
鼻うがいの危険性と、安全な蓄膿症・後鼻漏のケア方法 鼻うがいやうがいでも届かない所に届くケア 通常、呼吸は鼻で行なうため、ノドの痛みや鼻炎をおこす異物(細菌・ウイルス・花粉・ホコリなど)は、主に鼻から入ってきます。 そのため、「うがい」よりは「鼻うがい」のほうが効果的と言いたいところなのですが・・・ 鼻うがいは危険なリスクが… 「鼻うがい」といえば、鼻中を潤す効果と、かんでも出し切れない鼻水やネバネバの鼻水を洗浄する効果があり、 細菌・ウイルス予防や花粉症などの対策、蓄膿症(副鼻腔炎)や後鼻漏、上咽頭炎の対策 として注目されてきました。 しかしながらその一方で、鼻うがいは下手にやり方を間違えると 中耳炎の原因になりやすい ことや、むやみやたらにすると 鼻粘膜の機能を失ってしまう可能性がある とのことで、より慎重な方法や対策が求められるようになってきています。 鼻うがいで改善しようとしているのに、逆に悪化したり、中耳炎になるなんて絶対にイヤですよね~ 2014年3月12日放送の『ホンマでっか! ?TV』では、鼻水評論家といわれている医師が「鼻うがいをやり過ぎると逆に悪化することがある」と説明しています。 鼻うがいで、逆に悪化... これはどういうことかといいますと、粘膜にはもともと【抗体:IgA】という免疫成分があり、ウイルスや細菌などの外敵の侵入を防いで粘膜免疫を守っています。 しかし、鼻うがいをやり過ぎると、この抗体も一緒に洗い流してしまいます。 その結果、 外的要因から守る機能が低下する危険性 がでてくるというものです。 また、粘膜を保湿し保護している 「ムチン層」もはがれてしまうケース もあるようです。 上記の理由から ここでは鼻うがいより 安全で簡単な、生理食塩水を微粒化し吸入(エアロゾルタイプ)する「家庭用医療機器」 を紹介します。 エアロゾルタイプなら スチームタイプとは異なり鼻うがいやうがいでも届かないさらに奥 まで (気管の手前など) ケアできる のでメリットは大きいです。 しかも、スチームタイプでは生理食塩水が使えません。 試して頂くと納得できると思いますよ。 もちろん「通常のうがい」との併用もおすすめです!
02)> 3:アレルギー性鼻炎で漿液性鼻汁がでることはわかりますがなぜ粘性鼻汁もでるのですか?野島 知人 JOHNS vol. 36no. 9 Page1162 2020 08 4:Irwin RS:Postnasal drip and cough. Clin NotesRespir Dis l8111-12,1980. 5:治りにくい後鼻漏 三輪 高喜 耳喉頭頸 83(13):1007-1011,2011 6:中村英生・他:高齢慢性副鼻腔炎の検討.日鼻誌 33:310-314,1994