ワキガ 本人 気づか ない なぜ
あの人の声がよく聞こえるのはなぜだろう。 あの人を目で追ってしまうのはなぜだろう。 あの人の笑顔を見ると胸がドキドキするのは……。 潤side 「うわぁぁ…っ、、やっば! 切りすぎたかなぁ…。」 鏡越し、自分の前髪をピンと引っ張る。 セルフカットするなんて無謀なことするんじゃなかった…。 そんな後悔はあとの祭り。 手に持ったハサミとパラパラと落ちている前髪を丁寧に片付けて、また自室に戻り机に向かい座っては鏡とにらめっこをする。 何が正解かなんてわからない。 ただあの人がそう話していたのを聞いたから。 やるしかない!……そう思ったんだ。 遡ること数時間前… 僕の席のナナメ前の席にあの人がいて、その周りに友達が取り囲んでいる。 「なぁ、昨日から始まったドラマ見た? あの髪型最高!オン眉もなかなか可愛かったな!」 「そうかぁ?前の大人っぽいのも捨てがたかったんだけど、役ならしょうがねぇ、許す。」 「お前に許されてもな!」 「俺は長い方が好みなの!」 あの人の周りでひとしきり盛り上がる会話。 女優さんの新しい髪型で意見が割れているようだ。 別に聞き耳を立てているわけじゃない。 聞こうとしなくてもあの声のボリュームでは自然と聞こえてきてしまうだけだ。 「櫻井!お前は?どう思う?」 「どうって…」 彼の声にピクンと耳が反応する。 「長い方と短い方、どっちが好きなんだよ。」 単行本を捲る手が止まる。 意識が完全にそっちに持っていかれて、その答えを待っている自分がいた。 「本人に似合ってるならどちらでも。」 「なんだよー、んな優等生な答えじゃつまんねーよ。」 それ、ほんと? 特にないんだ…。 ホッした。 別に今の髪型が自分に似合ってるとは言わないが、引っ込み思案な僕に髪型を変える勇気はない。 まぁ、僕が髪を切ったところで誰も興味はないんだけど。 重ためな前髪を更に手ぐしで伸ばすように解いた。 そっとその前髪の隙間からナナメ前を覗く。 彼の後ろ姿。 時折見える横顔。 僕から見えるのはいつもこの角度。 その位がちょうどいい。 「でも実際は?あんだろ?髪型の好みくらい。 あのドラマの彼女みたいなオン眉とか可愛いなって思うだろ?」 「お前、前髪こだわるなぁ。」 「髪型って大事だろ! 友人A「ワキガって自分では気付かないのかな?w」友人B「やめろよそういうの(怒)」 | にゃあ速報VIP. 印象だいぶ違うぞ? なぁなぁ、櫻井だって可愛いって思うだろ! ?」 終わらない会話に僕の手も止まったまま。 「そうだな、短いのも可愛いと思うよ。 目を見た方がよく相手のことも見えるしね。」 「だよな、だよな!」 オン眉推しの彼はあの人の同意を得られてガッツポーズをする。 「大袈裟だなぁ…。」 あの人が笑いながら後ろに振り返った。 完全に油断していた僕は視線を慌てて下ろす。 う、わっ!
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あなたのワキガは自覚なし?本人が脇のニオイに気づかない理由 | ワキガ対策診療所
ラノベってほとんど読んだことないんだけど、むっちゃ面白かった。2時間弱かな、すぐ読み終わってしまった。 Amazonの紹介文↓ バイト先の恋愛相談相手は実は想い人本人で……!? 趣味の読書を通じて友人になった学校一の美少女・斎藤玲奈と田中湊。ただの友達のはずが、二人の距離は少しずつ縮んでいくことに! ある日、恋愛に不器用な湊は、バイト先の先輩女子に恋愛相談することになり――でもなぜか彼女の顔は真っ赤で……? 「……べ、別に気にしないで。続けて、田中さん」 (こんなに私のことを想ってくれてるなんて……んーっもう!) 相談相手が変装した想い人本人だと気付かず、ひたすらに募った想いを本人に語って照れさせる!無自覚系ラブコメディ開幕!! あなたのワキガは自覚なし?本人が脇のニオイに気づかない理由 | ワキガ対策診療所. という通りの内容。 なんで初老のオッサンがこんなの読むんだ?と自分でも思うけど、Amazonの紹介を見てなぜか読んでみようかって気になり、実際に読んでみたらすげー面白かった。 しかし、ラノベのタイトルってどうしてこんなにも長いんだ? 以下ネタバレを含みます。 主人公の少年は、相手が学校一の美少女で有名人だから、勘違いしてる男と思われないようにむちゃくちゃ警戒し、本の貸し借りをするだけの関係に徹してる。 少女は、外見で告白してくる男たちにはうんざりしてるけど、本好きという趣味でつながってて、ちっとも迫ってこない少年への好意が高まっていく。やさしさなどに。 という感じ。 視点がときどき少年から少女に切り換わる。 1巻の最後までいっても告白に至ってない。なんというウジウジした進行。少年の方はまだ単なる友だちだと思ってる。少女の側は完全に好意になってる。 バイト先も偶然一緒で、たがいに変装してるから相手だと気づかない。そのうち少女の側は相手だと気づく。 少年は相手が当人だと気づかないまま、どんなプレゼントを送ったらいいか?など相談する。んで少女は、(こんなに私のことを想ってくれてるなんて……んーっもう! )となる。 俺はもう初老なので、学校が舞台となってる物語は心情移入しにくいんだけど、これは面白かったな。むしろ、この話の舞台がオフィスだったら、そろそろ大人になれよ、んーっもう!と感じてしまったはず。 先を読みたいんだけど、2巻が出るのは秋だ。 以下もっと詳しいネタバレ&感想。 押見修造という漫画家に『惡の華』という名作がある。全8巻。 これ大好きで何度も読んでるんだけど、その高校時代に似てる。そっくり。中学時代の話とは似てない。 本を貸す少女と借りる少年。その2人に恋が芽生えるという展開。ただしラノベの方には小説家を目指すみたいなのはない。 以下なんくせ。
「観てくれた人からは、歌詞が面白かったとか、車椅子の人の目線がよくわかったという反応が多くて、ヘタな歌をさらしてよかったなと思いました(笑)」 ――とくに「純情な障害者気取ってスマイル」という歌詞には、ハッとさせられましたが。 「障害者って、ものすごくいい人とか、逆に性に奔放だったり酒好きだったりする人のほうが、メディアとかにはもてはやされるんです。自分も"ギャル"を名乗ってブランディングはしてますけど、障害者だってみんな良いも悪いもない、一人の人間なんだよというのを伝えたかったんですよね」 ――なぜ、YouTubeやTikTokなどで発信しているんですか? 「世の中には『障害者差別をやめてほしい』とか『優先してほしい』という意見もありますし、反対に健常者側の意見もあるんですけど、私はどちらにも共感できなくて。そのフラストレーションを感じているなかで、テレビでたくさんのLGBTQの方が活躍しているのを見て思ったんです。この人たちは、マイノリティである自分への理解を求めていない。それなら私も私自身を発信して、一人の人間として興味を持ってもらえたら、もっと障害者のリアルを伝えられるかなと。エンタメとして私を楽しんでくれた人が、日々の生活のなかで『そういえばこの段差は、さしみちゃんだったら困るんじゃないかな?』とか、思い出してくれたらいいなって」 ――そんなさしみちゃんが、自分は周りと違うと感じたのはいつ頃ですか? 「正直、人と違うなと感じたのは高校以降、一人で行動することが増えてからでした。それまでは養護学校のようなところに通ったこともなく、普通に友だちと日々を過ごしてこれたし、車椅子であることに不自由を感じていなかったんです」 ――周りのサポートが素晴らしかったのはもちろん、さしみちゃん自身が好きなものを見つけるのがうまかったり、障害を理由に諦めたりすることがなかったんでしょうね。 「まさにその通りです。いつも自分の趣味や好きな人のことで頭がいっぱいで、あまり障害について考えていませんでした。周りと同じように走れなくても、『走れねえなぁ~』って思うくらいで(笑)。人の言葉や扱いで傷つくことはありましたけど、それを障害のせいだとは思わなかったし、誰もが持つ悩みのひとつくらいにしか捉えてなかったんですよね」 ――とはいえ、「純情な障害者気取ってスマイル」、というときもある?