カンピロバクターの症状とは?主な特徴はこの3つ! | 健康の気になるあれこれ
まれに、運動障害を起こす病気を発症する まれに、カンピロバクターの症状が長引くと、『ギレン・バレー症候群』という病気を引き起こすことがあります。 ギレン・バレー症候群は、末梢神経にかかわる病気で、『脱力』や『麻痺』、『呼吸困難』などの運動障害が生じます。 3. 注意!症状があらわれたら必ず検査を受けるべき人 カンピロバクターの場合、人から人へうつることは少ないですが、特に次のような職業の人は、病院で検査を受ける必要があります。 食品を扱う仕事をしている人 医療、介護にかかわる仕事をしている人 農業をしている人 症状が治まっても、体の中に菌は存在しています。菌が無くなるまでは、仕事を休むことをおすすめします。 カンピロバクターの症状があらわれたときの対処法 1. 腹痛や下痢、嘔吐などが生じたら内科へ 腹痛や下痢、嘔吐などの症状があらわれたら内科で診察を受けましょう。 高齢者や乳幼児は特に注意! 特に、高齢者や乳幼児は重症化する危険があるため、早めに病院へ行くことをおすすめします。 2~3日前に何を食べたかを書きだしておく 診察のさい、2~3日前に何を食べたか訊かれることがあります。思い出してメモを取っておくと診察がスムーズです。 2. カンピロバクターの検査 培養検査 便を採取し、培養することで菌が存在するかを調べる『培養検査』をおこないます。便の培養には数日かかるので、原因菌が判明する前に治療を進めていきます。 感受性検査 原因となる菌がわかったら、どの抗生物質使うか決めるために、細菌の薬に対する反応を調べる『感受性検査』をおこないます。 3. カンピロバクターの治療 病院では治療として 『抗生物質』の投与 がおこなわれます。 症状が重く、脱水症状がみられる場合は『点滴』をすることもあります。 4. 自分でできる対処法 こまめに水分を補給する! カンピロバクターの症状とは?主な特徴はこの3つ! | 健康の気になるあれこれ. カンピロバクターの症状が出ているときは、下痢や嘔吐、発熱などにより、体は脱水状態になっています。こまめに水分を補給しましょう。 経口補水液やスポーツドリンクがおすすめ です。 下痢止めの服用はNG カンピロバクターの治療では、菌を体から排出することが大切です。市販の下痢止めは服用しないようにしましょう。 食欲が出てきたら、おかゆなど消化の良いものを ご飯を食べられるようになったら、消化の良い『おかゆ』などから食べ始めましょう。 まとめ 初夏や秋口は、カンピロバクターの感染リスクが高まります。食品の取り扱いには、特に注意しましょう。 腹痛や下痢、嘔吐など、カンピロバクターを疑われる症状があらわれたら、病院を受診しましょう。また、自分で水分補給をしっかりして、脱水症状を防ぐことも大切です。 この記事は役にたちましたか?
カンピロバクターの症状とは?主な特徴はこの3つ! | 健康の気になるあれこれ
食中毒とは、 微生物 (細菌、ウイルス)、毒キノコなどの 自然毒 、農薬などの 化学物質などがついた食品を食べる ことによって、 下痢 、 おなかの痛み 、 熱 、 吐き気 などの症状が出ることをいいます。 同じ食べ物で複数の人が食中毒になることを 集団食中毒 といいます。食中毒の患者さんを診断した医師は24時間以内に保健所に届け出なければいけません。 どんな症状? 主な症状は、以下の通りです。とくにお年寄りの方やお子さんは、重症になりやすいので、特に注意が必要です。 食中毒の症状 下痢 おなかの痛み 熱 吐き気、吐く 脱水 :下痢や吐く症状がひどくて水分をとれていないと起こります。 特徴的な症状がでる食中毒 腸管出血性大腸菌 :「O-157」で知られています。血便、尿毒症、脳症になることがあります。 フグ毒 :口や手指のしびれから始まり、息ができなくなることがあります。 毒キノコ :神経が麻痺し、命にかかわることがあります。 こんな症状があったら救急車を!
【感染症経験談】カンピロバクター 特にこれからの季節は生肉あるいは加熱不十分な肉類を食べることは避けるように
鶏肉は、徹底的に加熱しましょう。中の肉がビンク色でなくなり、肉汁が出なくなるまで加熱しましょう。 2. レストラン・食堂で加熱不充分な鶏肉を出されたら、さらに加熱するようにさせましょう。 3. 動物の生の肉を扱う前後には石鹸を使って手をよく洗いましょう。また、動物の生の肉を扱った後は、すぐにまな板や包丁等を洗剤等を使ってよく洗いましょう。洗うことなしに続けて他の食物を調理してはいけません。肉用のまな板は別にした方がよいです。 4. 生の牛乳や生水を飲むことは控えましょう。 5. 下痢症状のある人は、トイレの後の手洗いを石鹸を用いてしっかりしましょう。 6. 動物やペットの糞を扱った後は、手洗いを石鹸を用いてしっかりしましょう。 7. 牛レバーはよく加熱して食べましょう。 2001年8月8日初掲載 2005年2月21日増補
食中毒の代表的な細菌とウイルス、原因となる食べ物を、以下にまとめました。 食中毒になる可能性がある食べ物 黄色ブドウ球菌:汚染された手で作られたおにぎり 腸炎ビブリオ:生の魚や貝 腸管出血性大腸菌:加熱が不十分な肉、水、生野菜 サルモネラ菌:加熱が不十分な卵・肉・魚 カンピロバクター:加熱が不十分な鶏肉、水、生野菜 ノロウイルス:加熱が不十分な二枚貝(カキ、アサリ)、水 こんな症状があったら救急車を! 最近(ここ1週間で)、食中毒になる可能性がある食品を食べたかどうか思い出してください。 何度も吐き、途中から血も一緒に出てくる場合 は、食道が裂けているかもしれません。すぐに検査をして治療する必要があります。 おう吐や下痢がひどくて 水を飲めていない場合 は、ひどい脱水になっている可能性があります。 フグやキノコを食べた後に、 しびれ、息がしづらいといった症状がある場合 は、命にかかわることがあります。救急車を呼んですぐに病院へ行ってください。 食中毒に対して、よくなるために自分でできることは?