一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会について
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一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会について
はい、コーチングが貢献できるかもしれません。 ただ、コーチ役の方に気をつけていただきたいことがございます。それは、 コーチングが「改善」ではなく「活用」の方法 であるということです。 ですから、 部下の方の現状を「誤りや欠陥」があるものとして、正しく改めることを目的とした方法として用いることはできません。 まず、前述⑧や⑬のとおり、 コーチングの技術の実践を通じて、お互いの人間関係を協働関係に進めて、そこから信頼関係を育んでいくこと。信頼関係が生じると、相手は率直な思いや考えを開示しやすくなる傾向があります。さらに、こちら側の提案や要望に対する「聞く耳」をもちやすくなる傾向もあります。 コーチングでは、これらを「活用」して、相手なりに周りと連携する仕事の仕方を考え、行動化へと進めていく支援の仕方となります。 15 コーチングは他人が怖くても学べますか? はい、学べます。 他人が怖くなってしまう理由は様々にあると思われますが、その 重要な一つに「感情に対する苦手意識」 があります。私たちは成長過程で理性を身につけていきますが、その理性によって自らの感情を制御することができるようになっていきます。すると、気づかぬうちに感情は不安定要素として自身の中で 忌避 きひ すべき対象にしてしまい、苦手なものにしてしまう人が少なくありません。 結果、自分の感情を無意識に相手に 投射 とうしゃ してしまい、相手の感情が怖い→相手が怖いと感じてしまうようです。 人なのに人が怖い、人間関係が苦手、人間関係が負担になることもしばしばです。 当機関の学習プログラムでは、技術を学ぶとともに、その対象となる主観に触れるトレーニングを段階的に進めていきます。 相手の主観に触れるためにも、自分の主観に触れること、主観の主要素である感情に触れられることが技術実践における心理上の「筋肉」となります。それゆえ、 他人が怖いどころか興味・関心の対象となりやすくなります。 16 コーチングは自分が嫌いな人でも学べますか? はい、学べます。 ただ、 最終的には自分のことが好きになってしまう可能性 をもつのがコーチングの学習です。 自分を嫌いになってしまう理由は様々にあると思われますが、 その重要な一つに「部分承認」 があります。これは自分の承認の仕方が、言葉通り部分的な承認になってしまっているということです。主に学校教育を通じて知識の習得を中心とした自己形成をしていくことが影響を与えているようです。 そのため、知識や経験の 多寡 たか で自分の承認の可否が左右されてしまいがち。しかしながら、知識や経験をどんなに増やしても、それは「後天的な力」であり「道具」です。けっして「先天的な力」にとって代わることはできません。 このように、自分が「部分承認」に 留 とど まっていると根本的な自信をもちにくい、とコーチングでは考えています。 プログラムを通じて「先天的な力」による根本的な承認の仕方を学べるため、「自分が自分であることからの安心感」から、結果として自分が嫌いでなくなってしまうことが考えられます。 17 コーチングはコミュニケーションが苦手な人も学べますか?
コーチングとしての新しい人間関係の種類です。 たとえば、信頼関係は人間関係が変化・発展した状態といえます。では、どのようにしたら他者と信頼関係を育めるのか? 自己流の場合、信頼関係を育めたり、育めなかったりと、相手によりけりで難しいことが多いのではないでしょうか。 コーチングでは、技術的に協働関係という、いわば「中間状態」を創り出すことを通じて信頼関係を育んでいきます。 この中間状態である協働関係では前述②、④、後述⑪、⑮にあるとおり、相手が主観を自己開示することを支援するコミュニケーションの取り方となっています。 8 そもそもコーチングとは? 当初のコーチングは、相手のやる気や自発的な行動を引き出し、目標達成や自己実現を支援する手法として紹介されていました。 ところが、これらは相手の主観を積極的に反映させるものだけに、希望的観測のような「結果」になりがちでした。 さらに、コーチングは相手が主観を自己開示できるための支援が不可欠ですが、これが容易ではないのです。 違う主観を持つ他者(コーチ)が積極的かつ肯定的に相手の主観の自己開示を支援するためには、そもそもコーチ自身に 卓越 たくえつ したコミュニケーション能力が備わっていることが前提のようになってしまっていました。 このようなことから、 とくに当機関のコーチングは信頼関係を育むことを基本としたコミュニケーション技術となっています。 なぜなら、 信頼関係が無いと相手の自己開示の質量が上がらない からです。 自己開示の質量が低いとコーチングセッションが深まらず、先天的な力への気づきのサポートもままならなくなります。 9 結局、コーチングとは相手の自立や成長を支援する方法ですよね? はい、そういえます。ただ、 もう少し発展的なものといえるでしょう。それは「自己成長の習慣化」の技術である ということです。誰しも、歯を磨いたり、顔を洗ったりなどのたくさんの生活習慣がありますが、これらとは 全 まった く 異なるものの習慣化です。 また、成長についても従来的な意味とは異なります。たとえば、身長が伸びたとか、怒りを我慢できるようになったとか、成績が下位から上位に上がったなど、身体的・精神的・能力的なことに関する向上(結果または成果)について成長と捉えてきたのではないでしょうか。さらに、自立についても、経済的な自立や精神的な自立などの従来とは異なる意味合いのものとなっています。 10 コーチングを学ぶことで自分を成長させることができますか?