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今、問題になっているのはそこなんですよ。逆にタレントのイメージなんていうものは、報じ方によっていくらでも変えることができますから。 ──そういうものなんですね。 前田 宮迫博之から始まった吉本の闇営業問題に関していうと、そもそも国から巨額のお金が吉本に渡っている。そこで大問題になっているんです。だって50億もあれば、普通は千葉の大災害の復興に充てるべきでしょう。一応、名目上は「クールジャパン戦略」とかになっているのかもしれないけど、そんな能書きはどうだっていい。それは個人的にも腹が立つところなんですよね。 後編は コチラ から 【プロフィール】 前田忠明(まえだ・ただあき) 1941年北海道生まれ。明治大学文学部中退。「女性自身」の芸能記者として活躍したのち、80年テレビ界に転身した。
前田 連帯なんてとんでもない。丁々発止の連続ですよ。なにせ締め切りギリギリまで取材しては、大日本印刷の出張校正室で原稿を書いて入稿するような進行でしたから。そうすると印刷所ではお互いにゲラの内容を盗み見し合っているんです。 ──それ、同じことが2年くらい前に問題化していましたよね。『新潮』の中吊り広告を印刷段階で『文春』関係者が盗み見しているという話で。 前田 まさに同じこと! 50年前から同じことを続けているわけです。 給料は2000万! 三顧の礼でフジテレビへ 前田 とにかく僕は、そんな記者生活を10年間続けたんですよね。その間、芸能プロダクションとのパイプも作って。ナベプロ、ホリプロ、サンミュージック、ジャニーズ事務所、バーニング……この5つを押さえることが当時は大事だったんです。当時は僕も40歳を前にしていたし、ずっと活字の世界でやっていくものだと思っていたんですけど。 ──要するに引き抜きですか?
前田 いや、違う。プロダクションが怒っていたから、そうするしかなかったんです。事務所側の言い分としては「なんで俺が言った通りに報じないんだ!? 話が違うじゃないか!」ということだったんです。ただ取材を進めていく中で、その事務所関係者のコメントとは違った事実が明らかになってきた。だから番組としては、そちらの取材内容を放送したんです。「あれだけ俺がこうやって放送しろと言ったじゃないか!」「でも、取材したら事実は聞いた話と違っていましたから」「いや、絶対に許さない」……そんな応酬がずっと続きましてね。訴えるという話も出たんだけど、それはそれで時間がかかるし、本音はお互い裁判沙汰は避けたいわけですよ。それで僕が丸坊主になるということで手打ちになった。向こうとしてはメンツの問題なんでしょう。「忠明を坊主にしてやったぞ」ということで留飲を下げたというか。 ──タレントや事務所と100%対立したら、先方も態度を硬化させて取材ができなくなるはずです。かといって向こうの意のままに報じていたら、単なる提灯になってしまう。そのへんのバランスは、どのように取っているんですか? 前田 そこは、すごく重要なポイント。どんなに誰かを糾弾することがあっても、100%で叩くのはダメなんです。85%にとどめておいて、最後15%の猶予を残しておく必要がある。誰かタレントが覚せい剤で捕まったとします。もちろん社会的には許されないことかもしれない。しかし放送するときは「でも、本当はこういういい部分もある。あの人は絶対に立ち直るでしょう」という一言を挟んでおく。そうすると、だいぶ印象が変わるんです。事務所も「忠明の奴、最後にいいことを言ってくれたな」と捉えてくれますし。 ──絶妙なバランス感覚です。 前田 僕は何かを扱うとき、「徹底的に打ちのめす」ということはしないんです。肉は切るけど、骨までは切らない。今のネット社会というのは、対象をズタズタに容赦なく切るでしょ? それどころか、相手が死んでいるのにまだマシンガンを撃ち続けるような冷酷さがある。これは経済が停滞しているから、日本人の心が荒んでいるというのも理由だと思うんですけどね。特に若者はそういう傾向が強いんだろうな。救いがないよ。 芸能ニュースの分岐点・「アンナ・羽賀騒動」 ──芸能畑を歩み続ける中、ターニングポイントになったと感じる事件はありましたか?
指を詰めるぞ!」みたいな恫喝もされた(苦笑)。そんなことが続くとさすがにうんざりしてくるから、だんだん芸能プロダクションの人たちとも昵懇の間柄になっていくわけです。今、大手の事務所で幹部をやっているような偉い人たちは、あの記者時代に知り合ったというケースが多いんですよね。もちろん亡くなった方も多いんですけど。 原稿の基本は「セクハラ」? ──記者だと原稿を書く技術も必要になりますよね。 前田 でも、最初は記事なんて書かせてもらえなかったですね。書くのはアンカーの人に任せて、自分はひたすら足を使ってネタを集めるだけ。当時、僕の師匠は(のちに田中角栄と佐藤昭の関係性をスクープした)児玉隆也さんでした。その関係で鎌倉まで川端康成の原稿を取りに行ったりもしましたよ。それから張り込みもしたし、タレントの家に行って近所のゴミ箱を漁ったりもしたし……。 ──ゴミ箱を漁る? それって立派な犯罪じゃないですか(驚)。 前田 今なら一発でアウトだよね(笑)。だけど当時は先輩から「何やっているんだ! こうやって漁るんだよ!」って教えられましたから。あとは業界内のリークというのも多かった。たとえばAという事務所とBという事務所が敵対していた場合、Aを面白くないと考えているB側からタレコミがあるわけです。内容はAに所属するタレントの悪口や醜聞ですよね。取材方法としてはダーティどころか真っ黒だったけど、そういう時代だったんです。原稿の書き方や編集テクニックに関しても、編集部でイチから教わりました。最初はアンカーマンのために鉛筆を10本削って、机の上に揃えるところから始めるんですよ。それからしばらくすると、ペラ(原稿用紙)を前にして「いいか? こうやって書き始めると読みやすいんだ」みたいに先輩から細かく指導されて。 ──キャリアを積むうえでは、恵まれた環境だったのかもしれません。 前田 そうだね。あのころ、よく言われたのは「セクハラ」という言葉。といっても、セクシュアルハラスメントのことじゃないですよ。「セ」は正確性。「ク」は詳しさ。「ハ」は速さ。「ラ」は楽勝……小難しいことをこねくり回すのではなく、容易に読ませようということだよね。正確に、詳しく、速く、楽に読める文章を書く。これが基本なんだと叩き込まれました。 ──なるほど。時代を超えて通用する話です。 前田 そのころは『週刊文春』や『週刊新潮』が芸能人の不倫ネタを追いかけるなんて考えられなかったですよ。『週刊ポスト』や『週刊現代』にしたってそう。つまり『女性自身』の競合は女性週刊誌だけだったんですよね。当時、小学館『女性セブン』にいたのが亡くなった福岡翼。講談社『ヤングレディ』にいたのが、これまた亡くなった梨本勝。祥伝社『微笑』にいたのが須藤甚一郎。のちにテレビで芸能リポーターをやる連中は、みんな女性誌出身で同じような経験をしているんです。鬼沢慶一さんだけは『スポーツニッポン』『報知新聞』と渡り歩いたから、取材のアプローチも新聞流でしたけど。 ──『セブン』『週女(週刊女性)』『微笑』とは横の連帯感もあった?
話が違うだろ!」みたいに怒ってくるんだけど。 ──同じ芸能取材とはいえ、活字と映像の違いで戸惑ったことはありますか? 前田 テレビの世界というのは常に横でカメラが監視しているわけだから、やっぱりその部分が最大の違いだと思うんです。相手の困惑している表情も入る。息継ぎしている音も入る。言い逃れがきかないというか、すべてが収録されてしまうんです。たとえば突撃取材に対して相手が無言で逃げる場合、その走っていく様子も放送される。もちろんこちらが追いかける様子も映される。その逃げ惑う様子が面白いということで、ワイドショーが人気になっていったわけです。 ──活字では伝えきれないリアルさが映された。 前田 ところがその一方で「あいつら、あそこまでやっちゃっていいのかよ?」という批判の声も出てきた。だけど、そのへんの問題というのは非常に曖昧だったんですよね。ちゃんとした法律がなかったから。いや、正確に言うなら「名誉毀損」という犯罪はあったんです。だけど、どこまでが名誉毀損なのか定義できていなかったわけ。芸能人に毀損される名誉はあるのか? それまでまったく議論されていなかった領域だったので。 ──「そもそも公人にプライバシーは存在するのか?」という話にも繋がります。 前田 ズバリ言って、そこの問題ですね。だけど結論から言うと、芸能人にもプライバシーは存在する。裁判で「公人でもプライバシーはある」という判決が出ましたから。一度前例が作られると、もう覆らないですよ。それが90年代に入るちょっと前の時期だったと思う。逆に言うと、その前の時代はやり放題だったんだけど。もう本当に野放しだった。まず芸能人というのは政治家や官僚と同じく公人の扱いですよね。そして悪いことをしたら、法の裁きを受けて報じられるのは一般人と同じ。では、不倫はどうなるのか? 道徳的には悪かもしれないけど、法に抵触する問題ではない。今、『文春』が躍起になって不倫を扱っているのは、結局、法に引っかからないからですよ。不倫報道に関しては、昔から今に至るまでずっとグレーゾーンのまま進んでいるんです。 肉は斬るけど骨は断たない。「前忠的」芸能取材の極意 ──芸能スキャンダルに関しては、世論がどう反応するかということも大きいのではないですか。「さすがにマスコミもやりすぎだろ」という声が大きくなれば、そこに大義はなくなるわけですし。 前田 「歌は世につれ、世は歌につれ」じゃないけど、世の中の声というのは時代によって変化していくものなんです。結局、国民に共感されたらOKということなんでしょうね。政治だってそうじゃないですか。今だったら大問題になるような発言を、昔の政治家は平気でしていましたから。世間もそれを見過ごしていましたしね。僕自身、「どうしてもそれは許せない!」と詰め寄られて、坊主になったことが2度あります。 ──自分がミスを犯して、視聴者や局側に反省の意を示した?
個人が損害賠償責任を負う場合に利用できる個人賠償責任特約ですが,これが適用されないケースも存在します。 まず,この特約は他人の身体や物に損害を生じさせた場合に適用されるものですから,他人の名誉を傷つけた場合等には適用されません。 また,故意によって負う損害賠償責任については,保証の対象外とされるのが一般的です。たとえば,わざと他人の物を壊した場合等がこれに当たります。 更に,「他人」に損害を加えることが必要ですから,同居の親族に怪我を負わせた,同居の親族の物を壊した,という場合は,保証の対象外になります。 3.離婚する場合に個人賠償責任特約は使える? 離婚する場合でも,お金はたくさんかかってしまいます。財産分与も必要ですし,交渉をするために弁護士に依頼すれば弁護士費用もかかってしまいます。この費用についても,個人賠償責任特約の保証の対象なのでしょうか。 これまでお話ししてきたように,この特約は,他人の身体や財産に損害を与えてしまった場合の賠償責任に備えるためのものです。離婚する場合に生じる財産分与や弁護士費用等は,保証の対象には含まれないでしょう。 ただし,離婚する場合に,配偶者から慰謝料の請求をされる場合があります。たとえば,不貞が原因で離婚をする場合,配偶者から不貞によって被った精神的損害に対する慰謝料として,金銭の支払いを求められる場合等です。配偶者に損害を与えているのですから,個人賠償責任特約の出番なのでしょうか?
後遺障害から見る慰謝料・損害賠償の計算方法|損をしないために知っておくべき計算基準と請求方法
もし被害者が後遺障害を認められた場合も保険会社がその分も支払ってくれるのか? 教えてください。お願いします。 568646さんの相談 回答タイムライン 弁護士ランキング 大阪府6位 タッチして回答を見る > このようなケースは、治療代と交通費は保険会社から支払われる私なりに思いますが、約3ヶ月半の通院の場合の慰謝料額は被害者が提示した150万を保険会社が支払ってくれるのか? > もし被害者が後遺障害を認められた場合も保険会社がその分も支払ってくれるのか?
個人賠償責任保険による慰謝料の計算と交通事故による慰謝料の計算はそもそも違い... - Yahoo!知恵袋
公開日:2019. 12. 27 更新日:2021. 7. 27 弁護士法人プラム綜合法律事務所 梅澤康二 弁護士 『損害賠償』と『慰謝料』はよく混合して認識されやすいですが、正確には意味合いが少し異なります。損害賠償が請求できても慰謝料の請求はできない状況もあるので、加害者に金銭を請求する際には、事前にその違いについて理解を深めておいた方が良いでしょう。 この記事では、交通事故における損害賠償と慰謝料の違いについてご紹介します。加害者との示談交渉の際にお役立ていただければ幸いです。 損害賠償請求 が得意な弁護士を探す ※相談料 無料 ・着手金 無料 ・完全成功報酬 の事務所も多数掲載!
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個人賠償責任保険の相手との交渉(示談交渉)をしてくれるサービスが付いていることは確認必須です! 個人賠償責任保険を使いたくて保険会社へ連絡したけど、保険会社は相手と交渉できないって・・・個人賠償責任保険は保険会社は相談しかのってくれないの? 個人賠償責任保険加入 相手に骨折を負わせてた慰謝料額 - 弁護士ドットコム 交通事故. 個人賠償責任保険は、保険会社によって相手方と交渉してくれる(示談交渉)サービスが付いていない場合もあるんです! 示談交渉サービスが付いていなければ、保険会社は相手方と交渉が出来ません。 その場合、相手がどんな人でも相手の損害程度が大きくても、 個人で直接話合いを進めなければならない のです。 子どもが起こす事故に対して個人賠償責任保険に入っている場合でも、 示談交渉サービス を 付けることを強くお勧めします。 個人賠償責任保険に示談交渉サービスが付いている場合、保険会社が相手と示談交渉をする、個人で相手と直接交渉する、事故の時にどちらでも選択できます。 相手方と直接話しを進めている途中に、保険会社に示談交渉を変わってお願いすることもできます。 個人賠償責任保険 は、自動車保険や火災保険、傷害保険等に付けていることが多く、1つの家庭で 複数入っている 場合もあります。 加入している個人賠償責任保険に示談交渉サービスがついていない場合は、 相手との交渉状況 相手からもらった見積り費用 相手からの要望等出てきたとき等 保険会社へ相談しながら進めていってください。 見積り費用が妥当な金額であるのかどうか確認はしてくれますよ! 複数の個人賠償責任保険に入っている時は、示談交渉サービスが付いている保険があるのか確認してみてくださいね。 まとめ お友達との事故やケガが起きた場合でも、まずは保険会社へ連絡をしましょう。 個人賠償責任保険が使えるのか、この後は何をした方が良いのか指示を仰ぐことが大切です。 保険会社(代理店)へ事故の報告をする 壊れた物の写真やケガした人の情報があれば提供する 保険会社へ示談交渉を任せるかどうか検討する 結果として保険を使うかどうか決める 保険会社へ相手方と交渉(示談交渉)を任せた時でも、金額が出てから保険を使う、使わないを決めることが可能です! 個人賠償責任保険の良い所は、保険を使っても次年度以降の保険料等への影響がないところです。 保険で支払った金額の大小によっても、次年度以降の保険料等への影響はないので、安心して使ってみてくださいね。
保険が使えるとわかった場合、保険会社へ交渉を任せる場合は 保険会社から連絡入る旨 を相手へ必ず伝えましょうね! 事故相手に保険会社こんなことを確認します! 保険会社は相手へ下記のことを聞きながら、今回の事故でどのくらいの弁償代・治療費がかかるのかを確認していきます。 修理代がもう出ているのか? 修理ができそうなのか? 怪我の場合通院はしているのか? 怪我の程度はどうなのか? 立替は発生しているのか? 物の場合、修理が出来る状態であれば基本的には修理費用を相手へ支払うことで解決となります。 分かりやすい例 を出すと、 「子どもが自転車で他人の車にすり傷を付けてしまった」 なんて時は、 車の修理費用 ですね。 相手が修理工場で車の修理見積りを取る 加害者が立て替えて保険会社へ請求をするOR保険会社が直接修理工場か相手へ修理費用を支払う 一般的には、こんな流れで解決となるケースです。 保険会社を間に通して示談交渉をしている場合は、保険会社が車の傷の状態や修理内容について修理工場と打ち合わせをするので、異常な金額を請求されることはありません。 相手と直接交渉している場合、相手の出してきた修理見積額を支払ってもいいのよね? 支払ってもいいのですが、支払う前に、必ず保険会社へは相談してください! 個人賠償責任保険による慰謝料の計算と交通事故による慰謝料の計算はそもそも違い... - Yahoo!知恵袋. !全額保険から出ないこともあるのです。 このケースの場合、 相手方の修理費用が全額保険から出ない ことについては、次で説明していきます。 全額補償されない?その時の価値によって保険で補償できる範囲は異なる 保険会社連絡をする前や、子どもの親同士の知り合いのために直接相手とやりとりをしている時は特に注意が必要なんです そんな時こそ、 保険で全額補償がでない なんて ことが起こりうるんです。 例を出して説明していきます! 子どもが自転車で他人の車を傷つけてしまい、修理見積り30万円。 修理費用を相手(修理工場)へ修理費用30万円支払った。 事故については修理費用を弁償し、すでに解決済み。 大きな出費だったので、 30万円について保険を使いたい と考えた。 保険会社へ連絡したところ、価値が10万円しかない車なので、 10万円しか払えない と言われた。 実際に支払った金額の 30万円 ではなく、 10万円しか 保険では払えないといわれてしまったという状況です。 保険会社の払い渋り?保険会社の不払いでは?なんで全額もらえないの?