シャーロック ホームズ まだら の観光
ホームズは"That and a tooth-brush are all that we need. タモリのシャーロック・ホームズ●まだらのひも● A面 - Niconico Video. "と言ったのです。 " a tooth-brush"です。 つまり持っていく歯ブラシは一本だけです。 まさかの 共用歯ブラシ !? と邪推してしまいました。 とってもどうでもいいそれだけの話なのですが、ビミョーに気になるポイントでもある( ヴィクトリア朝 の歯磨き事情ってどんなものだったのだろう? )。 でもホームズは「必要な物はこれで全部だろう」と言ったものの、実はステッキを持って行っていたので、単純に"a tooth-brush"は お泊まりを表す暗喩の表現 だったのかもしれません。 とはいえステッキは当時の人にとっては衣服と同じように身につけるものだったとか聞かないでもないし、そういうものをわざわざ準備するものの一つとして挙げる必要がなかったとも考えられるかもしれません。 そうなるとステッキを持って行っていることを根拠に 「歯ブラシ共用説」 を捨てるのはまだ早いだろうか? これを読んでいらしてる英小説に詳しい人、または当時の英国文化に詳しい人、どうか教えてください。 次回は親指を切断された男の奇妙な体験。『技師の親指』です。
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- サウンド・ミステリー シャーロック・ホームズ 「まだらの紐」 - YouTube
- 『まだらの紐』-「シャーロック・ホームズの冒険」を読んでみた。【全体のあらすじと考察】 - 筆林
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サウンド・ミステリー シャーロック・ホームズ 「まだらの紐」 - YouTube
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爬虫類の蛇をミルクで飼育していた、蛇はミルクを飲んだり舐めたりしません。 呼び鈴の紐を伝って降りてきた蛇をホームズはムチで叩きます、話の中で蛇は引き返しますが、普通ならその場に落ちます。 蛇を操るのに、口笛を吹いていたようですが蛇に聴覚はありません、つまり口笛は聞こえません(厳密に言うと、耳孔や鼓膜は退化しました)。 このように、おかしなところが沢山あります。しかし、 シャーロキアン はそこを逆手に取ることもあります。 実は、この物語は、ヘレンが義理の父を殺そうとして企んだ事件だったのです。だって、状況は誰が考えてもおかしいでしょう。ベットの固定も、通風口も、呼び鈴も、結婚近づいたら急に部屋を移されたことも。普通の大人なら少し考えれば分かります。初めてなら分らないかもしれませんが、2年前に姉が死んでいるのです。ヘレンは、知っていたのですロイロットが考えたトリックを。そこで、そのトリックを使って逆に完全犯罪を企みホームズを利用しました。それが、この「まだらの紐」と言う作品に隠された意図です。 まあ、他にもいくつかの異なる解釈はありますが、一番面白いのはこのヘレンによる完全犯罪説です。 こんなことをまじめに考えて発表している人達、それが シャーロキアン です。
『まだらの紐』-「シャーロック・ホームズの冒険」を読んでみた。【全体のあらすじと考察】 - 筆林
怪奇で面白くはあるものの、その一方でちょっと 突飛な話 になってしまうのは仕方の無いことかもしれません。 ベルの紐繋がってないことに気づけよ! とヘレンにつくづく言いたいです。 継父も気づかれる可能性は考えなかったのでしょうか? 気づいてもまさか理由までは分からないだろうからよかったのだろうか。 実はヘレナは継父の奸計に気がついていたので 逆にホームズを使って継父を陥れようとした だとか、 姉の死因は病気だった だとかっていう説をどこかで見かけたことがあります。 もしそうだとしたらホームズはとんだピエロという事になりますね。しかしそうだったとしても、ホームズはそのことまで考えているはずだと思いたいものです。 お泊まりに持っていくもの "An Eley's No. 2 is an excellent argument with gentlemen who can twist steel pokers into knots. That and a tooth-brush are, I think, all that we need. " ――「エリー・No2(ワトスンの銃)は火かき棒を捻り潰してしまうようなお方にはいいお喋り道具だ。そいつと歯ブラシ、まあ必要なのはこれで全部だろう」 屋敷に向かう前にやっておくことをホームズが確認するシーン。 要は 銃と歯ブラシ を持っていこう、と言っているわけですが、何だかちょっと小骨が喉に引っかかったような ビミョーな違和感が ……。 この後出かけたホームズたちはまず屋敷を見に行き、それから宿をとって屋敷を見張り始めます。そしてヘレンの合図が出たら、屋敷に潜入する手筈なのでした。 合図を待つ間にホームズはワトスンに推理を披露し、それが一通り言い終わると、 "……. But we shall have horrors enough before the night is over; for goodness' sake let us have a quiet pipe and turn our minds for a few hours to something more cheerful. サウンド・ミステリー シャーロック・ホームズ 「まだらの紐」 - YouTube. " ――「……。だが恐ろしい話は夜が明けるまでに充分味わえるよ。ゆったり煙草でもやろう。そして今のちょっとした時間はもっと元気のつくことを考えようじゃないか」 この「元気のつくこと(to something more cheerful)」は特に作品中では言及されていませんが、恐らく食事を摂ったのだろうと私は考えています。 で、ここで屋敷を見張りながら食事を終えると、さっき言った 「歯ブラシ」の出番 になる訳ですね。 でも気づきましたか?
犯人は誰? 犯人はロイロット博士。 亡き妻が残した遺産を、嫁ぐ継娘たちに分け与えるのを渋っていた博士は、殺害することを決めたのだ。 ホームズは、侵入してきた蛇をステッキで打ち負かすと、蛇はもと来た道を戻り、博士を襲った。毒蛇に噛まれた博士は絶命する。 事件その後 ホームズとワトスンは、ヘレンを叔母のもとに送り届けた。 その帰り道、ホームズはワトスンに、事件の種明かしをする。 ジュリアが「まだらの紐」と表現したのは、実は博士が飼っていた毒蛇のこと。 ジュリアの部屋と続いている排気口に蛇を放ち、放たれた蛇は、紐を伝ってジュリアを襲った。 しかし、ヘレンの殺害を試みた時は、ホームズによって、毒蛇は撃退された。 攻撃性が増した毒蛇は、最初に目についた博士を襲ったという訳だ。 ヘレンやジュリアが耳にした口笛は、博士が蛇を呼び寄せる合図であり、ガチャンという金属音は、金庫のドアの音である。 この記事も読まれています
Should it prove to be an interesting case, you would, I am sure, wish to follow it from the outset. I thought, at any rate, that I should call you and give you the chance. " 「いや / 依頼人だ ◆ どうやら / 若い女性が大変な興奮状態で到着し / 僕に会わせろとしつこく言い張っている ◆ 彼女は居間で待っている ◆ いいか / 若い女性がこの大都会をウロウロしている / 朝のこの時刻に / そして眠い人々をベッドから叩き出している / これは多分 / 何か非常に切迫したものが彼らの意見交換を必要とさせている ◆ もしこれが面白い事件だとすれば / 君は / きっと / 最初から追ってみたいと思うだろう ◆ 僕は考えた / 一応 / 君のところに行ってチャンスを与えるべきだと」 "My dear fellow, I would not miss it for anything. " 「それはありがたい / 何があっても見逃すわけにはいかないな」 I had no keener pleasure than in following Holmes in his professional investigations, and in admiring the rapid deductions, as swift as intuitions, and yet always founded on a logical basis, with which he unravelled the problems which were submitted to him. I rapidly threw on my clothes and was ready in a few minutes to accompany my friend down to the sitting-room. A lady dressed in black and heavily veiled, who had been sitting in the window, rose as we entered. 私にはそれ以上に魅力的な喜びはなかった / ホームズの職業上の捜査を追いかけること / そして彼の素早い推理を賞賛すること / 直感のように目にも止まらぬ速度で / それにも関わらず論理的な基礎に根差している / それを元に彼は与えられた問題を解決する ◆ 私は急いで服を身に付け / 数分で準備を整えて / ホームズと一緒に居間に下りていった ◆ 黒い服に身を包み厚いベールをまとった女性が / 窓口に座っていた / 我々が入ると立ち上がった "Good-morning, madam, " said Holmes cheerily.